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寄稿 :   小野千穂 Ono Chiho

エッセイスト、翻訳家。
熊本市出身。米国、中近東、カナダ、中国を経て現在ドイツのヴィースバーデンにドイツ人の夫と二人(と一匹)暮らし。
目下、日本から犬猫の殺処分をなくすことを目標に活動、執筆。
趣味は料理、野山歩き、映画鑑賞。
http://www.onochiho.net/
翻訳書の一冊である
            
「ペットたちは死後も生きている」(日本教文社)
25刷のロングセラー(2013年6月現在)
著者ハロルド・シャープは、人々と動物をこよなく愛した有名なイギリス人スピリチュアリストです。
彼は、ペットを亡くした人やペットロスで苦しんでいる人たちのために、この本を書きました。
ペットたちが天国でどのように暮らしているのか

そしてペットとの絆は死を超えて、私たちと愛によってつながっていることを教えてくれます。
書かれてから半世紀以上たった今日でも読み続けられている超ロングセラーそしてベストセラーですが

今後も、時と次元を超えて、私たちの心を慰めてくれることでしょう。

 

 


今年は「買わずに引き取ろう」を広めたい!2017年1月4日

  みなさま、明けましておめでとうございます。

一日も早く殺処分のない日本になってほしい。元旦の朝、私は日本の神様にお願いしました。

 

さて今日は、ドイツ(の村)から犬情報、最新版をお届けします。

最近は国外から連れて来られた犬がめっきり増えました。ルーマニアをはじめとする東欧の犬が多いようです。多くの愛護団体が、「買わずに、引き取ろう!」キャンペーンを行なっています。

近所のAさんもその一人で、これまではミュンスターランダーという、ドイツでは非常にポピュラーな猟犬種にこだわりがあって、いつもブリーダーから買って育てていましたが、最後の愛犬が天国に旅立った後は、大きなむく犬を引き取りました。どこから見てもミックスです! 聞くと、娘さんがルーマニアのティア・ハイム(動物保護施設)にボランティアで行った際、引き取って来たのだそうです。

百メートル以内の近所だけでも、3頭のルーマニア出身のワンコがいます。みんな、昔、ストリートドッグだったせいで、他の犬との協調性があって、性格は穏やかで飼いやすいそうです。

 

 

       保護団体は繁殖屋からも要らなくなった犬を引き取る

私のところには、ジャックラッセルテリア系が3頭、出入りしています。1頭は純血種のジャックラッセルテリアですが、ほかの2頭はシーズーとのミックスです。ミックス犬のおもしろさは、両方の犬種が入り混じっているから父犬に似るか母犬に似るかで全く異なった外見になることですね。でも、ドイツ人が小型犬の子犬をほしがる傾向を利用して、悪徳繁殖屋が後を絶たないのですよ。ミックス犬の子犬はドイツで高く売れる、という悲しい事実があります。買う人がいなければ繁殖屋も犬を商売に使うこともないでしょうけど。

写真のサンタクロース帽をかぶった「マイカ」もそんな悪徳繁殖屋で飼われていたのです。お産できなくなった犬は当然、お払い箱。ドイツの保護団体はそのような繁殖屋に何も追及せず、説教を垂れることもなく、お払い箱になった犬を無条件で引き取り、保護します。(製薬会社が実験に使ったビーグル犬をお払い箱にするときも、同じ方法で保護団体が引き取ります)。

「買わずに引き取ろう」というキャンペーンが日本でも浸透してほしいですね!

 

犬のプール解禁日がやってきた   2016年9月24日


みんな犬と一緒!


なかなか上がれない、助けてよ、パパ!



さ、ボール投げるよ!



プールから上がるのが一苦労!



ワンコのプール日!



来年も泳ぎに来ます…
 

来週の土曜日は犬もプールに入れる日だから行きましょうよ、
とドイツ人の友人に誘われて、マインツ市の郊外トレブールという町が経営するプールに行って来ました。

実はそう期待していなかったんです。
プールサイドや芝生で日光浴をする人の横にお供してきた犬が横で寝転んでいる、そんな光景を想像していました。ところが!

人間6ユーロ、犬2ユーロ支払うと、領収証ではなくて、ウンチ袋を1枚くれます。それが何か、可笑しかったです。

そして中に入った私は目の前の情景に圧倒されて(そして幸福すぎて)しばらくのあいだ、呆然。

な、な、なにこれ?! いっぺんにこんなたくさんの犬、見たことない!

どこを見ても犬、あらゆる犬種、あらゆる大きさ、グレートデンもいれば、ジャーマンシェパード、ハスキー、レトリバー、
ハウンド系、ピットブル(!)、チワワ、ダックスフント、テリア系、そして一番多いのはやっぱり雑種かな。

犬が好きな人にとってここは天国だと思いました。ティアハイムとは違ってここには幸せそのものの犬たちで溢れかえっているのですから!

パラソルの下でお茶する飼い主の足元に寝そべる犬、数頭で駆け回っている犬たち。フリスビーを追いかける犬たち。プールのあるほうではもっと多くの犬たちが走り回り、プールに飛び込む、スーイスーイと泳いでいる(まるでカワウソか、オットセイみたい!)、ボールを追いかけて飛び込む……。

これぞ犬の楽園!

どの犬もパパやママの顔をキラキラ輝く目で見上げ、パパやママも「我が子」が愛おしくてたまらないようすで、写真を撮る人、犬かきで泳ぐ犬に付き添って水の中を歩いている人もいます。中にはウォータースライドから犬と一緒に滑って水しぶきをあげる人も。

この日はプール最終日で、それならば犬に開放しようということらしいのです。

犬の安全のためにカルキなし。もちろん泳いでいる人もいましたが、全員犬連れです。犬開放日に犬なしで泳ぎに来る人はさすがにいないようです。

友人の犬はヴィルマという名前のジャックラッセルテリアで、友人がボールを投げるとそれを取りにソロソロとプールに入ります。プールには犬が出入りやすいように板が設けられていました。本来、大人用のプールなので、出入り用の階段はあるけれど犬には深すぎます。大型の犬でもなかなかプールから上がれない犬もいて、飼い主が引っ張り上げていました。

私が日中預かっているミックス犬のマイカは保護施設から来た子で、基本的に人間嫌い、他の犬も嫌い、もちろんプールも知らないわけで水に近づきません。今回は見ているだけでしたが、来年は私も水着を持って行って一緒にプールに入り、マイカに泳ぎを教えようかな、と思っています。






私(マイカ)の写真日記です!  2015年9月13日


公園の湖を見るのも初めて。
何でも初めてのマイカ。


繁殖屋のもとで生まれてから5年間もただただ人間の金銭欲のために子犬を生産し続けなければならなかった犬、それがマイカだ。そのような犬を家族に迎えるとはどういうことか。
子犬から育て始めるのとは違う、ストリートドッグとも違う、ということをマイカによって思い知らされている。

マイカは始めから人間を全く信用していなかった。
どのような過去があったのか具体的にはわからないが、ひとつはっきりしているのは、この犬が愛を知らなかったということ。呼ぶと来ることは来るが、びくびくオドオドと姿勢を低くしたまま、そっとやってくる。悪いことを何もしていないのに、ゴメンナサイ、ゴメンナサイ、と謝っているかのごとく。

引き取ったときにもらった注意書きに、「悲しい過去を持つ犬です。何をしてもどうぞ叱らないでください」とあったのだけど、書いた人の意味がわかるような気がする。
自由の身になって、ママと呼べる人ができた。これからは、幸せだけを感じて生きていってほしいと思う。

先日マイカの家を訪ねたら、初めて、本当に初めて、尻尾をパタパタと振って歓迎してくれた。
私はマイカをよく預かるのだが、マイカはなかなか心を開いてくれない。
じっとママが迎えにくることだけを待っている。
幸い、今では「ママは必ず迎えに来る」とわかっているようだ。

マイカのママは介護の仕事をしている。最近はどの介護施設、どの個人宅に行くのもマイカと一緒だ。
お年寄りたちは首を長くしてマイカを待っているそうだ。

 

 

私(マイカ)の写真日記です!  2015年6月8日

ママとカフェに行くのが大好き。レストランにも一緒に行きます。レストランの
人は私にお水を持ってきてくれます。


彼女(犬のほう)は、私の親友。エミっていう名前の、シーズー、ジャックラッ
セルテリアのミックス犬。シーズーの血が勝ってますね。ちなみに私マ イカ
は、ジャックラッセルテリアのほうが勝ってます。エミと同じ、シーズーミック
スなんですが。お顔がだいぶ違うでしょ。

バーニーズに向って、シャーッと歯をむいている私。バーニーズのお姉さんはや
さしくて、私がそんな顔してもニコニコと見るだけでした。

ママ、これ床に落ちてたんですが、何ですか?丸くてコロコロしていて、何かお
もしろそうなんだけど。
こっそり教えます。(答:テニスボール。マイカはボール遊び知らなかったんで
す。)

ああん、気持ちいいったらありゃしない。ママ、もっとやってよブラッシング!
マイカの恍惚タイム。

え?今何て言った?あたし少し太った?

 

 

私はマイカ  2015年4月12日

  5年目にして自由になりました!

  
  私はママのおひざに乗るのが大好き!

 初めまして、私の名前はマイカ。ドイツの動物愛護団体にレスキューされて新しいママを見つけたばかりの5歳のシーズー・ミックスです。本当はマイケという名前を愛護団体につけてもらっていたんだけど、ママのおとなりさんにすごく無愛想な人間の女の子がいて、その子マイケっていう名前なので、私の名前をマイカと変更した、というわけ。

私はドイツの悪徳繁殖屋のもとで生まれて、愛護団体にレスキューされるまで、ホルモン
注射をされ続け、子犬をどんどん産ませられたのです。私の知る世界はオリの中だけでした。

動物愛護が発達しているドイツにもいるんです、お金儲けのために高いお金で売れそうな犬種をこっそり飼っては売る人が。この愛護団体は、悪徳繁殖屋がもう子犬を産めなくなった犬を自分たちで殺さないように、繁殖屋が不要になった犬を無条件で引き取っています。え? 警察が取り締まらないのかって? 犬を繁殖することは法律違反ではない。散歩させない、エサを与えない、などのいわゆる「虐待」は法律違反だけど、私みたいな小型犬だったら、人里離れた一軒家で飼えば絶対に外にはわからない……。どこにでもいるんです、犬はお金儲けの手段としか思っていない人間が。そういう人は警察で取り締まったとしても、又別のところで同じことを
する。

だから、愛護団体は悪徳繁殖屋とわかっていても何も問わずに引き取るのです。
そうしないと要らなくなった犬たちは闇に葬られてしまう可能性が大ですから。

 

             調査員が未来のママの家をチェック

  
 
ママになる人が私を引き取るための書類に署名しているところです。

レスキューされてからは一時的にボランティアのファミリーに預けられていました。
私の写真がホームページで紹介されてわずか1週間で、問い合わせの連絡が入ったんです。
その人が私のママになる人でした! スペインの動物ホームからドイツに連れて来られたミックス犬ティミーくんが19歳で天国に逝って半年近くたち、次の子を迎えたい気持になったのですって。

「こんなにたくさん書類!」と、未来のママはテーブルに並べられた書類の束に目を丸くしていました。ドイツでは、引き取り人の調査を徹底的に行います。問い合わせの段階においても十何枚かの書類に記入しないとならなかったそうです。それに、前の日には調査員が未来のママの住居をチェックしに来て、「合格」。

ボランティアのファミリーには、同じ保護団体から来たマルチーズもいました。その子はすでに新しいファミリーを見つけた後で、数日以内には引き取られていくそうでした。

                    <続く>

 

カナリー諸島のラ・ゴメラ島では犬も猫もオットリ系  2015年3月20日

    

ホリディも犬連れで。
カナリー諸島のテネリファ島では足の長いグレイハウンド系をよく見かけます。
(飼い主のほうも脚長!うらやましい・・・・・)



たくさんのドイツ人が、長くて暗い冬を逃れて大西洋のアフリカ沖に浮かぶカナリー諸島(スペイン)に飛びます。この欄でも時々カナリー諸島のことを書きましたが、今回はその中でもちょっと不便なところに位置するゴメラ島からの動物報告です。

険しい山々の間にひっそりと息づく村があり、雄鶏の時をつくる鳴き声があちこちから聞こえて来ます。山はもともと火山が爆発してできたゴツゴツ岩山ばかりですが、高地は月桂樹(ローレル)の森に覆われて、昼間でも暗い森の小道を歩けば、妖怪やキツネが出そうですが、幸い危険な動物はいません。日本で見かけるような小さなトカゲがチョロチョロどこにでもいました。

小さな島のいいところは、動物たちが割と幸せに暮らしていることでしょうか。スペイン本土や大きめの島では動物愛護など聞いたことないような人がいて(まあどこの国にもいますけど)、猟犬を10何頭も狭いオリの中で飼っている現場を何度も目にしてホリディ気分はたちまち急降下してましたが、このゴメラ島にはたぶん狩る動物もいないのでしょう。私の見た限りではそのような犬の飼い方をする人はいませんでした。

カナリー諸島はどこへ行っても、「ここはドイツ?」と思うくらいドイツ人が多いのですが、ゴメラ島もドイツ人だらけ。いえいえ、悪い意味ではありません。だってドイツ人が出没する場所では動物愛護が存在するのだもの! 

何となくそのへんをうろついている猫たち、夕方になるとエサやりをしているドイツ人とスペイン人が何人もいました。エサやり場所が決まっているようです。エサやりの人たちの格好から見て、島の住人のようでした。ということは、猫たち、避妊手術もしてある、と思います。そうでなかったら、次回ゴメラに行ったらネズミ算式で猫が増えていることになりますね。

 

ゴメラ島は多くのドイツ人ヒッピーが住んでいて、犬連れも多くいました。気候は春と夏しかない亜熱帯ですから、着る物も多くは必要ないし、暖房もいらない。石造りの簡単な家屋はドイツの何分の一かの値段で借りれる。寒いドイツで高い家賃を払いながらあくせく働くより、ゴメラ島で手作りのアクセサリーや手芸品などを売って気楽に生きることを選択した人たちです。

そういう環境だと犬もオットリ型になるらしく、ほとんどが放し飼いの犬たちはケンカもしないし、吠えないし、木陰で寝そべっています。ビーチには犬の持ち込み禁止の立て札があっても、犬は立て札読めなくて、波と戯れているし、犬連れで寝そべっている人もいるけれど、誰も文句言わない。いいですね、こういう「まあ、そうガミガミおっしゃいますな」式は。南仏でもスーパーに堂々と犬連れで入って行くフランス人マダムを見て、「おおっ!」と思ったけど、スペインだって負けてはいませんね。ラテンはその点好きだな。これで動物愛護が徹底して闘牛と犬の殺処分が廃止されたら大好きな国になるのだけどネ

 

 

沈黙は金……ではありません 2015年2月18日

 

アンゴラうさぎ毛製品にNO!

動物愛護団体や活動家の強い抗議がついに聞き入られ、世界中にチェーン店のある有名ファッション会社がついにアンゴラうさぎの毛を使った衣料の生産を中止することになったそうです。バンザーイ! 動物愛護協会のPETAという団体が、「中国で生きたまま毛を抜かれて苦痛で大きな鳴き声をあげるアンゴラ
うさぎの動画」を発表したおかげです。

実は私も以前、フワフワのアンゴラ毛入りセーターや、靴下などを見るたびに、「アンゴラうさぎの毛は羊毛と同じようにバリカンで刈る」と思っていました。しかし、数年前どこかで、「アンゴラうさぎの毛は残酷な方法でむしりとられる」と知ったのです。以来、「アンゴラ100%」「アンゴラ混紡」などと書かれたセーターや靴下は買わないことにしていました。それにしても、板に引き伸ばされたうさぎから毛を抜いていたとは! 前にここで書いたように、同じ理由でダウン入りのジャケットもボイコットしています。水鳥の羽毛も、肉として屠殺される前に数回、活きたまま引き抜かれるので。アヒルやガチョウの苦痛を思うと、とてもではないけど着ることはできません。

このように、世界の大手メーカーが動物愛護に注目すれば、動物愛護の世界に大きな前進をもたらす、ということですね!これは大きな希望の光です。

そして、動物たちの苦痛の叫び声が聞こえてくるようなファッションが時代遅れになる日の到来は私たち消費者にかかっている、といういい例だと思います。たとえば、今日、ヨーロッパでは高い意識を持った女性は毛皮コートを着ません。まだミンクのコートに執着している女性とは、「数十年前、大枚をはたいて買ったから」という理由で、肩がこるくらいずっしり重いのにガンバッテ着ているおばあさんが多いです。第二次世界大戦後の貧しいドイツを生きた女性はミンクの毛皮を着ることに憧れていたようです。もしくは、成金国家から来た、化粧のやけに濃い若い女性で“お金はあるけど頭の中は……?”タイプのどれかのようですよ。

       
      動物愛護の活動家はベジタリアンが多いようです。
これは台湾の、ベジタリアンお寿司。


こんな漁法もあります……。(ミャンマー)
効率は悪そうですが、その日に食べる分は何とか捕れるようでした。

 

        ドイツのディスカウント大型スーパーの新しい取り組み

ある有名なディスカウント・スーパーのチェーンも、これからは動物愛護の精神にのっとった販売を目指すつもりであることを発表しましが、これも動物愛護の活動家や市民が抗議し続けた結果です。

将来は―――

玉子: すべて平飼いの鶏のもので、玉子そのものだけでなく、材料に玉子を
    使った菓子やパンやパスタ類も平飼い玉子を使用する。

あらゆる皮革製品、部分に使われる場合を含む。靴も。材料の生産国も明確にする。国外であってもドイツの動物愛護基準を満たしていること。

: 家畜が十分な空間で、動物愛護の条件を満たす環境で育った家畜で
   あること。

: 自然を考慮した漁法であること。

 

ただし、スーパー側は、「動物愛護と安価は両立できないので、消費者が安価を第一にしていては動物愛護の徹底は難しい」と述べています。このチェーン店の売りは安価であること。そして、食料品だけでなく、数週間ごとに衣料品や、家具類や、日用品も内容を変えて販売して、ドイツで大成功している人気チェーンです。

このような大企業が動物愛護について新しい政策を発表するに至ったのも動物愛護の活動家や市民の声が届いた証拠だと言えるでしょう。

「私ひとりだけがああだ、こうだ言っても、誰も聞いてくれない」はもうおしまいにしましょう! 友達や家族や同僚といっしょのときに話してみる、インターネットで意見を発表する、企業に手紙を書く……。私たち一人ひとりの声が、いつしか大きな波になる日が来ることを信じて。

 

犬のいない生活なんて…… 2015年1月30日

19歳の愛犬ティミー君を見送った後、飼い主のレギナさんは会うごとに、「さびしい。生きる目的を見失ってしまったみたいで毎日がむなしい。」と泣いていましたが、三ヶ月たって、次の犬を迎える心の準備ができたようです。私も暇さえあれば、どの収容施設にどんな犬がいるか知りたくて、候補犬を探しだしてはレギナさんにメールする毎日。

条件は、「あまり吠えない、おとなしい犬。体重5キロ以内、年齢は5歳ぐらいの成犬」です。というのも、彼女は頚椎を悪くしたことがあり、アパートの2階に住んでいるので、犬が病気にかかったり、高齢になったとき、5キロ以上だと抱えて階段を上がれない、という理由からそういう条件を付けました。
     

      地元のティアハイムにはこんな大型犬が多数収容されています。

         たくさんの犬がドイツに送られて来る

ドイツにはティアハイムと呼ばれる収容施設がどの町にも何ヶ所かありますが、フォスターファミリーのところで、誰かに引き取られるまでの期間を預かってもらう方式も一般的になりました。ティアハイム式では、一頭か二頭ずつ庭付きの小屋に入れられていて、毎日ボランティアの人が散歩させてくれます。フォスターファミリー形式だと、愛護団体が救出した犬を一時預かってくれるファミリーのところに犬を送るかたちで、犬は人間や他の犬たちと家の中で暮らすことができ、
社会性も身につくということで、私はこれこそ理想の方法だと思います。

何はともあれ、私はルーマニアを始めとする東欧諸国から連れて来られた犬を斡旋する団体とコンタクトを取ってみました。そこでベルニーというダックスフントのようなミックス犬を見つけたからです。ドイツのフォスターファミリーに送るための費用は一頭70ユーロ(約1万円)で、「誰かがベルニーのためにと40ユーロを寄付してくれたが、あと30ユーロ不足している」ということだったので不足分を送ると、「近いうちにベルニーをドイツのボンのフォスターファミリーに移送する」というメールが来ました。

しかし、その後、ベルニーの体重は11キロとわかり、レギナさんは諦めざるをえなくなりましたが。ダックスフント系はドイツ人が大好きなタイプですし、小型なのですぐに新しい家族が見つかるでしょう。

ルーマニアやブルガリアなどの東欧やトルコなどでストリートドッグだった犬たちは虐待や殺処分を逃れ、ついに愛してくれる飼い主と巡り合ったとき、「全身全霊で感謝の気持ちを表す」そうです。

 

 

クリスマスのごちそうも、動物愛護で   2014年12月23日 

地鶏の玉子を買いましょう!
こんな環境なら、鶏さんたちもハッピーです。

ドイツのクリスマスにはガチョウや七面鳥のローストを食べるのが伝統です。
私も以前は、張り切ってずっしりと重い七面鳥にクルトンや野菜や栗を詰め込み、オーブンで焼いていた時期がありますが、もう過去のことになりました。第一、ガチョウは脂が半端じゃなく、専用の巨大なスポイドで焼いている間も脂を吸い取らないことには、器が脂であふれてしまうほどです。
苦労の割には、すばらしく美味しいという感想もなかったから、一度でおしまい。
脂肪の少ない七面鳥のほうが焼きやすいのですが、周囲に七面鳥の丸焼きを楽しみにしている人が全くいないので、これも、もうおしまい。我が家はもっぱら山盛りの野菜と魚の鉄板焼きがクリスマスイブのメニューです。

そのガチョウや七面鳥、どんなふうに育てられているのか、このごろテレビでよく放映しています。
ドイツでは身動きできない狭いオリに閉じ込めて飼うことは法律で禁止されていますが、それでも、狭いオリで飼われているのと同じではないかと思うほど、ぎゅう詰めなんていうところもあって、放し飼いは放し飼いでも、これは動物愛護上、許せません。

一番確かなのは、BIO(オーガニック)と証明されたものです。先日の新聞に、「BIOの証明のない国外のガチョウや七面鳥は買わないようにしましょう」という記事がありました。
今日ではドイツ中にオーガニックの商品だけ売る大型スーパーマーケットが数多くありますから、そこで買うのが一番確実です。オーガニックの店で売っている肉ならいっそう安全です。
家畜は広い牧場や、自由に歩き回れる環境で育てられ、昔と同じ、その家畜が食べるに最も適した自然な飼料が与えられ、成長ホルモンとも無縁、と思って間違いありません。

国外というのはドイツの場合、多くが東欧のことです。東欧では、EUの国でありながら、動物愛護の精神も実践もまだまだなのです。隠しカメラで撮影された東欧での状況を見ると、動物愛護からは程遠い段階で、目をそむけたくなるような悪条件のもとで家畜たちは苦痛の短い一生を終えるのです。
ドイツの安価な肉には、哀れな動物たちの事実が隠されていると言っていいでしょう。

日頃スーパーでいつもの肉を買うときに、動物のことを考えてみませんか。どんな畜舎で、どういう環境で家畜が育ったのか?
動物たちは身動きできない狭いオリの中で、太陽の光を浴びたこともなく、辛いだけの一生を送ったのではないか? 自然の中で、自由に走り回り、その動物らしく生きることができたのか? 

無関心が最も恐い。2015年は、私たちの犬や猫だけでなく、家畜たちのことも考える年にしてみませんか?

 

            

           老犬ティミーと安楽死    2014年11月21日
       
              「ティミーくん、愛をありがとう!」
       
みんなの人気者だったティミー
この欄にもたびたび登場したティミーくんを天国に送り出しました。
私たち夫婦の犬ではないとは言え、過去17年間、ほぼ毎日昼間はうちで過ごしていた上、飼い主レギナさんが2、3週間の休暇をとる間はもう完全にうちの犬でした。よく冗談を言っていたものです。「半分は私たちの犬だけど、どっちかしら、前半分? 後ろ半分?」
ティミーは2歳までスペインのスト リートドッグ、すなわち野良犬でした。ドイツの「サントリーニ」という愛護団体がドイツに連れてきて飼い主を募集したのです。レギナさんは前の犬を腎臓の 病気で亡くして、次の犬を探していたところに、「スペインから小型犬を2頭連れてきた」という情報を聞きつけ、フォスターファミリーのところまで見に行っ たのです。すると、かわいい犬とあまりかわいくない犬がいて、「じゃ、こっちを」と、かわいいほうを指さすと、「その犬は先ほど飼い主が決まりました」。 それで「あまりかわいくないほう」を連れ帰ったのです。その犬はダックスフントみたいに足が短く、胴はずんぐり、全体の9割が黒で、耳はと言えば片方立ち 耳、片方垂れ耳。
ところが、道行く人たちが口々に、 「わあ、なんてかわいい!」、「美犬ですなあ!」、「何という種類ですか」、「ちょっと撫でさせてもらっていいですか」と、賞賛攻め、質問攻め。レギナさ んも数日内に、どうしてこの犬のことを「あまりかわいくないほう」と思ったのかわからなくなったそうです。
スペインで臨時につけられた名前があったのですが(確か、コピコとかいう聞いたことない変な名前!)、新しいママからティミーと名付けられ、以来17年間、私たちだけでなく世界中の友人たち、近所の人たちから愛されました。
ティミーは人間に対してどんなこと があっても威嚇するというようなことがなく、近所の子供たちはティミーを撫でまわしていました。そして、何度か、いきなり他の犬から攻撃されたことがあっ たのですが、ティミーは抵抗する、という行動を取ったことが一度もありませんでした。夫はティミーのために何度、無抵抗ティミーにかみついた犬の飼い主と ケンカしたことか! 
一度は、近所の獰猛ダックスフント から脚を襲われました。リードなしで散歩させていた近所の女主人に厳重注意をした夫。ところが、そのマダム、注意されても相変わらずリードなしで、ティ ミーに3度もケガさせたのです。3度目についに怒りが頂点に達した夫は、ダックスフントの飼い主マダムに思わず、「次回、うちの子を襲ったら、おたくの 犬、殺しますよ!」と叫んだのでした!
(以来、飼い主マダムはつないで散歩させるようになったのですが、同時に、超フレンドリーになって、見かけるたびに遠くからニコニコと手を振る!「殺す、って言ってやったのに、一体どうなってんの?」と謎につつまれたのでした。)

              そして、ついに安楽死を選択
ティミーは幸せな19年を送った、 本当にラッキーな犬だったと思います。最後には、好物のミンチ肉を見せても興味を示さず、水も飲まなくなり、立ち上がることさえできなくなりました。それ で安楽死を選択しました。レギナさんと私たち夫婦は、「ティミーが食べることができなくなり、立ち上がれなくなったら安楽死を考えよう」と申し合わせてい たのです。
安楽死はドイツではごく普通に行わ れています。ほとんどの犬猫が最期は安楽死によって天国へ送り届けられます。ただし、人間の都合で健康な犬を安楽死させることは法律違反です。不治の病で 苦痛が伴っている場合、老衰で立つことさえままならぬ状態になった場合、苦痛から解放してやるのは私たち人間から愛犬への最後のプレゼントである、とドイ ツでは考えられています。(したがって、日本で行われている、不要になった犬猫を殺処分する、というのは安楽死とは違います。日本の、ガス室での殺処分は 窒息死であり、安楽死ではないのです)。
安楽死を飼い主が決心した段階で、かかりつけの獣医さんが家に来てくれます。
ティミーは眠ったまま、天国に旅立 ちました。ペット墓地に埋葬するつもりでしたが、獣医さんから、「庭があるのだから、庭に埋葬したらどうですか」と言われ、私の夫が庭にお墓を掘り、ティ ミーの「いらなくなって脱ぎ捨てた上着」を埋めました。花を飾り、毎晩ろうそくを灯しています。墓石には何と書こう、と考えているところです。おそらく、 「ティミーくん、ありがとう!」と記すと思います。
ティミーの魂は、呼べばいつでも私たちと一緒です。

 

 リスさん専用の新レストラン設置へ2014年7月7日

 

  ドイツのモダンアートはテーマが「森」・・・・・・?

 

 毎 日遊びに来ていたリスが猫に襲われた事件でガックリ来ていた私ですが、あれこれ考えたあげく、リス用の餌箱は高い位置に置くことにしま した。猫の通路に、余っていた高さ2メートルの木の格子を柵の代わりに置いてみたのですが数日後には又、あの猫が庭を悠々と横切っているではないですか。 私がテラスに通じるガラス戸を大きな音を立てて開けると、猫は一瞬立ち止まって「ケッ」という顔で私を見て、そのまま立ち去りました……。「動くものをつ かまえるのは自然なんだから仕方ないだろ?」とでも言っているかのように。

 さ て、今では高いところにあるライラックの枝 にリスさん専用のレストランを設置 してあります。中には毎回クルミをひとつだけ置きます。2個以上置くと、2個目からは土に埋めるので、危ない危ない。そんなときこそ猫に狙われやすいので す。リスは自分の頭ほどもあるクルミを埋めるのに一心不乱なので。

それに、彼らは植えたことを忘れて、庭中にクルミやヘーゼルナッツの苗木が顔を出すのですが、それって、自分たちの将来の食料を確保しようという計画なんでしょうか?

 また、リスは地面に落とした殻を新しいクルミと思って地面に降りてくる可能性もあるので、私は毎日殻拾いです。クルミを置く、水を換える、殻を拾う。どうも最近私の日課が増えたような……。

 リ ス専用ツリーハウス・レストランを2件設け たほか、芝生には夫が森で拾ってき た木の切り株を4段に重ねてその上に水飲み場を作りました。切り株は思いのほか重いので運んでくるのは大変でした。リスの水飲み場用に持って来たのではな く、植木鉢を置くはずだったのですけど、そうこうしているうちにそのチャンスを逃し、重ねたままで使っているわけです。客人はそれを見て、結構本気で「芸 術作品ですか」などと言うので笑っちゃいます。しかし、よくよく見ると、いっそのこと深い意味を持たせて出品してもいいかも?と思えるから不思議。自然と のコラボの芸術作品、なんちゃって。かわいいシジュウカラも水浴びに来ます。

 

 

 

 リスが目の前で猫に……2014年5月20日

 

リスくんの植えたヘーゼルナッツから芽が出て、すくすく育っています。花壇で10センチぐらいの苗を見つけたので、植木鉢に移し替えました。そのうち大きくなったら、庭の隅に植え換えるつもりです。

でも、これを植えた当のリスくんはもうこの世にいません。

今日は悲しいニュースです。この欄で何度か登場して愛嬌をふりまいてくれていたリス兄弟のうちの一匹が先日、猫に襲われたのです。

そ の日、私は机でコンピュータに向かいな がら、リスの兄弟が庭で追いかけごっこをするのをボンヤリ見ていました。と、次の瞬間!一匹が地面に飛び降りた瞬間、黒い猫がリスを捕えたのでした。私は 無我夢中で庭に飛び出し、猫を追いかけました。しかし、リスをガッシリとくわえたまま、猫は隣家の裏庭のほうに消えてしまい、リスを奪い返すことはできな かったのです。その時見た、ふさふさした尻尾の赤毛が目に焼き付いて離れません。

も しかしたらリスは生き延びて、逃げるこ とができたかもしれない。その僅かな可能性に期待し、兄弟が再びそろって庭に現れることを祈っていましたが、後日来たのは1匹だけになったリスでした。し かも何と、兄弟リスが襲われたその場所でくるみを探しているのです。くるみはそこにはないのに。そこにあるのは片方のリスの死の記憶だけなのに。そのリス はまだ若いので、「くるみは地面にあるのではなく、(猫が飛びかかることのできない)高いところに置いてある」ということをまだ学習していないのでしょ う。隠したつもりのくるみを探していたのかもしれません。私はドキドキしながら猫がいるかどうか、樹の下を目で調べましたが、幸いその時は猫はいませんで した。

街や住宅地のドイツ人は猫を屋内から外に出さないのが一般的ですが、この黒猫は放し飼いの飼い猫のようで、最近うちの庭に来るようになっていました。まさかリスを狙って来るようになったなどとは思いもしませんでしたが。

そ して猫が入って来ない庭、猫が嫌いな物 を調べに調べ、庭のすみにあった隙間が猫の通り道になっていたので銅線でその隙間を閉じ、余っていた木製の目隠し用塀を立て、刺があるヒイラギの枝を塀に 編みこみ、これで新たな犠牲リスは出ないだろうと思っていたら……2日後には同じ猫が同じ場所でジッとうずくまっていたのです。リスが油断する瞬間を狙っ て。結局、猫の通路に「高い塀を設けるしかないのでは?」と思い始めたところです。

「それはつらいねえ。でもそれが猫の本能だから仕方ないね」。日本とドイツの、猫を愛してやまない友人たちからそう慰められました。しかし、私の悲しみはまだ癒えていません。

 

 

 

パラオの犬は寝そべるのが仕事2014年3月30日

パ ラオは、グアム島のそのまた向 こうにある、珊瑚礁に囲まれた小さな小さな国です。サメやマンタレイ(エイ)が多く棲息するエメラルド色の海は透明度抜群で、ダイバーたちの楽園。地上 は、というと、国民の9割以上が住む町コロール以外はジャングルです。毎日のスコールのおかげで、主食のタロイモは芽を土にさしておくだけでどんどん育つ し、魚は目の前でどれだけでも捕れる。だからパラオの人たちは伝統的にノンビリ生きてきた、のだそうです。犬たちもしかり。道路の、ここそこに似たような 犬たちが寝そべっていました。時には道端ではなく車が通るスレスレのところに横たわる犬がいて、「交通事故に遭ったのかな?」と不安に思っていると、ノ ソーッと頭を起こす。滞在した1週間の間、「ああよかった、生きてた」と何度思ったことでしょう。 

 

  「犬や猫が増えて困っていませんか? 通常4000円ほどかかる犬猫の避妊去勢手術を5ドル(=500円)で行います」のポスターがあり ました。「予約も不要。獣医師のところに連れてきてください」とのこと。パラオ、やりますねえ!

 

住 宅地を歩くと、群れをなした犬 たちに遭遇することがあって、ちょっと緊張しますが、知らんぷりして歩き続ければ襲ってくることはなさそうです。しかし、ホテルが中心地から離れている場 合、真っ暗になる夜間にホテルから外出する際は犬の群れに注意、とガイドブックに注意書きがあります。国にひとつだけの郵便局の掲示板には、「犬猫は避妊 去勢しましょう」のポスターがありました。

 

               

                 島の犬たちは、のんびりモード

               

                   みんな親戚って感じですね

 

一 度も見かけなかったのは犬を散歩させている姿です。チワワやプードルのような小型洋犬も皆無。(誰かが国外か ら連れて来たのでしょうか。ロットワイラー が一頭うろついていて、思わず振り返ってしまった私です。)99、99%の犬は短毛で足と尻尾が長く、鼻先の長い、「純粋の」雑種でした。彼らは、人から 構われもせず、嫌がられもせず、犬たちの世界で互いに適当にテリトリーと秩序を守りながら、暑い昼間は寝そべり、人間とは適当な距離を保ち、残飯をもらっ たり漁ったりして、したたかに生きているようでした。

そう。私が子供時代に周囲にいた犬たちの多くはこんな表情だったかも……。

 

 

動物愛護が進化するとこうなる2013年12月31日

 

 

 

18歳の長老犬ティミーくんのお言葉

「日本から殺処分がなくなるよう、ぼくもドイツから祈ってるよ!」

(背後の女性はお付きのひとりです。)

 

 

その日の“慈善食堂”には40頭の犬のほかに、猫、ネズミ(ラット)、モルモットを連れた人たちで一杯になりました。ワンワン、ニャアーゴと、さぞかし騒々しいだろうと想像するかもしれませんが、その逆で至って静か。

実は、「定期健康診断日」なのです。 それもホームレスの人たちのペットのための!

「ホームレスの人たちにとって、ペットだけが唯一の話し相手というケースが多いのです。」と、慈善食堂の管理人は言います。

 

ド イツにもホームレスの人たちがいます。もっとも希望すれば住居も職も自治体から提 供されるのですが、「いらない」という選択もあるのです。お腹が空けば、無料の慈善食堂に行って暖かい食べ物が食べられ、寝袋や暖かい衣服もボランティア からもらうことができ、外で寝たら凍え死んでしまうような夜には宿泊所も用意されています。

 

そ の人たちが飼っているペットは無料で予防接種が受けられ、治療もしてもらえます。 ボランティア獣医師が定期的に犬たちを診るというシステムがあるのです。ただし、ドイツの獣医師会は「無料で治療をしない」という申し合わせをしているの で、一応、「動物愛護協会が“特別料金”を立て替える」という形式をとっているそうです。(それも実際は無料同様らしいですけどね。)

 

クリスマス前の定期健康診断に限らず、知らせてくれたらいつでもボランティアの獣医師に来てもらえます。そしてペットに食べさせるフードがなくなっても慈善食堂に寄付されたフードが用意してあるので、いつでももらいに行くことができます。

 

 

 

 

ストラスブールでミルゥに会う2013年12月18日

 

毎年クリスマスが近づくと私はフランスのストラスブールにクリスマス・マーケットを見に行きます。国境までバスで2時間半、ドイツとの国境の川にかかる橋を渡るともうそこはフランスです。

古い石畳の街には犬連れも多く、早速私のドッグウオッチングが始まります。

 

 

 

 

町のシンボルである大聖堂のてっぺんは霧でボーッとかすんでいました。そのふもとで見た白いテリア。

「ミルゥだ!」

ご 存知のかたもいらっしゃるでしょ う。ベルギーの漫画家エルジェが1929年から描き始めたシリーズ「タンタンの冒険」に出てくるワンコ「ミルゥ」。主人公の少年タンタンの相棒です。漫画 はいろいろな国で翻訳されていますが、ワンコの名前は国によって違います。フランス語版ではミルゥなのに、英語版(日本語版)ではスノーウィ、ドイツ語版 ではストゥルンピ!

漫画の犬と比べてみてください。そっくりでしょう?

 

 

 

 

 

ワンコのひとりごと<ダウンを使った衣料について>2013年12月5日

 

 

ぼくはTIMMY(ティミー)。時々ここに登場する18歳の長老犬です。生まれはスペインで、純粋の雑種! 2歳までスペインの路上で野良やってたけど、ドイツの親切な人たちに拾われて、ドイツにやってきて16年たちました。

 

もうすぐクリスマスですね!寒い季節は目の前です。「あったかいダウン(羽毛)ジャケットかベストを買おう」と思っている人も多いんじゃないかな? でもね、ちょっと待ってほしいんだ。

 

ダウンとは水鳥の柔らかい綿毛のこと。それってどんなふうに集めるのか考えてみたことある?

信 じられないだろうけど、生きているアヒルやガチョウからむしりとるという残酷な方 法なんだ。最後に肉として売られるまでに7回、丸裸にされる。毛をすべて抜かれ、丸裸になった鳥たちは痛みでグッタリ、力なく横たわる。むしりとられる時 に肉が裂けたら、針と糸で縫い合わせる。縫い物をするみたいにね。ドイツの安売り店では、縫い目の後のあるポーランド産冷凍ガチョウも見つかっているんだ よ。ぼくの周囲の人間たちはドキュメンタリーを見てショックを受けてた。もう誰も、「ダウン入りのジャケットがほしい」と言わない。

  

 

「ち、ちょっとそこのお嬢さん、そのジャケット、ダウン入りじゃないでしょうね?」

「とんでもない。これは穴のあいたソックスで作ったリサイクル・ジャケットよ!」

犬 猫などのペットだけでなく、牛や豚や鶏なども苦痛なく、その動物に最適な環境で生 きる権利がある、と考える社会が理想だなあ。その観念が最も浸透しているのがスイスなんだって。ドイツもいい線いっているんだけど、ドイツの動物愛護家が 羨ましがるのがスイスの動物愛護法なんだよ。

 

 

 

 

 湖のワンコ用ビーチ    カナダ その2  2013年10月30日

 
オリンピックですっかり有名になったウィスラーに行きました。
20年ぶりに訪れた町は大きなホテルやレストランや 土産店がひしめいていて、「え? 何事? 今日は何かのお祭りでも?」の混雑ぶりでとても山の中とは思えない。私たち夫婦は人ごみが苦手なので早々と退散して、めざすは湖です。適当に車を 走らせ、レインボウ・レイクという、そのまま絵葉書になるような美しい湖にたどり着きました。一応周囲を見回して熊がいないことを確認してからピクニック テーブルで持参のランチを広げます。


白いワンコ 「あたし、これから泳ぎに行くの!」

ワン太 「え? ぼくも泳ぎに行くんだよ!」

ここはカナダ、ブリティッシュ・コロンビア州の、ウィスラーというスキーリ
ゾートで見た「わんわんビーチ」。
人間様とワンコたちのビーチは分けられています


さすが泳ぎの名手、レトリバー! 2時間の間、ご主人様の投げるボールめがけ
て湖に飛び込んでいたワンコ。

 
私はそこで山の雄大さだけでなく、2時間もドッグ ウォッチングを楽しみました。犬も OKのビーチがあって、人間様専用と潅木を隔てて隣接しています。犬OKのビーチにはボート用の桟橋もあり、ご主人様が投げるボールや木の枝を取るために 犬たちは水に飛び込んでは、嬉々として戻ってくる。何回繰り返しても飽きるということを知らない犬たちでした。
桟橋には犬が自力で水から上がれるように階段が設け てあります。その階段に気づかな い犬は、ご主人様がどんなに「ここだよ、こっちに階段があるよ」と叫んでも、何もないところから桟橋によじ登ろうとしては失敗、再び水に落ちます。飼い主 は犬を引っ張って桟橋に上げてやっていました。
 
澄み切った空の下、私はこのような光景に出くわすとすぐにひとつのことを考えてしまいます。
 
「幸せな犬たちもいる一方で、飼い主に捨てられ殺処分になる犬もいる……。」
 
檻の中で死を待つ犬たちの写真が脳裏に焼き付いていて、どこにいても、どんなときでも、彼らの不安に満ちた瞳が私を見つめ、「わたしを救って!」と言っているのです。





カナダでは犬たちも自然派    2013年10月6日

 

 

初秋のカナダ、ブリティッシュ・コロンビア州の旅か ら、熊に食べられることなく無事 に戻ってきました。熊注意のポスターを見るたびにドキリ! 山歩きは鈴を2つもリュックサックに付けて、ジャラジャラ・チリンチリン鳴らしながら歩きまし た。熊注意のポスターなど見てしまうと、どの草むらにも熊が隠れているような気がするものです。ジャガーもいて、つい先日ある離島でガーデニングしていた 女性が襲われたばかりです。小柄な女性や子供が狙われやすいのだそうです。

 


さて、どこへ行っても犬に目が行くのは私の宿命かな。キャンプ場でも海辺でも犬連れの多いこと。バンクーバー島では、太平 洋の波で遊ぶサーファーのご主人 様を「だいじょうぶかなあ、レスキューしなくても」と心配顔で見守る犬たちがいました。大きな波が押し寄せてきてもあまり恐がらない海の犬たちです。

 

私たち、今回はトレイラーを借りて、寝るのも食べる のも車の中でした。カナダのトレ イラーは……、でっかいです(大型バス並み!)。借りる時、「こんな大きな車をどうやって運転するの?」と恐怖に顔がこわばった私でした。行く先々のキャ ンプ場で、私たちのよりもさらに大きなトレイラーをたくさん見て、後では私たちの車がそう大きいとも感じなくなりましたが。

 


キャンプ場も広いところだと犬の散歩をする人たちが夕方ゾロゾロ繰り出し、まるで犬の展示会のよう。トレイラーだと犬3、4頭連れて旅しても何てことありません。家ごと移動しているのと同じですものね。

 

 

<次回に続く>

カナダ、バンクーバーでは行く先々に犬用の水が置いてありました。

ほらね、ここにも。

ここにも。

バンクーバー島で出会ったこのおじさん、トレイラーでこの静かな湾にやってき
ては犬たちとサークルの中で日光浴したり、読書するのが楽しみなんだ そうで
す。ワンコたちは、ボーダーテリアとフラッテッド・ラブラドル・レトリバー。


海辺の犬は泳ぎがうまい!

太平洋の犬だもの。サーフィンだってできる!




 

 台湾の狂犬病騒ぎ   2013年8月18日

 

 
  
台湾の町で寝そべる放し飼いのワンコたち。アナグマにかみつかれないようにネ!

 

 

 

50年の間、狂犬病とは無縁だった台湾で狂犬病に罹 患したアナグマが70匹以上見つ かり、無料の予防接種日には犬連れの長い列ができました。ちなみに台湾では予防接種をしている犬は2割ほどだったのですが、この騒ぎでようやく5割に達し たそうです。接種率が7割以上になってやっと、普通の生活をしている状態で人が犬との接触で感染するというような環境にはならないのだそうです。

 

 

 

狂犬病、という名称から犬が罹る病気だと誤解されが ちですが、犬だけではなく猫も、 そのほかの動物も、ウィルスを持った動物にかまれたり、引っ掻かれたりすれば危ないのです。数年前、休暇で北アフリカに行った青年がたまたま寄ってきた子 犬と遊び、数週間後に狂犬病に罹って亡くなるという例がありました。日本では、フィリピンで犬に噛まれた人が二人、帰国後に発病しました。上海では子猫と 遊んだ子供が亡くなっています。ヒト用の予防接種をすれば死を免れたのですが、普通、誰が子犬や子猫と遊んだくらいで狂犬病を発病すると思うでしょうか。 台湾では今日、「猫も接種を」という動きがあります。地域猫に避妊手術と予防接種をしたら、「しるしとして」耳の一部を切るそうです。雄は左、雌は右。

 

 

 

台湾でアナグマに咬まれてヒト用の予防接種を受けなければならなくなった人たちは、「家の中に迷い込んできたアナグマを出そうとして咬み付かれた」とか、「野良仕事をしていて、突然咬まれた」と言っています。食べようと思って捕まえようとして咬まれた女性もいます。

 

 

 

罹患したアナグマの多くは台湾の中部から見つかりま した。森林地帯に狂犬病予防薬を 入れた団子を撒いています。ドイツではたまに狂犬病に罹ったキツネが見つかります。そこで、団子を森に撒きます。撒いた後は、団子を触ったり、間違って食 べたりしないよう注意を呼びかける記事が地方新聞に掲載されます。

 

 

 

今回は、死んだアナグマが次々と発見され、研究所に持ち込まれて発覚したのですが、どのような経路で発生したのかは明らかになっていません。ウィルスを持った小動物が狂犬病のある国から船に紛れ込んでいた、のかもしれません。

 

 

 

台湾では、狂犬病に罹ったアナグマが見つかったとい うニュースが入るなり、犬を捨て る人が急増しました。収容所はもう限界に達しており、「予防接種すれば問題ないのだから、どうか捨てないで!」と呼びかけています。そして、「犬を飼おう と思っている方は、予防接種と避妊手術済みの収容所から引き取るようにしてください」とも。受け入れ頭数をはみだした犬を「死刑にするな!」のデモもあり ました。

 

 

 

「チップの重要性」も話し合われています。ドイツ、 オーストリア、オランダ、スイス などではチップの埋め込みは義務です。チップの埋め込みが義務化すれば、狂犬病の予防接種の有無が明確になるばかりでなく、飼い主の情報も記録されて、安 易な繁殖や遺棄をある程度防ぐことになるのではないでしょうか。日本でも早く、チップの埋め込みが義務化されることを願っています。

 

 

 

島国である台湾で起き得るということは日本でも起き得るということです。もし日本で狂犬病に罹患した小動物が見つかったら? 想像するだけでぞっとします。





予備の袋を持っていないと罰金ですぞ  2017年7月28日

  

  色もデザインも豊富です!ヨーロッパ各国のを収集したらおもしろいかも。
  右上:フランス 左上:オランダ 下2つ:ドイツ

 

放置する無責任飼い主は減らない

 

 

前もここで何度か話題にしました。ドイツのワンちゃんのウンチ後始末しない問題はまだ解決していません。   朝、玄関を開けると前の道に……。大きさと乾燥状態から察すると、中型犬で朝6時ごろここを通ったらしい、いや夜中だろう、これまではこういうことなかっ た、新しく犬を飼い始めた人が近くにいるみたいだ、などとブツブツ言いながら掃除しなければなりません。家の前の道路を清潔に保つのは住民の義務で、それ を踏んだ人がすべって骨折したら、我々の責任になってしまう。(だから冬の雪かきも義務なのです。)

「なぜ?」と私は無責任な飼い主に聞いてみたい。後始末用のビニール袋スタンドは至るところに立っているから袋は何枚でももらえるのに、それが目に入らぬのか?!って、私、質問の前に怒鳴りつけるかもしれません。

 

 

 

言い訳はできなくなった

 

 

こ れって、する人はするけれど、しない人はどんなに袋がタダでもらえても目の前にあってもしない、のでは?と私は思うようになりました。6月から罰金になる 対象も種類が増えたのですが、警官の目の前で放置して立ち去るような飼い主はいませんよね。それに警官は犬を散歩させている人を見張っているわけでもない ですし。
罰金は、公道に放置した 場合は100ユーロ(100ユーロは約1万2千円)、公園125ユーロ、遊園地やスポーツ用の広場150ユーロで、ここまでは以前と同じなんですが、それ にもうひとつ加わりました。後始末用の袋を所持していなかったら10ユーロの罰金というものです。なるほど、警察も知恵をしぼりましたね。つまり、「常 時、最低2つは持っておかないとダメ」っていうことになります。これまでに、「さっき、袋を使ってしまって、もう持ち合わせがないんです。だから放置する しかなくて……」の言い訳は使えません。そういう言い訳で罰金を逃れようとした人がいたのでしょう。

 

 

ウンチ袋を道に捨てたら罰金

 

 

これも以前ここで述べたことですが、ドイツ人の奇妙な心理と行動に、“せっかく備え付けのビニール袋を使っても、その袋をきちんと結んで道に放置する”というのがあります。
「取ればいいんでしょ、取 れば! だけどその後はあなた(道に面した家の住民)がゴミとして出しておいてネ」なんでしょうか? ドイツには、日本と違い、至るところにゴミ箱がある のですが、ゴミ箱までの数十メートルさえ使用済み袋を持って歩きたくない心理なんでしょうか。彼らの心理、理解できないでいる私です。現場に出くわしたら 是非、直接聞いてみたい。
もしかしたら、そのビ ニール袋、実は私の知らない特殊な物理学的加工がしてあって、道に置いておけば3時間後にはこの世界から他の次元に自然移行するという新式の袋なんでしょ うか?(そうではないと私は思う。畑の小道では2週間過ぎてもそこに存在しているから、この物理的加工は機能していないようだ)。
そして、もし袋を道に捨てれば(現場に警察が居合わせたら)、罰金50ユーロ徴収です。

予備の袋を持っていなかったら10ユーロ、放置したら最低100ユーロ、袋に入れてもそれを道に捨てたら50ユーロ。おお、楽しい犬の散歩も高くつくことになるかもしれませんよ、無責任な飼い主さんたちよ。ただし、制服を着た警官が目の前に立っていたら、の話ですが。


          

 

 

 備えあえば憂えなし  クイズ編   2013年7月2日


やってきました! 、夏のクイズ

①まず登場するのは、ちっちゃい哺乳びん。隣りのマグと比べたら大きさが比較
できますね。ミニミニのブラシまで付いています。
これは何?

A:ミルク飲み人形に付いていた哺乳びん
B:森の木陰でドンジャラホイ♪と歌っていた森の小人たちから借りてきた哺乳瓶
C:リスの赤ちゃんを拾ったときのために準備している哺乳瓶

正解はC


深い深いドイツの森でドンジャラホイと歌っていた小人たち、私が近づくと逃げ
て行ってしまいました。
これは写真をご覧になればおわかりの通り、猫、うさぎ、アライグマ、犬の赤
ちゃん用です。とは言っても、ドイツには子猫や子犬の捨て犬はまずゼロ と
思っていていいです。野うさぎやアライグマの赤ちゃんだったら、百万分の1ぐ
らいの割合で、拾うかもしれません。私はリスの赤ちゃんを拾ったと きのため
にこれを準備しています。その確率は、そうですねえ、1万分の1ぐらいかな。
近所の人が拾って育て、自然に放してやりました。つまり確率 はアライグマよ
り高いってこと。野生の動物は飼ってはならないのですが、自分では生きていけ
ない場合のみ、人間が手助けすることが許されていま す。でも大きくなったら
自然に返してやらないとなりません。別れが辛いだろうなあ・・・・・

②これは何でしょう?

A 庭に来る野鳥に与えるえさ
B ヒナ用のえさ
C ドイツ人の朝食用シリアル

庭に来る野鳥用のえさは、スーパーマーケットに行けばいろんな種類が買えま
す。特に地面が凍る冬は、庭の木々の枝にぶらさげるタイプのえさ、小鳥 のえ
さ台に置くためのばらになったえさ、網に入れてあるえさ、と各種あって、ドイ
ツ人はベランダや庭で小鳥たちのためにえさをつるしたり、置いた りしてま
す。暖かい居間からバードウォッチングするのもなかなか楽しい。

さてこのクイズの答えはBです。絵を見ればわかりますね。
しかし、我が家では鳥を飼っていません。なぜ私がこれを用意しているかと申し
ますと、そうです、ズバリ、「ヒナを拾ったときのために」! リスや アライ
グマの赤ちゃんを拾う確率と比べたら、ヒナを拾う確率は富士山より高いのです
よ。私はそういう運命にあると思います。私の夫はヒナを見つけ たことは一度
もない。私は数え切れないほどある。一番早い思い出は、高校生のとき。スズメ
の親になって、期末テストのための勉強に身が入らなかっ たなあ。30分おき
に、ビービービーとスズメの赤ん坊がうるさくえさをねだって大口開けるから。

去年は2度もクロウタドリのヒナを見つけました。一度は森の小道で。親鳥が近
くにいたので、そのまま通り過ぎましたが、次にその道を通って、もし もヒナ
の死骸を見つけたらショックだろうと思い、その散歩道は避けてました。近所の
歩道でも見つけました。巣から落ちたのです。巣は大木の上で、 親鳥の心配そ
うな鳴き声が聞こえていました。その家のベルを鳴らして、「お宅の木の上にあ
る巣から落ちた小鳥がいるのですけど」と言ったら、ドイ ツ人オバーサンがニ
コリともしないで、「そこに置いておきゃ親がえさを運ぶさ」という答え。それ
以上何も言えず、「そうかもしれない」と自分に言 い聞かせて家に戻りまし
た。その後もずっと反対側の歩道を歩いてました。私が助けていたら命があった
かもしれないヒナの死骸に出くわしたら、自己 嫌悪に陥ってしまうので。

どういう結果になったのかわからないのだけど、自己嫌悪にはしっかり陥ってし
まいましたよ。

そして思いついたのがこれです。
ベルリンで獣医さん(日本人女性)の娘さんが「クロウタドリのヒナを拾ってき
たので育てている」と彼女に先週会った共通の友人から聞いたのです。 一緒に
食事したレストランで、「ちょっと失礼。小鳥のエサをやる時間なので」と、
バッグを開いた彼女。中に小鳥の赤ちゃんが!

すぐに彼女にメールして、えさのことを聞きました。そしてペットショップへ直
行。あったぁ!ドイツ人の友人から、「こんなにたくさんあったら、小 鳥
100匹は育てられるわね」と言われました。




                   

 本物の先進国は犬猫の殺処分をしないはずです。  2013年6月7日

  

     
 
 

ここに紹介する犬猫ちゃんたちは超ラッキー。現在の飼い主にめぐり合っていなかったら、殺処分や餓死の運命をたどっていたはずです。

 

ふさふさの茶色の犬(ここでも以前紹介したことあります)は、福岡県筑紫郡の山に捨 てられていました。かなり長い期間、山で放浪していたらしいです。水は豊富にあるけれど一体何を食べて生きのびたのかは謎です。彼女の家は人里離れた山奥 にあるのですが、ある日仕事から戻ると、なにかキツネのような生き物がラブラドル・レトリバーのラルフくんに寄り添っていた……。全身にうろこのように付 いていたダニは自分では取りこなせず、獣医師のところに連れて行って処理してもらったのだそうです。のちに彼は音楽の才能があることがわかりました。飼い 主が「ぼくらはみんな生きている♪」と歌い始めると、彼女と一緒に「オオオウ、オオオウ♪」と歌います。

 

黒白の猫は、友人が近所で見つけた捨て猫(子猫)でした。その友人はそのまま介護の 仕事へ。仕事後、帰宅して一緒に子猫を見つけた近所の人に子猫のゆくえを尋ねると、「保健所に持っていった」とのこと。驚いてすぐに保健所に連絡。今は一 家の主のような顔をして家の一番涼しいところに寝転がっています。「猫はすべてチビという名前である」と認識して猫哲学する友人ですから、この猫も当然 「チビ」という名前です。

 

白と黄色の猫は私が台風の前日に実家の庭で見つけた子猫。公園で遊ぶ犬たちはドイツ の動物ホームから引き取られた犬たち。手前の黒い犬はおなじみティミーくん。2歳でスペインからドイツに連れて来られて15年たちました。茶色の犬もスペ インの殺処分所からドイツに送られてきたスパニエルの雑種だそうです。

 

犬や猫を飼う準備ができたら、ペットショップではなく、保健所(愛護センター、保護センター)で運命の出会いをしましょう。

 


楽しいクイズ   2013年4月8日                            

       

                クイズ1 :  これは何でしょう?

A:雪に残された豚さんの鼻の跡

B:UFOが着陸した跡

C:リスの足跡


                

 

    クイズ2: よろい姿のドラえもんが出現した国は?

A 中国

B スペイン

C 日本

 

      

    クイズ3:  ほっそりエレガントなグレイハウンドとそのミックス犬:
グレイハウンド系の犬はドイツで何と呼ばれているでしょう?


A: 風の犬

B: 海の犬

C: 台風の犬

 



正解
クイズ1:C
クイズ2:B
クイズ3:A でした!


<クイズ1の説明>
今年のドイツの3月は記録的な寒さで雪がたくさん降りました。雪が降ると食べ 物に困るのが野生動物たちです。民家周辺に住むリスたちは庭から庭に、誰 かが置いてくれたクルミやヘーゼルナッツを求めて走り回ります。ある雪の朝、我が家の庭にこんな足跡を 見つけました。

<クイズ2の説明>
スペインの離れ島カナリー諸島に行ったとき、泊まったリゾー トホテルの遊技室でドラえもんに出会ってびっくり。スペインでは少し知られているみたいで すが、ドイツ人はこれが何という生き物か知りま せん。スペインではたまにドラえもんの絵の Tシャツとか見ます。

<クイズ3の説明>
イギリスやスペインなどで競争犬として飼育され、後にお 払い箱になったグレイハウンドは遺棄されたり、餓死させられた り、悲しい醜聞が絶 えません。保護さ れたラッキーな犬は、ドイツやオーストリアに運ば れ、幸せ になることができます。 この種の犬は走るのが風のように(?)速 いので、ドイツ人は「風の犬(WINDHUND)」 と呼びます。グレイハウンド系は、 おとなしく、人間によくなつき、す ばらしい家庭犬になります。





  花屋さんに積まれたドッグフード  2013年3月14日            


もうミシェルではありません。宏くんという幸せ一杯の美猫です。

まずは2010年7月20日の「子猫のミシェル」、8月20日の「子猫のミシェルの運命」というタイトルで書いた記事を読んでいただきたいです。


2年前の6月、ドイツから日本の無人の実家に帰りつくや、庭から聞こえてきた動物の鳴き声。小鳥と思っていたら子猫だったのです。濡れた枯葉の上で、目ヤニと汚物にまみれ、もともとの色さえわからないほどでした。

昔、猫を何匹も保護して飼っていたミシェルというフランス系アメリカ人の知人にちなんでミ シェルという仮の名前をつけました。その子猫は3ヶ月後、すばらしいファミリーと運命の出会いをしたのですが、私はもう二度と会うことはないと思っていま した。しかし、2年半後、その子猫との再会が実現したのです。
現在の名前は純日本ふうに浩くん(仮名)。若くてステキなご夫婦にかわいがられて、甘やかさ れて、私が触ろうとすると、「シャー!シャワルニャア!」とみごとに威嚇してくれましたよ……。もっとも、牙を見せられても、私のひざで眠りこけている姿 を知っている私の目には「威嚇されたってかわいい」んですけど。

こうして幸せになった姿を見ると、「あのとき鳴き声に気づかなかったら」、「一日帰国を遅ら せていたら」と想像してゾッとします。そして、日本の犬猫殺処分の半分以上は猫、それも数週間の子猫であることを思うと胸が痛みます。どの子猫も地上に生 まれてきた以上は幸せに生きる権利があると思います。ミシェル、いや宏くんだって、だれかが私の実家の庭に捨てずに保健所に持って行っていたら、ご夫婦の 1人息子になることもなく、小さな命は「産業廃棄物」の運命を辿っていたかもしれません。

あわれな子猫をこれ以上増やさないためには外に出る飼い猫と野生化している猫の避妊去勢しか ないと思います。野生化している猫を捕まえては避妊去勢している人もいますが、それには経済的にも限界があります。ある友人は近所の野良猫の避妊去勢に百 万円以上使ったと言っていました。国の予算で「猫の避妊去勢キャンペーン」週間(無料で避妊去勢)を年に一度実行すれば、不幸な猫の誕生率はいっぺんに減 少すると思うのですが。

 

           
隣町の花屋さんがルーマニアの犬の救助に必要な物資を集めているということをドイツ人の友人から聞いて、ちょうど切花がほしかったこともあって行ってみました。

入り口には「ご協力お願い」のポスターが。
花屋さんの友人が来週、ルーマニアにトラックで物資を運ぶとのこと。古いタオル、毛布、ドッ グフード、犬用の玩具やリードなど何でも歓迎だそうです。黄色やピンクや紫の、春の花でむせかえるような店内を「どの花を買おうか」と見回していると、切 花のうしろに他の人が持ってきたドッグフードの袋や毛布が積まれています。(結局、買ったのはヒヤシンスとラヌンケル。)

そして昨日、友人とお金を出し合ってドッグフード20キロ買って届けました。(日ごろから筋 トレに行っておいてよかった。重かった……)。今日はこれからタオルと毛布を持っていくつもり。「ドラえもん」の貯金箱も2ユーロ硬貨でずっしり重くなっ ています。いくら入っているかなあ。

このトラック、ドイツに戻ってくるときは毎回、犬を4頭連れ帰っているそうです。ドイツには殺処分がありません。ここに連れて来られる犬は本当にラッキーです。

ルーマニアの犬事情は本当に悲惨です。10年以上も前から「ルーマニアの犬を救おう」という 運動はありましたが、2年前は町なかで行われた撲殺の写真がインターネットで流れたし、新聞も雑誌もルーマニアの恐ろしい事実を書きたてているし、ルーマ ニアに観光で行きたいなどと言う人は西ヨーロッパにはいないのでは、と思います。

ごく最近では、町なかの犬を「保護施設」のようなところで保護しているふりをして、自治体か ら経営費をくすね、実際は殺している(殴り殺す!)映像もテレビで放映されました。その悪名高きルーマニアにも、犬たちを救おうと努めている活動家がい て、そのような事実を暴いてはドイツに協力を求めています。

       

   

 

 

 

 


  ペット用の墓地に行ってきました  2013年2月2日  

   
           
ペットたちのお墓には花や潅木がたくさん植えられてるので春はきれいだろうな。

 老犬ティミーくんは17歳
友人レギナの飼っている愛犬ティミーくんはもうすぐ17歳。半年ほど前から散歩も長くは歩きたがらなくなり、じーっと壁を眺めるだけのときがあったり、居間を行ったり来たりすることもあります。
たまにベッドのシーツが濡れていることもあるそうですが、そんなこと気にしない、気にしない。防水シーツを敷けばいいだけのこと。もっと長生きしてほしい、とティミーのファンたちは全員願っています。幸い、身体はいたって健康で食欲もあります。
でも先日、散歩に全く行きたがらず、食欲も全くないという日がありました。飼い主のレギナは パニックに陥り、獣医師のもとに駆け込みました(私も同伴)。私がその数日前に、「犬も猫も天国に行く準備ができたら、食べなくなるのよ」と言ったもので すから彼女慌てたみたいです。
背丈が2メートルもある獣医師の先生は診察後、「循環機能は正常。痛い部分もないし、目も見 えているし、耳も聞こえている。関節もだいじょうぶ。ティミーくんの年齢のことをお考えにならなくては」と私たちを見下ろして優しく言いました。天界から のお言葉のようでした。ところがレギナは、「でも元気がないんです。元気を取り戻す薬、お願いします!」と引き下がらない。結局、ビタミン剤と精力剤混合 (!)の注射をしてもらいました。

で、その結果。
しばらく見向きもしなかったぬいぐるみのウサギを投げると全速力で取りに行く、階段をタカタカタカと昇り降りする(踏み外すことがあるだろうから階段は抱えたほうがいいと獣医師先生から言われたのに!)、他の犬にケンカを売る、といった成果があったのです。
こりゃすごい。私たちは「いったい何という薬なんだろうか?」と興味津々で、「我々も元気なくなったらアレと同じのを注射してもらおう」と言い合っています。

 

 

 

       天国のペットは私たちと愛でつながっています
で、昨日は「心の準備」も必要だというわけで、ペット用墓地の見学に行っ て来ました。ティ ミーくんはおうちでお留守番。13年前に天国に行った私の愛犬の場合は火葬してもらい、灰を入れた陶器の骨壷を洋服だんすに入れているのですが、レギナは 埋葬のほうがいいと言います。ティミーはまだ元気ですが、なにしろ17歳ともなればいつお迎えが来てもおかしくない年齢ですから、心の準備もしておいたほ うがいいと私も思いました。

見に行った墓地は隣町のマインツ動物ホームの所属でホームに隣接していて、かなり上に高速道路の高架橋があります。動物ホームは一般に住宅としては向かない工業地区とか、鉄道の線路脇や、このように高架橋の下や近くに建てられています。
動物ホームから鍵を借りて墓地に入ると、常緑樹の潅木で縁取られたお墓や、クリスマスローズが可憐な花を咲かせているお墓、名前の刻まれた石の置かれたお墓、写真の飾られたお墓と様々でした。見て歩くうちに飼い主の思いが伝わってきて、胸がじーんとなりました。
メランコリックになっているレギナに、「でもね、彼らはここにはいないのよ。ここに埋葬されているのは抜け殻なの。彼らは天国で幸せなんだから。将来また会えるのよ」と言うと、「本当にそう思う?そうだったら嬉しいけど」とレギナは答えました。

「また会える」。私はそう信じています。


 

  

  

  「買ってはいけない」    2012年12月28日


16歳のミックス犬「ティミー」が日本の政治家サマたちに申したいことが
               あるそうです。 「犬猫殺処分を廃止する法律を作ってよ!」

 

      プレゼントに生き物はダメ
 「クリスマスのプレゼントに子犬、子猫を贈るのは止めましょう!」 ―――ドイツのテレビや新聞、雑誌で繰り返し言われていることです。でも相変わらずいるのですよ、子犬や子猫をプレゼントにする人が。何よりの証拠に、毎 年2月ごろになるとかなり成長した犬猫が動物保護施設(「ティアハイム」)に連れて来られる……。

引き取るなら若い犬(猫)のほうがいいと思っている人はそのころ動物保護施設を訪れたらいい巡り合いがあるかもです。そのほかの時期に施設で新しい飼い主 を探しているのは5歳以上か、ジャーマン・シェパード系やロットワイラー系か、万人向けとは言えない闘犬種がほとんどですから。

 

 

 

      インターネットで生き物を買ってはダメ
 「インターネットで犬猫を買わないようにしましょう!」―――これも繰り返し言われてきました。しかし。
2ヶ月前、私が住む町の動物保護施設に生後6ヵ月の様々な種類の幼犬14頭が保護されました。東欧の悪徳繁殖屋がお金儲けのために繁殖しては西欧に運ぶ。いつものシナリオです。

今回はオーストリア・ナンバーのバンで、後部と後方座席に犬がたくさん乗っているのを不信に思った警察が尋問したおかげで発覚しました。どうやら「配達」の途中だったようで、数人が「注文して、支払い済みだ」と名乗り出たようです。
国境を越えるに必要な「犬のパスポート」に当たる予防接種証明書は全部の犬にあったそうですが、本当に接種したのかどうか疑わしいため、動物保護施設の検疫施設に収容されました。
検疫期間が終了したクリスマスの前日、12頭がいよいよ飼い主募集を始めるという記事が新聞に掲載されました(2頭は現れた買い主に渡ったのだと思われます)。
犬たちは全員、健康だとのこと。施設側は、「クリスマスのプレゼントにしよう、などとはユメ にも思わないでくださいよ」と釘をさしています。希望者は動物保護施設専任の獣医師か施設に直接電話してください、とありました。施設のホームページには その犬たちの記事も写真もありません。ニュースになった後、この犬たちの存在の宣伝をする必要さえない、という事実を物語っているようです。競争率、どん なに高かったことか。

ところで、今回の犬たちの売り主はオーストリアでフェイスブックを通して犬を販売していたよ うです。家には東欧で繁殖した犬数十頭がいたそうですが、数年前に法律で飼育禁止を言い渡されたこともある人たちで、結局11月末、犬はすべて保護され、 犬を運んでいた女性は目下、刑務所暮らしだそうです。

 






  ラッキー子猫と再会しました   2012年11月14日

 

拾われて数日目のミシェル

 

もうミシェルではありません。宏くんという幸せ一杯の美猫です。

 まずは2010年7月20日の「子猫のミシェル」、8月20日の「子猫のミシェルの運命」というタイトルで書いた記事を読んでいただきたいです。

2年前の6月、ドイツから日本の無人の実家に帰りつくや、庭から聞こえてきた動物の鳴き声。小鳥と思っていたら子猫だったのです。濡れた枯葉の上で、目ヤニと汚物にまみれ、もともとの色さえわからないほどでした。

昔、猫を何匹も保護して飼っていたミシェルというフランス系アメリカ人の 知人にちなんでミ シェルという仮の名前をつけました。その子猫は3ヶ月後、すばらしいファミリーと運命の出会いをしたのですが、私はもう二度と会うことはないと思っていま した。しかし、2年半後、その子猫との再会が実現したのです。

現在の名前は純日本ふうに浩くん(仮名)。若くてステキなご夫婦にかわい がられて、甘やかさ れて、私が触ろうとすると、「シャー!シャワルニャア!」とみごとに威嚇してくれましたよ……。もっとも、牙を見せられても、私のひざで眠りこけている姿 を知っている私の目には「威嚇されたってかわいい」んですけど。

こうして幸せになった姿を見ると、「あのとき鳴き声に気づかなかった ら」、「一日帰国を遅ら せていたら」と想像してゾッとします。そして、日本の犬猫殺処分の半分以上は猫、それも数週間の子猫であることを思うと胸が痛みます。どの子猫も地上に生 まれてきた以上は幸せに生きる権利があると思います。ミシェル、いや宏くんだって、だれかが私の実家の庭に捨てずに保健所に持って行っていたら、ご夫婦の 1人息子になることもなく、小さな命は「産業廃棄物」の運命を辿っていたかもしれません。

あわれな子猫をこれ以上増やさないためには外に出る飼い猫と野生化してい る猫の避妊去勢しか ないと思います。野生化している猫を捕まえては避妊去勢している人もいますが、それには経済的にも限界があります。ある友人は近所の野良猫の避妊去勢に百 万円以上使ったと言っていました。国の予算で「猫の避妊去勢キャンペーン」週間(無料で避妊去勢)を年に一度実行すれば、不幸な猫の誕生率はいっぺんに減 少すると思うのですが。




  動物愛護はペットだけが対象ではありません  2012年10月10日

 

広々とした牧場の牛たち

 

 
       近所の自然農場。オーガニックの野菜、果物、玉子、肉が買えます。お花がいっぱい!

ドイツには700以上の動物愛護団体があります。そして、対象はペット動物だけでなく家畜にも及びます。

 最近、テレビや雑誌でよく報道されるのは鶏や豚です。養鶏場の内部を隠し撮りしたものや、 安価で売られている鶏が実はどのように養われ、加工工場に送られるのかのドキュメンタリーが最近よく報道されたりするようになりました。それは、グロテス ク、残虐という言葉がぴったりの恐ろしい光景です。

ドイツのある養鶏場では、「放し飼い」と玉子のパッケージには書いてあるものの、暗い小屋の 中に鶏がぎっしりと詰め込まれ、歩き回ることなどできない満員電車の状態であることがあばかれ、スキャンダルになりました。ドイツでは鶏を狭いケージに入 れて飼うことが禁止されました。この養鶏場でも確かに狭い檻に入れられているのではないので「放し飼い」には変わらないのですが、これではお話になりませ ん。つまり、どのような「放し飼い」かが問題だということです。陽の当たらない小屋の中だけで、あたり一面鶏だらけという状態で育った鶏が精神面、肉体面 で健康であるはずがなく、突っつかれて毛の抜けてしまった鶏や、立てなくなった鶏、そして死んだ鶏もいました。

スーパーマーケットの玉子は消費者が自らチェックする必要があります。ドイツの玉子には0、 1、2、3・・・とグレード別にスタンプが押されていて、どのように育った鶏の玉子なのかわかるようになっています。0を買えばまず問題ないでしょう。グ レード0は「本当の」放し飼いで、自然の飼料で養われた鶏の卵です。
私が毎週野菜や玉子を買う自然農場では、鶏は広い敷地で放し飼いされています。牛も寒くない時期は広々とした牧場に放されているし、豚も広い小屋を走り回ることができます。(客は自由に家畜を見て回ることができます。)

それからよく話題になるのが、子豚の去勢の問題です。ドイツでは年間2千万頭もの子豚が麻酔 なしに睾丸を切除されるそうで、その残酷な行為を許しているドイツの法律を変えようと動物愛護団体が呼びかけています。(もちろん、きちんと麻酔をして人 道的に去勢するところもあります。)

いずれは屠殺される家畜動物も苦痛なく生きるという権利がある。それがアニマル・ライト  Animal Right、つまり動物たちの<苦痛なく生きる>権利です。多くの消費者が、残酷に育てられた家畜動物の肉や玉子は買わないという意識を持つようになれ ば、世の中の家畜動物たちの苦痛を減少させることができるのですが。




 

 


 Zippeiくんたちの悲劇を繰り返さないために  2012年9月4日

 


       北国ドイツでさえ、「真夏だと、車の窓を7センチぐらい開けておいたぐらいで
熱中症のリスクが減少するわけではない」と飼い主に忠告しています。

(写真はサンフランシスコにて撮影。3月の寒い日でした!)
 
インターネットのニュースで、タレント犬兄弟と他の犬たち全部で7頭が熱中症で死んだことを知って以来、怒りはまだおさまりません。灼熱地獄の中でどんなに苦しかったことでしょう。

結局、飼い主には何のおとがめもありませんでした。
これがドイツだったら「かわいそうに」だけではすみません。「動物虐待」 という罪に問われる のです。ドイツでは飼い主がこのように犬を車内に放置して熱中症で死んだ場合(運よく死ななかったとしても)、20万円から40万円の罰金を支払うことに なり、飼い主には痛い教訓になることは確かです。

夏の暑い日だけでなく、春の暖かい日でも、車内の温度はどんどん上昇し て、真夏の太陽が照り つける場所では窓を少々開けていても役に立たないそうです。ドイツでは気温が20度しかなかった4月に、車内の犬が熱中症であえいでいるところを発見され た例があります。もちろん飼い主は告発され、罰金を支払わされました。

ドイツでは誰がどのようにして犬を救助するのでしょうか?

警察です。

通報を受けた警察は窓ガラスを破って犬を助けます。その時間さえないと思えるほど犬が弱っていると判断したら、発見者が窓を破っても罪に問われません。

ネットでも「もうあんな番組はいらない」の声が多数ありましたが、その声が日本のテレビ番組制作者に届くことを祈っています。





 フランスにあってドイツにない物は?    2012年8月30日

 

 

答:犬用のトイレ!

 

 
 ここに自転車をつなぐのか? 子供の砂遊び場か? Non, non! 犬のトイレです。



あ、もしかしてSHIBA・イヌくんですか?日本語で吠えますか?


このラブラドル・レトリバーはドイツから来たツーリスト犬でした。

フランスでは、高速道路のサービスエリアにも町にも犬のトイレがあります。不思議な物を発見するのが趣味の私。犬のトイレを写真に撮っていると、「変な東 洋人だなあ」とばかりにフランス人がチラッとこっちを見ます。「でも、使った形跡はないわね」とドイツ人の友人がコメントしました。

実は先週、友人とバスでフランス一日旅行をしたのです。フランスとは言っても、国境を越えて すぐのところにあるストラスブールで、所要時間はドイツの私の住む町からたったの2時間。島国日本の私には陸続きで国境を越えることに毎回心が躍ります。 国境を越えた途端に、家も樹木も異なって見え、空気までもがフランスっぽく柔らかで、フランス語の看板や道路標識が目に新鮮です。

犬さえも違って見えます。フランスの犬だもの、おしゃれなはずです。サマーカットのビション フリゼーやマルチーズは相変わらずフランス人に人気のようでした。そして、最初に述べた犬トイレ。そのへんにピピピと立ちションですませるドイツ犬と差を つけて、フランスではトイレに立ててある柱を目指すのでしょうか。





 

  ドイツの森と庭に出没するオレンジ色の生き物   2012年8月7日

ドイツの森や野原に出没するのは鹿やキツネだけではありません。そして、庭に出没する生き物も、リスや、ハリネズミや、なぜか最近とみに毛並みの美しくなった野ネズミのピー太だけではありません。

実は、巨大なナメクジ!
森や野原の小道を歩いていると必ず出くわします。「うわっ、何これ?!」日本から来たばかり の友達が気味悪がるのも無理ありません。日本のナメクジなんかこれに比べたら可愛いもんです。ドイツのはオレンジ色(たまに黒も)という強烈な色でしかも 明太子の大きさ……(あ、今、明太子食べようとしていた方、ゴメンナサイ!)。森を歩く時はナメクジを踏まないようにと意識して歩きます。なにしろ鮮やか な色で遠くからでも異様に目立ち、したがって野道で間違って踏むことはほとんどないようです。

私などもう慣れっこになっているので見ても何とも思いませんが、庭の花の手入れをしている時にうっかり素手でつかむこともあり、そのネバネバの瞬間はさすがに「ウッ!つ、つかんでしもうたよ」と頭の中は真っ白状態。数秒、時間が止まります。
森にいる彼らは人畜無害ですが、花を植える人には大問題で、一晩にして花の苗が全滅するという悔しい思いを私も何度したことか。
園芸店にはナメクジ用の殺虫剤もあって、「小鳥やハリネズミが食べても安全」と書いてはある ものの、殺虫剤を食べて死んだナメクジを小鳥やハリネズミが食べても本当にだいじょうぶなのかと心配性の私は気になります。春に美しい歌を聴かせてくれる ウタドリや、夜になると庭を徘徊するハリネズミはナメクジを捕食するのですから。それに、殺虫剤で死んだナメクジが真っ黒になって縮まっているのを見て、 殺虫剤は一度使って止めることにしました。

ビールがいいと聞いて、「酔っ払ったまま昇天」なら殺虫剤よりもいいかもと、ビールを飲まない夫に缶ビールを買いに行ってもらって、皿に注いで花壇に置いてみたら、取れる取れる。(ただ、値段の高い高級銘柄を買ってきた夫は私からさんざん小言を言われたのでした……。)

園芸好きのドイツ人に聞いたら、「“飛行レッスンよーっ”て言いながら、つまんで隣の庭に投げる(!)」、「袋に集めておいて森で逃がす」という方法があることも知りましたが、私の出した結論はナメクジが来ないようにするというものです。そのためには―――:

ナメクジが到達できる場所にはナメクジが嫌いな花を植える。
ナメクジの大好物の花は、ナメクジが到達できない場所に植える。

その成果は写真でご覧ください。


マリーゴールドはナメクジが一番好きなごちそうです。一晩で裸になります。
   したがって、ナメクジの到達できない窓辺に植えました。おかげで満開!


 
  インパチエンスは微妙なところ。このような大振りの種類のインパチエンスは
ナメクジが「まずい。食えたもんじゃない!」と言っています。でも普通 のイン
パチエンスはナメクジが食べることもあります。葉がすべて食べられたこともあ
るし、一夏無事に過ごした年もあります。食糧難だと食べるのか しらん。


 
ゼラニウムはナメクジのごちそうではなく、見向きもしません。
 

ペチュニア(赤)は狙われたら最後です。
ロベリア(青)はあまり味がよくないようで、根っこのところにナメクジを発見
したことはあるけれど、食欲をそそる味ではなさそうです。




 
「四つ葉のクローバー」の効力     2012年7月10日

 
   
       ドイツの野にはワレモコウがたくさんあります。

実は私には昔から自慢できる特技があります。歩きながら四つ葉のクローバーを探し当てることができるのです! そうやって見つけたクローバーがいくつも、ほとんど出番のないフランス語辞典や広辞林の頁の間で押し花になっています。

先週も、夕食後の散歩で近くの森に行ったとき、足元で四つ葉のクローバーを見つけてしまいました。しかも同時に2つも。何か特別いいことあるのかも、と一瞬、期待する私。

夫と私はそのままどんどん森に入っていき、草ぼうぼうの道なき道を歩くうちに、開けた空間に 行き着きました。「ここからは道がないよ。戻ろうか」と言った瞬間、目の前で鹿がピョーンと跳ね上がったのでびっくりです。私たちの足音と声に驚いて、そ の大きな鹿は一瞬のうちに暗い森の中に姿を消しました。野生の鹿に森の中で出会うたびに、その姿態の完璧さ、しなやかさに感動します。しかも今回のように すぐ近くで見ることはめったにないのです。

「WOW!」と私たちが感動していたら……、横からもう一つの声が、いや怒鳴り声が聞こえてきました。「ここは道がないだろう!道を歩け!道を!」
野原を歩いてはならないなどという法律はないはず。「何、このオヤジ」と思いながら高い草の間からのぞくと、銃を構えたハンターとポインターのような犬の姿が見えます。はは~ん、あの鹿を撃ち殺し損なったってわけか。だから怒っているんだ。そりゃあ、スマナカッタネ!

森でハンターに出会うたびに、森にこだまする銃声を聞くたびに、「的が外れますように」と 祈ってしまう私ですが、夫は「天敵の狼がいなくなったから人間が鹿を間引きしないと増え過ぎてしまう。森を守るためには仕方ないこと」と言います。鹿を撃 ち殺すのなら、撃たれた鹿が苦しまずに即死であることを祈るしかありません。鹿が増えすぎて困るなら、片っ端から鹿を麻酔銃で捕らえ、避妊去勢して再び放 す、というTNR方式(捕らえる→避妊去勢→放す)をとれば鹿の数は確実に減るのに、と思うのですが、麻酔銃ではハンターたちが満足しないのでしょうか。 殺すことに快感を覚えるタイプの人たちと私はどこにも接点がなさそうです。

気がつくと、2つの四つ葉のクローバーは私の手の中でぐちゃぐちゃになっていました。「わかった! この四つ葉のクローバーの効力、あったね。あの鹿は私たちのおかげで命拾いしたのだもの」。

 


      私の住む町の「動物ホーム」 続き        2012年5月16日



わが町で一番大きなティアハイム(動物ホーム)。この建物は受付。
               
              普通、2頭ずつ収容してありますが、この犬舎は3頭一緒でした。
「散歩、まだかなあ」と人待ち顔です。
               
               犬舎はこんなふうに並んでいます。ここは「小型犬通り」・・・・・。
小型でフレンドリーな犬が早く引き取られる確立が高いのは当然。
               
               この種(闘犬種)は1頭ずつ入れられていました。アメリカン・スタフォード
シャー・テリアです。人間にはやさしいのですが、ひとたび他の犬の姿が 見えると・・・・・、
鉄格子に体全体でぶち当たったり、けたたましく吠えながら威嚇したりで、猛獣かと思うほど変貌。
見学に来た日本の友人たちと 私は、はじめ、「姿に似合わず、かわいいよねえ」と、鉄格子の間から手を入れて撫でていたのですが(←くれぐれも真似しないでください!)、
「こ の子は、私たちにはとても無理ね」とささやき合ったのでした。         


「ヨーロッパの動物愛護は進んでいる」というのはマチガイです。
「ヨーロッパには動物愛護が進んでいる国がある」というのが正しいのです。さらに厳密には、「ヨーロッパを西ヨーロッパ」とすれば、さらに正しく“ピン・ポーン♪!”

なぜヨーロッパでなく、西ヨーロッパと強調するかというと、東ヨーロッパでは日本と同じく 堂々と殺処分をしているし、不潔なパピーミルで流行の犬を大量に「生産」している。そして、中には一斉に街中の犬を道路で殴り殺したり、薬殺する国だって あるのです。そのたびにドイツの愛護団体やフランスの有名な元女優(今は動物愛護団体を率いるセレブ)のブリジット・バルドー女史は抗議しています。東 ヨーロッパから救助されてドイツにやってくる犬も少なくありません。

「外国から犬を連れて来て、ドイツの動物ホームは定員オーバーになってしまうのじゃないです か?」という疑問が生まれるのは当然ですね。確かに、定員オーバーします。でも、だからと言って、現に連れて来られた犬を断わることができるでしょうか?  これは命の問題なのですから。(実際、私が日本で拾った子猫に飼い主がなかなか見つからなかったとき、悩んでドイツの動物ホームに電話したら、「連れて きてもOKよ」と言われて本当に心強かったことがあります。後にその子猫、日本で若い夫婦にもらわれて幸せになりましたけど。このお話は、「子猫ミシェル の運命」をお読み下さいネ。)

「そのときは何とかします」と動物ホームの人は言いました。何とかって、たとえばどういうことなんですか? ほかの動物ホームにコンタクトをとる、もしくは新しい引き取り希望者が決まるまで個人の家で預かる、という方法です。犬猫引き取り手を探すテレビ番組「ご主人様募集中」でも、「この犬は目下、個人の家にいます」と紹介します。 

私たちが訪れた動物ホームにも、個人で預かっている犬の写真が数枚、事務所に貼ってありまし た。犬舎ではなく、個人の家で人と一緒に暮らすと、犬に非常にだいじな社会性も身につきますし、健康状態に目が行き届くだけでなく、もとの飼い主と別れた ショックから立ち直りやすいといった良い面があります。
ただ、人にかみつく犬や獰猛な犬は専門家に訓練をゆだねなければなりません。日本で将来(いつのことでしょうか……?)、管理センターが殺処分のない保護センターになったとき、単に犬の引き取り希望者に渡す場所となってはならないのです。

  

   

       

 


 

僕を引き取って!      2012年4月3日


      今日はクイズです。これは何でしょう?

① 窓際で乾かしている、コートのえりに付いていたフェイクファー
② ぬいぐるみの一部
③ 窓際でクルミを食べているリス

正解は③
      
      これは誰でしょう?

①ドイツの家で飼っている猫たち
②カナリー諸島で借りたコテージの玄関に現れて「ごはんちょうだい」と主張し
た猫たち
③日本の野良猫

正解:②


            
      これは誰でしょう?

①ドイツのある動物ホームで保護されているワンコ。(殺処分はドイツにない) 
②日本のある管理センター(水曜日には殺処分される運命!)
③ライオンの子

正解:①
      
     

久しぶりに地元の動物ホーム(ドイツ語でティア・ハイム)に行って来ました。日本から旅行でいらっしゃったかたが、「NHKテレビでベルリンの動物ホームが紹介されていた。できたら、そういうホームを見学したい」とおっしゃったので。
 ここのは、規模と立派さですっかり有名になったベルリンの動物ホームとは比べ物にならないほど小さくて何ということない動物ホームです。建物自体はリニューアルされて、明るくなっていましたが。
HUNDE(犬)と書かれたほうに行くと、オレンジ色の事務所があって、軍服みたいな作業服の職員の女性に、「見学したいのですが」と言うと、「どうぞどうぞ、でも、かみつく犬もいますから触らないでください」と言われました。

ずらりと並ぶ犬舎をひとつひとつ見て歩きました。ドイツでは当然のことですが、捨てられた犬にも猫にも必ず名前が付けてあります。犬舎には名前のほかに性格、生年月日、どうしてホームに連れて来られたのか、などの説明書きがありました。
はい、確かに恐そうな犬もいます。多くが大型の闘犬種やジャーマン・シェパード系です。一見 獰猛に見えますが、私たちを見るとすり寄って来ます。「触らないで」と言われていても、鉄の柵越しに手を入れて撫でると、人なつこい目でこちらを見上げ て、「もっと撫でて」と気持ちよさそうにします。私たちの手をぺろぺろ舐める子もいます。1日も早く新しいファミリーが現れますように、と祈らずにはいら れません。

 

闘 犬種とは言っても、人間にはやさしい子が多いのです。しかし、虐待されたことのある闘犬種は人間を信用するまでに時間がかかるので、家庭犬として教育を受 けてからでないと、「引き渡し可能」にはなりません。そのような犬の犬舎には、「この犬はまだ引き渡しできません」と書いてあります。危険な犬は柵に囲ま れた広い運動場で訓練を受けます。

 

職 員の人が散歩から戻ってきた犬(ボランティアが散歩させる)を犬舎に連れてくると、闘犬種の犬たちは興奮して大騒ぎ。激しく吠えて暴れ始めました。その凄 まじさに私たちは顔を見合わせて、「あれじゃあ私たちには散歩など無理よね。よっぽど力持ちの大男でないと」と、ため息です。中には人間に対してだけでな く、ほかのどんな犬にも、ウサギや猫などの小動物にもただただやさしいだけの闘犬種もいるのですが。
18歳ぐらいの、背の高い青年が二人、コーラを片手に犬舎の間を歩いていたので、夫が話しかけると、「毎日、散歩させに来るんだよ」ということでした。

 

 

 

 

 

 

 サンフランシスコ動物ウォッチング  2012年3月5日


サンフランシスコから帰ってきました。久しぶりのアメリカです。
サンフランシスコでも真っ先に目が行くのは動物たち。

                      あざらしのおじさんが顔出した。

         
 サンフランシスコの親友ファミリーの愛犬ベイリー。今年13歳。
          足腰、ちょっとおぼつかないけど、まだまだ元気です。


            
 これがウンチ後始末用の袋が入っているスタンド、カリフォルニア版。
もしかしてこの犬、ベルギーの有名な漫画「TINTIN(タンタン)」の愛犬じゃないですか?!に、にてる!


           
ていねいに絵入りで説明してあります、ウンチを袋に入れる方法・・・・・。
          (サンフランシスコの対岸、ポイントリッチモンドの公園にて)


     

 友人はサンフランシスコ湾を見下ろすサンルームに、ハチドリ用の「レストラン」をぶらさげています。親指ほどの大きさのハチドリが蜜を吸いに、時には5羽も6羽もブーンと飛んできます。
近くの公園を散歩していたら海のほうから「アウアウアウ!」。おお、出た、アザラシ! 今はもう使われていない船着場からメキシコ人が網を投げてイワシを捕るのを数頭のアザラシたちが背伸びして眺めておりました。

犬連れも散歩していましたが道にも公園の緑地帯にも(ドイツと違って)どこにも犬のフンが落ちていない。愛犬のウンチ後始末に関してはドイツよりアメリカ人のほうに軍配が上がるかな? 

私は35年前から5年ほどアメリカで過ごしたことがあるのですが、当時からアメリカ人が飼っ ているのはレトリバー系が多かったようです。そのころは日本では知る人ぞ知る、の犬種だったと思います。まさか日本で、いや世界中で家庭犬として大流行す るとは思いもしませんでした。

サンフランシスコの友人も大の犬好きで、これまで飼った犬は昔からラブラドル・レトリバー種 か、レトリバーのミックスだけです。友人の6歳だった息子が「ターニャ」(犬の名前;ゴールデン・レトリバーとピレニアン・マウンテンドッグのミックス) を抱きしめながら言ったことをはっきり覚えています。
「ターニャは犬じゃないんだ」
「犬じゃなかったら、じゃあ何なの?」と私。
「ターニャはDOG PERSON (犬のひと?)なんだ」

 

 

これは何のポスターでしょう?

①国会議員選挙
②飼い主に死に別れて新しい飼い主を募集している9歳のワンコ
③お見合い写真

正解:②
 

 




 小鳥さま専用のレストラン開業      2012年2月20日

 
                        
小鳥用レストランは猫に狙われないように高いところにつるしました。
                         来るのは主にシジュウカラ。でも時々、さかさまのリスが頭をつっこんで、
                          ひまわりの種やピーナッツを食べてます。

                           
                           零下12度という日もありました。冷蔵庫に入りきれない鍋を外で保管です。
                          スープがカチカチに凍ってしまいました。リスたちが寄ってきては、
                          「え、くるみが入ってるのではないの?」と、眺めます。


  冬になるとスーパーの店先に小鳥用の種子が入った袋が山積みされます。ひまわりの種や燕麦など、私など袋に小鳥の絵がなければそのままパンを焼く材料にし てしまっていたかも。北国では土が凍ったり、雪に覆われたりして、小鳥が食べ物を見つけることができなくなるので、こうして人間が餌を提供するのです。

  
餌を置く「小鳥用レストラン」もスーパーマーケットや園芸店で売っていて、邦貨500 円から1500円程度です。私は一番安いのとその次に安いのを2軒も買ってしまいました。(その後、大安売りで200円に値下がりしていてショックでした が。)白樺の枝を切ってつないだだけの素朴な小屋で、なんだか子供の工作作品みたいです。あなたが作ったんでしょ?と言われそうです。一軒一軒かたちが違 うのも、そして左右対称ではなくて歪んだ部分が多いというのも味があるというか……。






    ドイツの不思議現象     2012年1月27日

 

 

 
             犯人は誰か?

         帽子のアジア人女性がドイツ人にお手本を・・・・・・
                                     ( 公園のウンチ袋スタンド)


  日本ではかなり徹底している犬のウンチの後始末。ドイツではまだまだです。日本でこの件を話題にすると必ず「意外だ!」と言われます。ドイツという国のイ メージにそぐわないです、よね? 犬のフンが歩道のここにもそこにも落ちているなんて。その足で(知らずに踏んだかもしれない靴で)、家の中もスタスタ歩 くのですからね。顕微鏡で家の中に落ちているゴミを調べでもしたら二度と冷静になれないかもしれません。

  我が家では靴を脱いで室内履きに履き替えています。友人の多くもその方式ですが、普通、お客には強制しません。私たち夫婦は友人宅に行くとき自分専用の室 内履きを持っていきます。夕食に招待すると、室内履き持参で来る友達もいますが、そこまで気を配るのは少数派。来客に、「履き替えたほうがいいですか」と 聞かれたら、一応スリッパを見せて、「ご自由に」と言っていますけど。しかし、水道やガスのメーターを読み取りに来る人や、えんとつそうじ屋さん(はい。 チムチムニーチムチムチェリー♪です。黒い上下を着てブラシを持ってやってきます。)も家の中に入ってきますが、そういう人たちは靴のままです。ドイツの 家は本来、靴のままで入る作りですし。

 
失礼、前置きがずいぶんと長くなりました。言わんとすることはおわかりでしょう。靴についているかもしれないのです。何がって、ほれ、誰かが放置した、ワンコのフンが!

 
この周辺に、最近フンを放置する人が現れるようになりました。どう見ても同一人物だと思われます。犬は責めません。犬が悪いのではないのですもの。後始末をしない飼い主の責任なのです。今では至るところにフンの後始末用のビニール袋が入ったスタンドが立っていますから、「ビニール袋の持ち合わせがなかった」などといういいわけは通用しません。犯人は、単に「後始末に無関心」ということになります。

 
「いったい誰だろう?」近所の人たちは目を光らせています。あの人でもない、この人でもない。いつも帽子をかぶって黒い犬と歩いているアジア人女性でもない。(当然でしょ? 私はこの村で後始末をし始めた最初の人間なんですから表彰されてもいいくらいです。)

 
犯人をつかまえねば。私は複数のビニール袋をポケットに入れて歩いています。現場に出く わしたら、「どうぞ!」と差し出すために。しかし、犯人は早朝に歩くのか、夜半すぎに歩くのか、すでに1ヶ月はたったというのにまだわからないのです。近 所のおばさんたちも、きっとカーテンのかげから見ていると思います。私も時々、2階でカーテンをそっとめくって、その瞬間を見逃さないようにしているので すが。

 
今年からフンを放置したら罰金が倍です。そして2度目だったらその又倍の罰金です。しかしですよ、こんな状況が存在するのでしょうか。 つまり、「警 官が見ている目の前で、犬が歩道に(もしくは公園で)ウンチする。飼い主が後始末しないで歩き去る。その場で警官が飼い主に罰金のチケットを書く。同じ飼 い主が再び、警官の前で愛犬のウンチの後始末をしないで立ち去ろうとする。2度目の罰金を支払うことになるが、倍の罰金でした」なんてコトがある、とで も?ということは警官でない私は、現場に出くわしたときに写真撮影をして証拠を警察に差し 出 すということ? フンが放置されたという事実を示すために、写真も撮り、しかも放置されたということを示すために翌日も写真を撮り、できれば、現物(!) サンプルを確保して差し出す? 犯人がうちの犬のじゃないと言い出してもDNAとか(?)調べればわかるんじゃないでしょうか? 
       
                      まだまだある、ドイツの不思議現象
                                         
                                               道にも立ってます、後始末用の袋スタンド。
                                              ここまで至れり尽くせりでも、守らない人がいる不思議。

                                         
                                         これ、これ、これですっ。なぜ使用済みの袋を置いて立ち去るの? 
                                         50メートル先にゴミ箱があるのに。不思議!


  実はまだあるのです、私がこのドイツで理解に苦しんでいることが。
 
使用済みの袋が、落ちているのです!いや、正確に言えば、袋をその場に置いて立ち去るのです。その思考回路が私にはどうしてもわかりません。「処理しましたよ。袋に入れましたよ。入れりゃあいいんでしょ!」とばかりに、ポィッ!きちんと縛られた袋が道脇に落ちています(置いてあります、というべきか)。

 
野原にも置いてあります。ドイツという国には、感心なことに数百メートルおきにはゴミ箱というすばらしい物があるのに、です。道だけではなく、畑にも野原にも森にも、ベンチの横とかにゴミ箱があって、ゴミを捨てるには全く困ることのない国だというのに、です。

 
道や野原に置かれたその袋を見かけるたびに、「この人は袋が自然消滅するとでも思ってるの?」と不思議でたまりません。謎一杯の不思議な国です。
 





飼い主募集に、掲示板とポスターが大活躍    2011年12月28日

 

 

          

この「飼い主募集」の張り紙は、角のタバコ屋さんの入り口にありました。
                      
                      同じ張り紙をペットショップでも見つけました。
                      (主にスペインやギリシャから犬を受け入れているホームです。)
                      
                       この張り紙もペットショップの掲示板にありました。
          白い犬の名前はマーシャ。
ロシアのモスクワの野犬でした。モスクワでは、野犬は銃で殺されたり、
毒薬で殺されます。 マーシャの子犬たちは殺されてしまいましたが、2歳くら いの
母犬マーシャだけは生き延びました。今頃はドイツのファミリーのもとで、
幸せなクリスマスを過ごしていることを祈って・・・・・。
                    
日本にもあった掲示板

日本でも以前はスーパーマーケットに掲示板があって、「売ります」「買います」「差し上げま す」の写真入りメモが貼ってあったものです。それが次第に姿を消していきました。そのような掲示板をまだ存続させているスーパーもあるかもしれませんが、 おそらくごく少数でしょう。あるスーパーでは、「売買のトラブルが絶えないから」と言って中止しました。もっとも、今ではインターネットで探せるので、掲 示板がインターネットに取って代わった、とも言えるのかもしれませんが。

それでも日本の店から掲示板が消えて残念だと私は思います。「子猫をお譲りします」、「子犬 を差し上げます」の掲示板は大勢の目に止まるのです。探している当人でなくても、「そういえば、○子さん、ペットショップで買うのではなく、雑種の子犬が ほしいって言ってたよね」とかいうことだってあるわけです。役に立つ情報を周囲の人に伝えることもでき、スーパーの掲示板はいいシステムだったと思いま す。

日本と違ってドイツのスーパーマーケットでは掲示板が大活躍しています。出入り口にデーンと大きな掲示板があるので、実際、見るつもりなくてもつい見てしまいます。中古ベッドを売りたい、家庭教師をします、ベビーベッド譲ってください、エトセトラ、エトセトラ。
そして、お待たせ。必ず動物の写真もあります。
「散歩中に犬がいなくなりました」(ドイツではリードなしの散歩は普通ですから。急な物音に驚いて走っていってしまうことも)。

 

1ヶ 月前からある黒猫の写真。「猫が失踪。見つけてくれた方には300ユーロの御礼」。……しかし、その猫は真っ黒の猫です。我が家の庭にも真っ黒い猫がよく 出没するし、こないだも近所で真っ黒い猫が前を横切って行ったけど、失踪中の猫かどうかどのようにして見分けたらいいのでしょう? 真っ黒な猫というだけ では、いくら写真が付いていても情報不足ですよね! 300ユーロほしさに黒猫を追っかけてるわけではないですが……。黒猫に出会うとちょっと気になりま す。)
モルモット、仔うさぎ譲ります、というのも時々ありますが、決してただではありません。「カゴは無料で付けます」というのならあります。

 

 
ペットショップには必ず、いろんなティアハイム(動物ホーム)の写真入りポスターがたくさん 貼ってあります。ドイツではペットショップが子犬や子猫を販売しないので、そのようなポスターは大歓迎なのでしょう。スペインやポルトガルや東欧から、殺 処分になる直前に命を救われてドイツに連れてこられた犬たちが、家族として迎えてくれる日を待っています。(私も日本の保健所から殺処分される犬猫を連れ て来たい!)
近所のタバコ屋さんの横にも掲示板があって、飼い主募集ポスターが貼ってあります。電話番号だけを切り取って持ち帰ることができるようにしてあって、その小片が数少なくなっているのを確認するにつけホッとします。
また、どの犬にも猫にも名前があります。ティアハイムの動物に名前がないなんてことはありません。(家族に迎えた後、名前を変えるのはもちろん自由です)。


 

 



 ドイツの新聞、テレビは犬猫の味方です!  2011年11月15日


       <最後の夏の週末は犬のプール解禁日!>(新聞記事)
                           

夏が終わると、各地にあった屋外のプールも店じまい。中には、最後の週末は愛犬同伴OKという大サービスのプールもあります。なんて粋な計らい!
シュヴァーベン地方(ドイツの南西部の地方)では好いお天気に恵まれて、ヨークシャテリアからシェパードまでプールでの水遊びを楽しんだそうです。


                        <愛犬を寒さから守りましょう>(新聞記事)

 

 

 


                                                  「暖かそうなコートですね」

  寒くなってきました。愛犬を庭に出す際、長い時間にわたると風邪を引いたり膀胱炎になったりする恐れがあるので注意しましょう。特に高齢の動物にはコートを着せるべきです。
 
スーパーマーケットで買い物をする際、愛犬を入り口でつないでおくときは毛布を用意しておいて、その上に座らせるようにしましょう。特に屋外カフェでお茶するとき、愛犬が座るための暖かい毛布は必須です。公園のカフェでは芝生に座らせる、というのもいいでしょう。

 

 

 

      <動物のSOS! どこに連絡したらいいの?>

  犬がおぼれそうだ、猫が木から降りることができない、ウサギの巣穴に犬が入って出られなくなった、などなど……。ドイツでは動物のSOSのとき、どこに連絡するのでしょう? 
  答えは消防署。日本と同じ119番です。

 

 

 

 

 

        <クリスマスツリーにご注意!> 

 
郊外の店では早々とクリスマスツリーが売りに出されています。(まだ11月の中旬なんで すけどねぇ)。1メートルから2メートルほどのツリーを部屋に運んだ後、飾りをつけるのはちょっと待って! ダニがくっついている場合があるそうです。犬 猫のいる家庭では要注意です。まずは白い布の上にツリーを置いて揺さぶれば、ダニは落ちてくるそうです。

                                     <テレビの力を借りてファミリー探し>
 

 

 

 

         「スキオス君と電話番号です」
 
  日曜日の午後6時15分から1時間の人気番組「新しいファミリー探してます」が始まって20年です。こ れまでに1万8000頭のペット動物が新しいおうちを見つけることができたそうです。犬、猫、モルモット、ウサギ、小鳥、ラット、はつかねずみ、チンチラ など、何らかの事情で飼育を放棄された動物たちです。飼い主が亡くなった、病気になった、転勤になった、犬がかみつくようになった(普通、しつけをして、 かみつかないようになってから募集しますが)、世話する時間がなくなった……。スペインやギリシャなどからドイツに連れて来られた、もと野良犬たちも大勢 います。保護施設で過ごしながら、次のファミリーが現れるのを待つのです。

 
テレビでは次々に犬猫、そのほかの小動物たちが紹介されます。保護施設の電話番号と動物の名前が画面に出てきます。どの犬猫にも、モルモットにも、マウスにも名前がついています。

 
日本でもこんなふうにテレビ局がスポンサーになってくれたら、といつも思います。

 

 

    



 クルミ雨降るドイツ       2011年9月24日

 

 

   リスの赤ちゃんが来るようになりました。
         まだクルミの食べ方を知らないようなので、ひまわりの種をプレゼントしています。


  ドイツは収穫の秋になりました。リス肥ゆる秋、です。(え? リス、じゃなかった?)
 
 我が家周辺に住むリスたちは冬支度で、枝から枝へ忙しく駆け回っています。先週は新聞に、「リスにクルミをプレゼントしましょう」という記事が載ってい ましたので私も殻付きのクルミの大袋を買ってきました。結構な出費なんですが、居間の私たちを一年じゅう楽しませてくれるリス・ファミリーですから、御礼 の意味でプレゼントしないわけにはいきません。
 クルミではなく、試しに殻付きのピー ナッ ツ を置いてみたら、リスだけでなく野ネズミまでも現れるようになったことは前回書きました。そして、カササギまで来るのが困りものです。カササギは青と白が 美しいカラスほどの鳥ですが、図々しい態度がどうもいただけない。ピーナッツを全部持って行くので、カササギが来たらテラスのドアを開けて、「パー ン!」。(いえ、銃ではないです。手をたたいた音です)。

 道を隔てたお宅には50年ほどたったクルミの大木があって、毎年クルミが鈴なりになる時期は、リスが我が家に来る回数も減ります。人間様も収穫するでしょうから、大木からクルミの実がきれいさっぱりなくなったころになると、リスたちは再び我が家の庭に出没となるのです。

 クルミの木は見上げるほどの大木になります。場所を選ばず、どんどん成長する強い木のようです。リスたちは食べきれないクルミを適当に植えます。(本当は意図して植えるのではなく、土に埋めて隠しているつもりなのでしょうけど。)

 さて、ドイツはリスにとって住みやすい国だと思います。なにしろ、天から落ちてくるクルミもあるのですから。

 

風 の強い日、庭園(貸し庭)だけの一帯を犬と散歩していたときのことです。頭上で突然、「パン、パン、パン!」と音がしました。そして、音と共にバラバラと 大量のクルミが降り注いだのでした! 恵みのクルミ雨です。私はリスになって夢中で拾い集め、コートのポケットにぎっしり詰め込みました。クルミ降るドイ ツはリス天国です。

 

 

 

 

 

 

 


 野ネズミ ピー太     2011年7月22日


                 
                   町の大型ペットショップでネズミ売ってます。でも「寝室」から出てきてくれません!
小学生はネズミやモルモットでペット入門です。
(ちなみに、ドイツのペットショップでは犬猫を売りません。)


 1日2食のわが家では夏の間、テラスで遅い朝食を取る習慣があります。すっかり背丈の伸びた樹木に囲まれた庭にいると、まるで森の中にいるよう。隣家もこの時期は樹木に隠れて見えません。

野生のリスたちは私が前の晩、切り株に乗せておいたクルミと殻付きピーナッツを食べ終わると、ヘーゼルナッツの実を集め始めます。この木は引っ越して来た ときに夫が植えた木で、15年たって5メートル以上になり、実がたくさんつきますが、私たちは実にありつくことができません。すべてリスたちが収穫してし まうからです。(もっとも、ヘーゼルナッツが好きでない私はリスが食べてくれるのでありがたく思っているのですけどね。)

さて、新顔の野ネズミを紹介しましょう。
私がテーブルにつくと、野ネズミのピー太(ピーピーと鳴くのでピー太と命名)が庭の巣穴から顔を出して、「今日のおこぼれは何かいな?」と私の足元に駆け 寄って来ます。真ん丸の、黒いビーズ玉みたいな目をしたピー太は、なめらかな銀色のコートを着ていて、私としては撫でてみたい衝動にかられますが、おっ と、これはタブーですね。野生の動物に触れてはなりません。人間の匂いのついた動物は親が拒否することがあると聞いたことがあります。

ドイツ人の友人からは、「食べ物を与えたらダメ!大勢来るようになるわよ。家の中に入って来るかもしれないじゃないの」と言われ、「ハメルンの笛吹き」に はなりたくない私は、以来、テラスに通じるドアはきちんと閉めるようにしています。日本から持ってきた、だいじな日本食品をかじられたら泣きます! 野ネ ズミは野原や畑に穴を掘って住んでいますから、家の中に住み着くとは思わないのですが、ま、一応念のため。

ピー太との初対面のきっかけを作ったのはテーブルの下に落ちていたパンくずでした。そのパンくずをめがけて彼がツツツツーッと走っていくのを偶然見てし まったのです。夫に隠れて、チーズのかけらを落としてみたら、数分の後には跡形なく消えていました。最近はもっぱらピーナッツ一本に絞っています。リスた ちの分を切り株に置いた後、1個だけはピー太に……。親指ほどの大きさのピー太が、栄養良すぎてブー太になったらどうしよう?

 

 

 



「かわいい」と「かわいそう」  2011年6月21日

     

 

           ペットショップの子犬
         
     
似合うかしら? (台北にて)

 台北の夜の楽しみは何といっても夜 市を見て歩くこと。夕方5時ごろから、大通りや裏通りにそって、食べ物、雑貨、衣類などを売る店がズラリと並び、夜はひっそりと静まりかえるドイツとは大 違いです。お祭りが毎晩あっているようなもので、私も台北に着くと、わくわくしながら時差ボケをものともせず、夜の街に繰り出します。

ただ、見たくない店もあるのが事実。
子犬を売る店がその一例です。子犬は手のひらに乗るくらい小さくて、洋服を着せられているので、まるでヌイグルミです。そこはいつも、「きゃわいい♪」とか言いながら、しゃがみこむ若い人たちで一杯です。

 


 その子犬たち、親から離すには早過ぎます。まだまだお母さん犬のぬくもりが必要な子犬 たちです。このような犬は成長しても早過ぎる乳離れや、騒がしい環境がトラウマとなり、後にさまざまな問題が生じることになるそうです。私が大の犬好きで あることを知っている台湾の友人たちは、「子犬よ!」と立ち止まろうとするのですが、「見たくない」と私は通り過ぎます。あの中の何頭が生き延びるので しょう?

 

 
夜市の立つ大通りに沿って大きなペットショップが何軒かあり、そこのショーウインドーの中にも、生まれてまもない子犬や子猫があどけない顔でじゃれあって いたり、眠っていたり。私は横目でチラチラ見ながら、「この子たちが生き延びて、いい飼い主に出会いますように」と祈っています。日本でペットショップの 横を通るときも同じ。見ないようにして速足で通り過ぎることにしています。ドイツやスイスのように、子犬や子猫の販売をしなくなる日が日本にも台湾にもい つかきっと来ると信じているのですが。

 


 犬の衣類ばかり売る店も夜市に出ます。日本でも犬の服の専門店を見て驚きました。初めてそんな店を見たとき、私は、「変な形をした子供服だなあ」と思ったことを覚えています。もちろん、すぐに犬用だと気づきましたけど。

  ドイツで犬に服を着せるのは特別な日だけです。たとえば、雨の日用のレインコート、雪 の日の防寒着とか。ドイツではおしゃれのために犬に服を着せるということはないようです。ドイツ人は「犬は犬らしく」という犬哲学(?)を持っている人が 多く、人間の趣味を犬に押し付けるのはどうも、という考えが一般的であるように思います。これはメンタリティーの違いでしょう。
私がドイツで、寒がりの犬を飼っていたときは、日本やお隣の国フランスで防寒コートやレインコートをつい何着も買い込んでしまいました。(フランス人はドイツ人と違うのです。)当の犬にとっては防寒コートが赤であろうと黒であろうとどっちでもよかったはずですが。

 




 「こんな遊びを発見したよ!」  2011年4月25日

 


 このワンコ(アイリッシュセッター)は、身の丈ほどもある木の枝、というより木材を拾って得意顔です。

 

 

 

      麦畑の「どこにいるでしょう、当ててみて」ゲーム

 爽やかな風が青い麦畑をやさしく撫でていきます。 ずっと続く麦畑はまるで大海原。少し強い風が吹くたびに波ができます。古代の人が「穂波」と称したその光景はいつまで見ていても厭きません。穂波を見下ろ すアパートの最上階に住んでいる友人が、「何時間も穂波を見ていられるわ」と言うのを聞いて、羨ましくなりました。おまけに、なにしろ、その大海原には不 思議な生き物さえ出現するのですから。

 ある日、麦畑の小路をテレテレ歩いていると、麦畑の真ん中で「何か黒い 物が跳ねるのを見た」という気がしました。一瞬だったので、それは何なのか始めわかりませんでした。謎の生き物の再出現を期待して凝視していると、再び、 「ぴょ~~ん」と飛び跳ねる生き物が……。犬でした!

 その後はまた静かな麦畑に戻りますが、しばらくたつと、別の位置から再び「ぴょ~~ん」。はるか彼方には飼い主らしい人が歩いていました。犬が自分のご主人様の位置を(或いは自分の位置を?)確認するために跳び上がっているらしい、ということがわかりました。
 麦畑の中に入ると体長の低い犬には麦以外何も見えないはず。それでも、中をめちゃくちゃに 走り回るのが「おもしろくてたまんないや!」と思うのでしょうか。でもご主人様を見失うわけにはいきませんから、「現在位置、かっくにーん!」とばかりに 跳び上がるのでしょうか。跳び上がりかたもトランポリンしているように垂直に「ぴょ~~ん」」です。不思議な光景ですよ。その瞬間をカメラにおさめたらお もしろいだろうな。

 

 

 

               木の枝拾いゲーム

 

 

 

ドイツの森でよく出くわすのが枝をさも得意そうに運ぶ犬です。

 

私が日本に住んでいたころは犬を何頭も飼っていたのですが、森を犬と散歩するということはなかったので(散歩する森も近所にはなかった)、木の枝を喜んで運ぶ犬の姿など見たこともありませんでした。

 

森を散歩するのが日課になった現在、木の枝をくわえて歩く犬は普通に見かけます。大型犬は大きな枝を、小型犬は小さな枝を、というわけでもなく、小型犬でも自分の胴より長い枝をエッサエッサと運ぶ光景に出くわし、思わず「ご苦労さん!」と声をかけてしまいます。

 


 2頭が一本の巨大な枝をくわえて歩く「協力型」もいます。時々、森の道の真ん中にくわえ心地のよさそうな枝がゴロンと落 ちていて、「ハハーン、これは犬のしわざだな」と見当がつきます。枝が大きすぎたり、重かったりして、途中で放棄した枝なんだろうなあ、と。もしくは飼い 主から、「もうそれはいい加減に捨てなさい!」と言われたりしたのだろうなあ、と。

    

              

 


 
<ドイツも、もうすぐ春   2011年3月11日

 

 

    
                                            高い塔の上に巣を作るコウノトリ

                                鶴が戻ってきた
 

 

台所で夕食の準備をしていたら、空から「クワークワークワー……」という声が聞こえてきたので、「もしや?」と外に飛び出して見上げたら、大空にVの字のかたちを描いて飛び行く鶴たちでした。

 

その光景は何度見ても感動的です。11月から12月にかけて、夕焼けの中を鶴たちは北アフリカに向って飛び去っていくのですが、そのときは「行ってらっしゃい。無事に戻ってきてよ」と手を振る私。

 


 私は始め、この鳥の群れは雁だと思い込んでいました。フランス語のクラスで手元の電子辞書を引き引き、「私は今日、ウ ワ・ソヴァージュ(雁)の群れを見ました」と言ったら、「マダム、あれはウワ・ソヴァージュではない。 グリュなのです」と訂正され、鶴だとわかったので す。 それまで鶴など一度に数羽しか見たことのない私にとって鶴は高級鳥。 このヘッセン州がちょうど鶴たちの飛行ルートになっているそうで、いっぺんに 数百羽も自宅にいながらにして見られるなんて、何とラッキーなことか。
それに、鶴が戻ってきたら、長かった冬も終わりに近づき、春の到来も間近だということです。

 

 

 

                     ドイツに住み着いているコウノトリ

 

コ ウノトリを初めて見たのもドイツです。西洋ではコウノトリが赤ちゃんを運んできます(ちょっと古いか?)。ずっと前、自然保護区で夫とコウノトリ・ウォッ チングをしていたら、2人連れのおばあさんがクククと笑いながら、「あなたがた、あんまり長くコウノトリを見ていると危険ですよ」と言って通り過ぎて行き ました。

 

ド イツのコウノトリは人間をあまり恐れないのでかなり近くで見ることができます。沼地の自然保護区にはコウノトリ用の鉄柱が作ってあるので、そのてっぺんで 巣作りをしている様子や餌をもらう幼鳥もはっきり観察できます。  また、耕したばかりの畑で数十羽も餌を探していることもあり、車を停めてバード・ ウォッチングしている人もいます。純白に黒と赤、くちばしが黄色なのでかなり目立ちます。
翼を広げ、音もなく頭上を滑空してゆく姿は「優雅」の一言です。

 

 



 
<ハンディキャップがあるからこそ! > 2011年2月17日



[ぼくは、福岡の山奥で捨てられてた九州男児だよ。骨と皮だけの体にダニが何百もついて、
ふらふらしているところを助けられたんだ。]

 
  ドイツには、飼い主募集のテレビ番組があることはこの欄で何度も書きました。なにしろテレビ局自体がスポンサーですから、コマーシャルもなく、次々に犬猫 が登場します。犬猫を引き取る予定がなくても、たくさんの「いろんな犬猫を見るだけでも幸せ♪」という視聴者(例:私)には待ち遠しい番組です。
 
それに合間には、飼い方やしつけの指導もあります。そして、新しい飼 い主のもとで幸せに暮らす犬猫の紹介。これが一番楽しみ。「これほど頭のいい犬は世界中どこ探したっていませんよ!」と、家族に迎えたワンコを夫婦、親子 で褒め称え、親馬鹿ぶりを発揮している人を見ると、こっちの心までホカホカになってきます。

 先日はスペインから連れてこられた、盲目の犬たちが紹介されました。お そらく親犬が妊娠しているときに何かの病気に感染したか、近親交配が原因だそうです。そのような犬の場合は引き取る人にいろいろな条件が求められます。階 段には柵を、池には囲いを取り付けてください。この犬は抱っこが大好きなので、いっぱい抱っこしてくれる人であること、子供は12歳以上が望ましい、犬に 家の構造や家具の位置を把握させてください、云々。庭で犬同士、じゃれあう姿や、フォスターペアレントの家の中を駆け回る姿からは盲目であることがわから ないほど普通に活発です。


これは目が見えない犬を引き取りたい人のためのサイトです。大部分の犬が東欧をはじめとするドイツ国外から連れて来られた犬たちです。
では、ラブラドル・レトリバーのローニャちゃんが日常生活を見せてくれます。ローニャちゃんは網膜の病気で目が見えないのですが、階段の上り下りだって何のその。
ここに登場する若いほうの女性は訓練士で、盲目の犬の飼い方を指導しています。
生まれつき耳の聞こえないダルメシアンも時々テレビに登場します。
ダルメシアンは遺伝的に耳の聞こえない子犬が4%の確立で生まれるのだそうです。
こちらは手の合図だけで訓練します。
で飼い主を募っている犬たちは耳が聞こえません。
中央の白いワンコの写真下をクリックすればいっぱい写真が出てきます。


http://www.taubehunde.de/
http://www.youtube.com/watch?gl=DE&hl=de&v=vuCOCNObdrQhttp://www.blinde-hunde.de/vermittlungstiere/index.html






 <疑問を持ちましょう!>  201114
雪のドイツから、明けましておめでとうございます。
私の願いは、今年こそは犬猫の殺処分について人々が深い関心を抱き、
「この現状を何とかしなければ!」の風潮が出現すること、です。
<ペットショップで犬猫を買うということに疑問を持ってみましょう>
かわいい盛りの犬猫を売るペットショップ。小さなガラス箱に入れられた子 犬や子猫は確かにヌイグルミのようにかわいいものです。しかし、その子たちは早すぎる時期に母犬、母猫から引き離されていることを知っていただきたいと思 います。小さければ小さいほどよく売れるからです。

 

ドイツに住む日本人の友人がドイツ育ちの小学生を連れて帰国したら、「お母さん、なぜ子犬がガラスの箱に入っているの?」と不思議がったそうです。ドイツのペットショップでは犬猫を売らないのです。そして、「売れ残ったらどうなるの?」という疑問を持ってください。
ペットショップのガラス箱の小さな犬猫たちが一匹残らず売れると思いますか?
私たちは時々次のような話を耳にしたり、読んだりしますね。
「この子はペットショップで売れ残っていたんですよ。あわれに思って、この子に決めました」。
では、あわれだと思って買う人がいなかったら、成長しすぎてしまった子犬や子猫はどうなるのでしょう?

 

どの管理センターにも犬猫であふれています。犬を飼いたい、猫を飼いたい人が、「管理センターから引き取るのが当然でしょ」の日本になったらすばらしいと思いませんか?

 

世の中には2種類の人間がいます。捨てる人と救う人。それは日本もドイツも同じです。ただ、ドイツが日本と大きく異なる点は;

 

1. 殺処分がない

 

2. 救う人のほうが捨てる人より多い

 

という点なのです。
この次にペットショップの横を通ったら、どうかこのことを思い出してください。

 

<野良猫の問題>

 

これは避妊去勢しか解決法がないのです。ドイツの大都市でも野良猫が増えすぎて問題になっています。それで、ボランティアたちが捕まえては避妊去勢をしています。

 

熊本市の実家の庭にも野良猫が来るようになったので、捕まえては避妊去勢をしました。人間に全くなついていない猫たちだったので、再び放しました。これを、TNR運動といいます。

 

T=トラップ TRAP 捕まえる
N=ヌーター NEUTER 避妊去勢する
R=リリース RELEASE 放す
TNR運動が全国に広まること。

実行する際、行政が協力すること。(例:地区ごとに日を決めていっせいに捕獲して避妊去勢をおこなう、等)

 

<捨てる人に捨てるなと言っても捨てる>

 

子猫を捨てる人に、「ちょっと待って。捨てないでください」と説得して、「ああ、そうだったのか……、捨ててはいけないのだ」と考え直す、と思いますか?
犬猫を虐待する人に、「虐待してはいけません」と忠告したところで、「ああ、そうだったのか……、犬猫に苦痛を与えるのはいけないことなんだ」と思い始めると思いますか?
いつの世にも、どこにも捨てる人や虐待する人がいます。その人たちの考えを変えようと努力するよりも、私たちが救う人になったほうがずっと効率いいのです。

 

私たちは、救う側。
このことをあなたの職場や学校で、語りませんか?


ドイツのテレビの「飼い主募集」番組で紹介される猫。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地中海 マヨルカ島のホテル猫2010年12月7日<心配症、リゾートに行く>

 

 


「マヨルカ島の猫たちはツーリスト慣れしている!カメラを向けるとポーズとってくれた」

 

地中海のマヨルカ島はドイツから飛行機で1時間半。熊本から沖 縄に行く感覚かな。ドイツ人に人気の島で、スペインなのに観光地はドイツ語で通じてしまいま す。20年ぐらい前までは超格安で誰でも気軽に行ける島だったのに、世界中のお金持ちがお城みたいな別荘を次から次に建てたせいで有名になりすぎて、今で は物価の高い高級リゾート地です。(蝦とアーモンド以外、ドイツより物価が高かった!)

 

ホテルで出迎えてくれたのは猫ちゃんたちでした。ブーゲンビリアの潅木のかげや、椰子の木の下や、プールサイドでくつろいでいます。
「このホテル、猫が好きなんだな」とうれしくなりました。
テラスで夕焼けを見ていたら、三毛猫がやってきて、膝の上でゴロゴロ言い始めました。久しぶりに猫を触り、スケッチまでしてしまいました。

 

ドイツの猫はほとんどが家の中で飼われているせいか、外ではあまり見 かけないし、私の住む地区には地域猫もいません。野良猫はいないのです。しかし、ドイツでも大都会では、増えすぎた野良猫の問題が起きています。つかまえ ては避妊去勢をしているようですが、なかなか追いつかないらしいです。

 

「殺処分しかないのでは?」という意見も読んだことがありますが、ドイ ツで殺処分が実行されることはあり得ないと思います。もちろん、ガス室などありませんから、殺処分であっても注射による安楽死でしょうけど、そもそも殺処 分の概念がないドイツでは、それも考えられません。不治の病(致命的なケガ)で苦しんでいる、或いは、老衰のため時間の問題、というケース以外、健康な ペットを人間の勝手で死なせることは人道的にも、法律的にも違反なのです。

 

話をホテル猫に戻しましょう。翌日、大きな不安感に襲われた私。昨日遊んだ猫たちが……いない! 一匹もいない! 見事に姿を消してしまっていました。

 

すぐに頭に浮かんだのが、数年前に行ったインドネシアのバリ島です。 バリでは北部の海岸にあるエレガントなホテルに滞在しました。広大な敷地は芝生で、そこに椰子の木とコテージが点在しています。芝生には猫がいっぱいい て、私はこっそり朝食のバターとソーセージを子猫用に持ち出していました。黄色の縞の子猫を庭の片隅で発見したのです。見るたびに抱っこしていたら、(ま ずいことに)私に馴れて、私を見かけるとミャアと寄ってくるようになったのです。

 

敷地内の、プライベート・プール付きのデラックス・コテージに は、日 本人駐在員の夫婦が住んでいました。おしゃべりするうちに、「邸内の猫たちは定期的に薬殺される」ということがわかり、私のリゾート気分はたちまち憂鬱気 分のドン底です。しかも駆除日は明後日という情報が!

私は子猫を捕まえ、現地で雇ったドライバーのAさんの家に(持参金付きで)持って行きました。ホテルを出たところの小さな一軒家に彼のファミリーが住んでいたのです。ファミリーの子供たちは子猫を見て大はしゃぎ。これで少なくともこの一匹は薬殺を逃れました。

 

そういうことがあると(=現実を知ると)、リゾートでのんびり骨休めできない性分だから、ホリディ先を選ぶのも簡単ではありません。

 

前置きが長くなりました。

 

そう。マヨルカ島のホテル猫たち。どこに行ったのでしょう? ホテルのレ セプションに訊ねに行く勇気はありません。ホテルのレストランに侵入する猫たちをウエイターのおじさんたちが追い払うとき、猫たちを汚らわしそうに扱って いたから、嫌な予感がしたのです。増えすぎた猫たちを罠でつかまえて、それから―――。夫は、「余計なこと考えずに、ホリディを楽しまないと」と言うけれ ど、私の心は穏やかではありません。地中海に沈むドラマチックな太陽を眺めていても、コバルトブルーの海岸に沿ってハイキングしているときも、「あの猫た ちは、もしや……」と考えてしまうのです。

そうやって3日たちました。3日間、憂鬱でした。
しかし。
4日目の朝、テラスに一匹、ベンチに一匹、ブーゲンビリアの横にも。プールサイドにも。急にお腹がすいて、いつもよりたくさん食べた朝でした。

 

あ、バリ島の黄色の猫はその後、美しい猫に成長した、と駐在員のマダムが教えてくれました!





馬とハリネズミ          20101115
なんだかイソップ物語に出て来そうなタイトルですね…。(笑)

 

今年、ドイツの秋はみごとでした。金色に輝く森に毎日うっとり。外に出ると、世界が明るく感じられました。

 

印象派の絵にあるような、こんな光の中を馬に乗って歩き回るというのは最高だろうなあ、と思います。乗馬している人を見るたびに、「私もいつか」と思うのですが、実行までにはあと250年ぐらいかかりそうです。

 

「嵐が丘」という白黒映画(超古い!)の中で、少年ヒースク リフと少女キャサリンがまるでマウンテンバイクにでも乗るみたいに、裸馬に跳び乗って野山に駆け出していくシーンや、テレビでモンゴルの子供たちが馬で高 原を走り回るようすなどを見ると、小学生のころに乗馬を覚えておけばよかった、と悔しいです。

 

子供のころ近所にいたのになあ、馬が。でも乗馬用ではなく農耕用でした。農家が結構ふつうに 馬を飼っていたように記憶しています。写生大会で馬を描いた子がいましたし、馬糞も落ちていました。馬糞を踏むと足が速くなる、と子供たちの間でささやか れていましたが、信じないほうがいいです。小学生時代に何度も踏んだし、大人になってもドイツで踏んでいるけど、足、遅いです。

 

秋の栗拾い(?)

 

先週、夜10時ごろ、近所の道路で真ん丸のイガイガ物体を発見!真ん丸でイガイガ、ときたら、栗かウニかハリネズミでしょう。(余談ですが、ドイツ語ではウニのことを、「海のハリネズミ」と呼びます)。

 

手袋のまま(ドイツはもう手袋が要るくらい寒いのです!)、そっと拾い上げると、それは栗でもウニでもなく、子供ハリネ ズミでした。「うわっ、かわいい、持って帰ってペットに」というわけにはいきません。前にも述べたように、ハリネズミは野生保護動物で、勝手に持ち帰って 飼うことは禁じられているのです。ただし、初霜前に600グラム以下ならば凍死する恐れがあるので、「お持ち帰り」OK。ただし春には自然に戻さなければ なりません。で、ハリネズミの養い方の本なども出ています。

 

ハリネズミは夜行性で、夜の道路にのそのそと出て行っては車に轢かれてしまうので、見つけ次第、保護して安全な場所に移しています。

 

初霜までにはまだ時間があるので、今回このハリネズミには、塀と潅木がたくさんある庭でしばらく暮らしてもらうことにしました。条件を満たす家を探し当てるまで、私はそのイガイガを持って歩き回らなければなりませんでした。薄めの手袋だったので、棘が痛かった……(涙)。
したがって、我らハリネズミ・レスキュー隊の新・必需品は、分厚い手袋だと痛感しました。(一番いいのはスキー用手袋!)





 ドイツの国民犬ジャーマン・シェパード  2010年11月5日


 ドイツでよく見かける注意書き。」
ジャーマン・シェパードの絵があったら、泥棒は入らないのではないでしょうか・・・・・

 

 

 

ドイツで散歩をしていて最も多く出会う犬種は、ジャーマン・シェパードとその雑種です。最近はゴールデン・レトリバーとラブラドル・レトリバーもかなり多くなりましたが、統計を見るとやっぱりジャーマン・シェパードが一位です。
ジャーマン・シェパードは日本でも昔は結構ポピュラーな犬種だったと思いますが、今はめったに見かけません。私が小学生のころは(50年前!)、朝早く登校すると、訓練士が複数のジャーマン・シェパードを校庭で訓練する光景を見ることができました。
「利口な犬だなあ。大きくなったら飼いたいなあ」と憧れて眺めていました。今でもジャーマン・シェパードを見るたびに、真冬、霜の降りた道を自転車につな がれ、白い息を吐きながら行儀よく走っていたあの犬たちのことを思い出します。彼らは競技会用の犬だったのでしょう。動物園の檻のように、並んだ犬舎で飼 われていました。近寄ると、一斉に吠え、そして犬舎が臭かったのを覚えています。大きな犬を家の中で飼うことなど思いつきもしない時代でした。

 

あ れから50年たった今日の日本でも、「大型犬を飼いたいが庭がないので飼えない」と勘違いしている人がいます。庭に家族の一員をひとりぼっちにするつもり なのでしょうか? 大きな犬も家の中で家族と一緒に暮らすのが当然です。庭が広いとか狭いとか、そういうことは大きな犬を飼うことと無関係です。
こ こドイツでは公団のアパートで大きな犬を飼っている人が大勢います。動物ホームで大きな犬を引き取るときは一応アパートの間取りとかも聞かれるようです が。同じアパートでも、あまりにも小さな部屋だと、大きな犬を飼うには向かないというわけで譲り受けることができない場合があると聞きました。面積が十分 なアパートなら問題ありません。近くの公団にはロットワイラーやドーベルマン・ピンシャー、ボクサーなどがいます。

 

さて、近所には2種類のジャーマン・シェパードがいます。姿も性格も狼の ようなタイプ(もちろん、飼い主にはなついている)と、狼の衣を着てはいるけど羊のようにおとなしいタイプ。前者は撫でることも、いや近づくことも不可能 ですが、後者は小さな子供が尻尾や耳を引っ張ってもだいじょうぶです。そういう犬はリードからはずして散歩できます。私が初めてジャーマン・シェパードを 触ったり抱きしめたりできたのはドイツでした。

 

「ジャーマン・シェパードを一度飼うと、とりこになるわよ」と、ジャーマ ン・シェパードを長年飼っていた日本の友人は言います。同じく国民犬であるダックスフントを連れた近所のおばあさんも同じことを言っていました。「今は歳 をとったから小さなダックスフントだけど、昔はね、ジャーマン・シェパードだけをずっと2頭飼っていて、夜は犬たちがベッドにもぐりこんで来るから、窮屈 な思いをして寝ていたわ」。(うらやましい!)





 スペインの犬「ポテンゴ」は理想のファミリードッグ    20091010

 

 


Mさん宅でおすましのポテンゴくん。おとなしくて、優しくて、かわいい・・・・・・。

 

 

 

日本では至るところで柴犬や、柴犬系の犬を見かけるように、スペインの、それも田舎に行くと、どこにでもいるのが「ポテンゴ」です。足が長くて、走るのがいかに速そう……。
それもそのはず、スペインではウサギ狩りの猟犬としてポピュラーな犬種なのです。
ス ペインの田舎に行くと、鶏小屋のような小屋や、畑や、庭先の檻に何頭も詰め込まれて飼われている光景に出くわします。短い鎖につながれ、半径1メートルし か動けない犬もよく見かけます。
夜中に、ワンワンキャンキャン、犬たちの声が遠く近くから聞こえてきます。ドイツではそんな飼い方はご法度で、すぐに警察 か獣医局の職員が来るのですが。
ポテンゴはそのような地方では「物」扱いなので、用済みになったら山に置き去りにされます。
また、庭先で殺してしまう人たちもいます。その人たちにとって犬とは友だちでも家族でもなく、「いらなくなったから処分した」にすぎないのです。
同 じヨーロッパでも、動物愛護精神が発達しているのはゲルマン系の数カ国だけ。日本で、「ヨーロッパは動物愛護精神が発達している」と聞くたびに、「そう じゃないよう!ヨーロッパには動物愛護精神が発達している国もある、と言うのが正しいのっ!」と憤る私です。
スペインやポルトガル、ギリシャ、東欧の国々 は、まだまだなんです。ホリデイでそういった国に行くと、犬の飼い方が気になって、私はホリデイを心から楽しむことができません。
近 所に住むMさんは「ポテンゴ」の大ファン。
ポテンゴは優しい性格でおとなしいので理想のファミリードッグになるのです。捨てられたり虐待されたりしたポテ ンゴを保護するドイツ人のグループを通して、Mさんはドイツで新しいファミリーを探す活動をしています。毎月ドイツ人がはるばるスペインの田舎から車で数 頭のポテンゴを運んできます。
だからHさんの家にはいつも数頭のポテンゴがいて、会うたびに、「ポテンゴがほしい人、いないかしら?」と聞かれます。





子猫のミシェルの運命2010年8月20日


 

 

裏返しのミシェル。よかったね

 

 

捨て子ミシェルがその後どうなったかって? よくぞ聞いてくれました。

 

新聞広告を見たやさしい若夫婦のもとに一人息子として引き取られたのですよ。そして、もうミシェルではありません。「宏くん(個猫情報厳守のため仮名)」という日本の名前を付けてもらったのだそうです。

 

長い道のりでした。
ドイツに戻っても、私はミシェルのことばかりが気になり、預かってくれている友人にメールを送りまくっていました。
ミシェルの新しいファミリーを探す方法をあれこれ考えていたある日、「ミシェルの歩きかたが変。
明日、獣医さんに見せる」というメールが……。「やっぱり薄幸の子猫だったのか。でも少なくとも数週間は幸せな思いをさせることができたのだからこれでよかったのだ……」と私は覚悟しました。

 

翌朝、恐る恐るメールを開くと、「ビタミンD不足のクル病で、ビタミンを もらってきた」という文章が目に飛び込んできて、不安は一瞬のうちに解消。ベルリンに住む獣医の友人に知らせたら、「わっ、伝説の病気」と驚かれました。 伝説か……。昔々、中学の教科書に「ビタミンDが不足するとクル病になります」という文章の横にペン描きのヘタクソな絵があったなあ(足が曲がった、やせ た少年の絵)。

 

ビタミンDが効いて、ミシェルはみるみるうちに育ち始めました。それも足 から。足が長―くなったのです。日本から送られてくる写真は、もう赤ちゃん猫ではなく、首元も足もほっそり伸びた少年猫です。ドイツ人の友人たちに見せる と口をそろえて、「なんて美しい猫!」と言ってくれました。

 

子猫は小さければ小さいほどチャンスがある?
新聞の「子猫差し上げます」欄には競争相手がわんさといました。しかも、 どの子も1週間前に生まれたばかりじゃないのかと思うほど小さい。「子猫は幼ければ幼いほど、そして、頭が丸くて、愛くるしいほうが早く決まる」と聞いて 私はショックを受けました。ミシェルは―――もう足長の少年。頭は丸くない、どちらかといえば尖っている。(私の目には)「愛くるしい」けれど。

ミシェルをほしいという人が見つからなかったら? 新しい悩みの出現です。
日本で大きくなった猫に新しい飼い主を見つける可能性はゼロに近いのだそうです(決してゼロではないのだけれど。)では、残るはドイツしかないではないか!

 


ドイツの動物保護施設に電話をしたら、猫は満杯状態だというのにそれでも 「いつでも無条件に受け入れます」という返事がもらえ、安心度はいっぺんに最高値に達しました。動物保護意識が低い東欧諸国からドイツに犬猫が続々連れて こられるのです。そこに「日本から」と連れてきたら、どんな顔をされるかと恐れていたのですが。

 


そして、運搬の問題もあります。生き物を運送する専門会社に電話したら、1週間後に2000ユーロ(邦貨 約23万円)と いう、Give me a break的な額の見積もりが来て、これでは格安切符を買って受け取りに行ったほうがずっと安い。ルフトハンザなら小型ペット、機内もOK、ミシェルは2 万円ぐらいかな(猫バッグも一緒に計量する)。でも機内で鳴き続けたら? 猫の場合、ウンチは? オシッコは? (以前、ルフトハンザでドイツまで犬を連 れていったときは問題なかったのですが、猫は未経験。)

 


でも杞憂に終わりました。悩んだおかげで、犬猫の輸送についてわかったし、厳しい現実も改めて知ることになったし、大いに勉強になったと思っています。

 

そして、結論は;「増やしてはならない」

 

野良猫たちの、避妊去勢しかない。
飼い猫も外に出すなら、避妊去勢しかない。

 

これに尽きます。

 

ミシェルは猫のかわいさを私に教えてくれただけでなく、厳しい現実を教えてくれたのです。



すのでしょうか。

子猫のミシェル    2010720


庭から声が...

          

 

                     



捨てられていた子猫のミシェルは今、やんちゃ盛りです。
TNRが早く全国に普及してほしいです。
T(捕まえる)N(不妊手術を施す)R(捕まえた場所に放す)。

 


半年ぶりに帰国していました。梅雨入りしたその日が私の熊本での第1日。福岡空港に着いた私を熊本まで送ってくれた友人と水前寺の自宅に入ると、おや、どこからか聞こえる「ミイミイミイ……」。「鳥みたいね」と友人が言いました。
巣 から落ちた小鳥だったら厄介だなあ、と学生時代に育てた子スズメが思い出されます。スズメは無事成長して飛び去ったのですが、飛べるようになるまで私はス ズメの親になりきって、数時間おきに餌を与え続けなければならなったのです。(人に馴れてしまって、なかなか巣立ちしませんでしたが。)
友人は帰路につき、私は「やれやれ……」とスーツケースを居間に置いたままホッと一息ついたのですが、「例の小鳥」はまだ鳴き止んでいません。救助するのなら薄暗くなる前にしないと暗くなってからではどこにいるかわからないと思い、私は雨の庭に出てみました。
そ れは―――子猫、だったのです。しかも、両目は膿でふさがり、骨と皮の小さな体は、まるで枯葉のように見えました。全身の血が、カーッと頭に上ります。私 はまだスーツケースを開けてもいないのに。猫はこんなに小さくて、汚れていて臭いのに。夜なのに。雨なのに。寒いのに……。
私は子猫をつまみあげ、息を半分こらえたまま風呂場に直行です。
臭 い枯葉が愛らしいチャトラ猫に。「誰 かが投げ入れたのね。子猫を拾ったもののどうしていいかわからなくて、庭に投げ入れたんでしょう。体が冷え切っていると思うから、とにかく暖めて!」と、 猫に詳しい友人から電話口で言われ(私は猫経験ほとんどなし)、タオルに包み、ドライヤーで乾かしました……。すると、あれま、結構かわいいチャトラ猫が 出現したではありませんか。「臭い枯葉」なんて表現してゴメンネ。
それにしても、ちいさい。片手てのひらに乗ります。高校生のころ、手乗り文鳥拾ったことあるけど、手乗り猫を拾うとは。

 


友 人がすぐに猫用のミルクを持ってきてくれました。まだ乳離れしていな かったらしく、皿に入れても飲み方がわからないようなので、私は指で数滴ずつ子猫の口に入れてやりました。「こんなにちいさい子を捨てて!」と捨てた人間 に対して、またまた私の怒りのマグマは炎を上げます。

 

別 の友人からは電話で、「かなり弱っているはずだから、覚悟しておいた ほうがいいわよ。明日の朝まで生き延びるかどうか」と言われ、私は途端にナーバスになって眠気も旅の疲れも取れてしまいました。そして、10分おきに生き ているかどうかの確認に子猫を置いた部屋に通ったのでした。

 

それでも長旅の疲れで何時間か眠った私は朝、目が覚めると同時に、ドキドキしながら子猫のいる部屋を開けると―――、毛布の中から真ん丸い目がこちらを見て、「ニャア(おはよー?)!」と一言。

 

「生きてたぁー」子猫に頬ずりして、ミルクを与え、友人から教わった通りにコットンでやさしくさすっておしっことウンチをさせ(大成功!)、「生きていてくれた。神様、精霊のみなさま、猫の神様、天国の母さま、ありがとう―――っ」と全世界に感謝です。

ミシェルよ、幸せになって

 

 

友人に見てもらったら男の子でした。私は子猫の雌雄の区別もできない猫初心者です。仮の名前としてミシェルと命名。
そ れから10日間の熊本滞在期間、ミシェルにつきっきりだった私は別れのとき大泣きしてしまいました。ある友人からは、「名前なんかつけるからよ。情が移っ て別れにくくなるでしょ。はじめから引き取り手を募集するつもりのときは割り切って淡々と世話するだけにしておかないとたまらないわよ」と言われ、もっと もだと思いました。その人は将来盲導犬にするためのパピーウォークをしたことがあるのですが、別れのときに「別れがこんなに辛いなんて。二度としたくな い」と言っていましたっけ。

 


今、預かってくれている友人が飼っている13匹の大人猫たちに<教育>されつつ、ミシェルはやんちゃぶりを発揮しているそうです。リアルタイムでドイツに送られてくるミシェルの写真を見るたびに、私の胸はキューン、です。
こ れから新しい飼い主を探しが始まります。日本国内はもちろんのこと、ドイツ、ニュージーランド、アメリカ、台湾をミシェルの写真が飛び交っています。サン フランシスコのアメリカ人の友人から、「ここで引き取りたい人が見つかったら、ミシェルを連れてくるの?」と質問され、「もちろんYES」と答えてしまっ た私。でも、熊本の猫だから熊本が一番かな? 長旅は動物には大変だから。

 


毎日、猫の神様に「やさしい飼い主が見つかりますように」と、かつおぶしをお供えして手を合わせているところです。 



ハリネズミとの深い縁
  2010611

 

=これがハリネズミ。ただしこれは陶器の置物です。
ドイツではハリネズミはヌイグルミになっていたり、漫画や童話の主人公になったり、と
昔から人気の動物です。

 


我 が家の庭にはリス一家のほかに、野ネズミとハリネズミも来ます。親指大の野ネズミはた ぶんシュピッツマウス。シュピッツ(とんがった)という名前の通り、鼻先がとんがっています。世界最小の哺乳動物だそうですが、こんな小さな野ネズミの赤 ちゃんネズミ、見てみたいものです!
ハ リネズミは日本ではペットとして売っているペットショップもあるそうですが、ドイツでは野生保護動物で、森で見つけても「かわいい」と連れ帰ることはで きません。ただし、もうすぐ初霜が降りるというころになっても外をうろついている迷子の子供ハリネズミだけは連れ帰って、大きくなるまで(=春まで)家で 面倒をみてもいいという法律があります。秤で測ってみて600グラム以下なら子供です。
私が初めて身近にハリネズミを見たのは(触ったのは)中国の上海でした。それも市場の肉売り場! 針金で足をぐるぐる巻きにされて吊るされた子供ハリネズミと目が合って、次の瞬間には「これいくらですか?買います」と、値段の交渉も忘れて言い値で買い取ったのでした。
市 場にいた人たちにペンチで針金をはずしてもらい、箱に入れて、宿泊先に連れ帰り、地図で調べた森林公園に放そうと計画。バスを何度か乗り換え、門番のお 兄さんにわけを話して(当時、そこは一般人立ち入り禁止)、何とか中に入れてもらい、無事ハリネズミを自由の身にすることができたのです。

というわけで私はハリネズミと縁があるのか、家の庭にも来るし、夜遅く犬の散歩をしていると田舎道でハリネズミと出くわすことがあります。ハリネズミは夜行性なのです。

交通量の激しい道を横断するのはノソノソとしか歩けないハリネズミの自殺行為で、ぺっちゃんこになった昇天ハリネズミをときどき見かけます。そこで私は車 の通る道でハリネズミと出会ったら、そのハリネズミを袋に入れて交通事故の心配のない野原に放すことにしています。だから夜、犬と散歩のときは荷物が多 い。犬のウンチ袋のほかに、懐中電灯、ハリネズミを掴むための分厚い園芸用手袋、ハリネズミを入れる袋を持って歩くのですから。

 

夜の道でハリネズミを袋に入れる私を、もしもドイツ人が目撃したら、「夜、こっそりハリネズミを集めているアジア人女性がいる」と警察に通報されるかも?!




乗馬をやってみたいですか?  201057

 

 

                       

 

「このポニーくんはいつもリンゴをプレゼントする私を覚えていてくれて、通りかかると、寄ってきます。 ときどき、囲いをくぐりぬけて、横の果樹園を散歩していることも。」

 

森 や野原の小道を歩いていると、乗馬をしている人にしょっちゅう出会います。ドイツでは乗馬はフツーの趣味。日本だった ら、「乗馬が趣味です」なんて言えば、「うわっ、オカネモチ」ということになってしまいますが、ここドイツではコガネモチでもだいじょうぶ。小学生、中学 生だって乗ってます。おじさん、おばさんも乗ってます。馬車も走ってます。馬専門の獣医さんもいます。

私 が住んでいる村は市内から車で7分ですが、十分に郊外(田舎)です。そもそもドイツは国全体が、日本でいう「田舎」の景色なんですけど。東京、大阪みた いな大都市がなくて、どんなに大きな都市でも車をちょっと走らせば森あり、畑あり、湖あり、野原ありなのです。そして、広い囲いの中で草をはむ馬たちがど こにでもいます。

自然、馬糞も至るところに落ちています。これがいい肥料になるんだなあ。花を育てている人には宝物。馬場を兼ねた有機農場に野菜を買いに行く私は、そこで育つ花のでかさにいつも驚かされます。馬糞力ですね!
馬 糞力もすごいけど、馬もすごい。何がすごいかって? その大きさです。日本からお客さんが来ると私は必ずこの、花一杯の有機農場に連れていくのですが、つ いでに馬場もぐるりと観光します。そして、日本のお客さん、みんな驚きます。花の大きさ、美しさに驚いた後、馬を見て再び目を丸くするのです。
「な、なんて大きいのだろう!馬がこんなに大きな動物だったなんて!」。
本当に大きい。馬のお尻だけ見れば、カバさんかと思うほど。背の高さときたら、はしごを使ってよじ登らないとならないのでは?と思えます。私はやっぱりポニーでないとダメかもしれません。

 

さて、その有機農場では乗馬レッスンも受けられます。ドイツの女の子は乗馬が大好き。
女の子(小中学生)の読む雑誌には乗馬の記事が満載です。女の子のあいだでは乗馬がそれほど
ポピュラーってこと。 私も小学生のころ、馬に憧れて、馬の図鑑を図書館で借りてうっとりしながら読んでいました。
私がドイツで子供時代を過ごしていたら、乗馬やっていたと思います(ただし、ポニーでしょうけど)。

ポニーも比較的大きなポニーと、大型犬と同じくらいのミニ・ポニーがいます。ミニ・ポニーは、バンの後ろに乗せられるくらい小さくて、「この大きさなら、我が家でも飼える!」と一瞬、馬を飼うことを考えてしまいました。


 

 リスの秘密

リスを観察している人、リスを飼っている人、もしくはリス・ウォッチャーだったら、「アハハ」と大笑い確実のシーンがあるのだけど、私は「リスを知らない人にはこのシーンは可笑しくも何ともないだろうなー」って思ってしまいました。
リスの習性をご存知ないかたのために、「アハハ」の秘密を明かしましょう。

 


リスが草の中で親指サイズの「人間(本当は命を得たミニチュアの人形なんだけど)」を見つける。リスは両手にその「人間」を取って、クルクルクルと回す。「人間」は「助けてーっ!」と叫ぶ。

 

 

―――――――――というシーンです。

 

 

我が家の庭に来るリスたちは、私が切り株に置いたクルミを食べる前に必ずクルクルクルと回すのです。日頃からリス・ウォッチングしていないと、このシーンの可笑しさ、絶対にわからないと思います。この映画をご覧になるときはどうぞこのことを思い出してくださいね。

 





庭に来るリスさんたち  2010226

                          


「おいおい、そこのリスさんよ、その輪は小鳥さん用なんだけど」

 


冬がもうすぐ終わりそうな気配です。夜が明けるころ、小鳥たちのさえずりが聞かれるようになりました。今年のドイツの冬は本当に長く、寒く、ほとんど毎日雪が降り、田舎の道は凍ってアイススケート場のようになりました。

すべてが凍ってしまうと、小鳥やリスたちが食べ物を探せなくなりますので、人々は庭やバルコニーに市販の餌をつるします。夫が子供のころは学校で作っていたそうです。今でも手作りする人はいるでしょうが、スーパーに行けば安価で買えます。

小鳥用の餌は、脂に木の実やひま わりの実を混ぜ込んでテニスボール状 に丸めたもの、リング状にしたもの、ばら売り、といろいろ種類があります。我が家の庭でもリング状とテニスボール状の餌をつるしました。しじゅうからが多 く来ます。ちょっと大きめのクロウタドリ(春にきれいな声で歌う!)は、枝にとまって餌をついばむ鳥ではないので、地面に落ちたのを拾って食べています。

ある日はリスが小鳥用の餌をもぐ もぐと食べているのを発見しました。 リスたちには毎朝クルミを数個、切り株に載せておくのですが、小鳥用の餌も食べてみたら結構イケルと思ったのか、アクロバットのような格好で枝からぶらさ がり、時にはさかさまになって、餌にかぶりついていました。

 


リスがクルミを食べるときのしぐさは本当にかわいいですよ。クルミを両手で持って、まずクルクルクルと回すのです。どの部分に歯を当てて割ったらいいのか探すのかな。回すだけ回したら、くわえて木に登り食べてしまいます。


おなかが空いていないときは、ク ルミを隠します。それが私には問題。だって、春になる と、リスたちが埋めたクルミが芽を出し、庭中クルミの苗木がここにもそこにも出てきて困った状態になるんです。それを放置したら、この庭はアッという間に クルミの森に。そりゃ、リスさんたちには好都合でしょうけどね。




毛皮着るより裸のほうがいい!



ディズニー映画「101匹わんちゃん大行進」では、残忍な女性クルエラが
ダルメシアンの子犬で毛皮コートを作る計画立てましたね。

 

写真のおじさんは、近所に住むダルメシアンのブリーダー。
ドイツのペットショップでは犬を売らないので、ブリーダーから直接買うことになります。
何ヶ月も予約待ちはザラです。犬種によって、繁殖の規則も異なります。
(パピーミルは存在しません)。もちろんクルエラみたいな人には売ってくれません。

 

「毛皮を着ない、買わない」キャンペーンはドイツをはじめとする 西ヨーロッパの至るところで行われています。実 際、ドイツ でも、最近の普通の若い子はたいてい毛皮離れしているし、今年の冬、店に並んでいたジャケットやコートの襟もとのフワフワの多くが人造毛皮でした。(パチ パチパチ!……拍手の音です)。友人と町を歩いていて、店で毛皮の襟を見かけるたびにカッカとくる私ですが、そのたびに友人が店に入って行って、「違う、 違う。これ人造毛皮よ」と私に触らせて安心させてくれました。
今 は安い毛皮として、犬も使われているそうで(インターネットで検索すると写真を見ることができます)、去年11月、帰国したおりに安物の服につけてある毛 皮を見ては、「これはセントバーナードかもしれない。いや、ベルニーズマウンテンドッグかなあ」と恐い想像をしてしまいました。

 

と ころで、去年、義理の母親が他界して、私のもとにミンクの コート2着が転がり込んできたのです。全部でミンク150匹分はあるかしら(推定だけど)。1着は裾まであってその重いことといったら。(ミンクの裾長 コートなんか着た日にゃ重症の肩凝り、間違いなしだ!)それでなくても、暗くて狭い檻に閉じ込められていたときのミンクたちの苦しみと、殺されるときの恐 怖が150匹分の毛皮コートを通して、ずっしり重みとして感じられるんだな、私には。

 


で、 そのミンクのコート、どうするのかって? はい、来週早々、動物愛護団体に「お嫁入 り」することになりました。西ヨーロッパとアメリカで活発な運動をしている団体です。そこでは、転売してお金を儲けようとする人の元に渡らないよう、血に 見立てた赤ペンキをコートの各所に塗って、まず商品価値をなくすそうです。それから、「毛皮はいらない」キャンペーンで使われることになります。
ヨーロッパやアメリカでは、流行のスターにヌードになってもらうというこのポスター、すっかり有名になりました。「毛皮着るより裸のほうがいい」っていう、例のポスターです。

 




 雪のドイツから、「新年おめでとうございます」。2010年1月9日

 

  「 30年前に買ったモロッコ製のバード・ケージ。でも、あくまでもインテリア用です!
どんなにちっちゃな小鳥でも、こんな小さいケージで飼うのはかわいそう。
 自由に羽ばたくことができませんから。
ツタ系の観葉植物を入れてインテリアにしたらステキでしょうね。」

 

去年の10月、「スーパーのタマゴ売り場で」というタイトルで「ドイツの養鶏場ではケージ飼いがなくなるのは時間の問題」と書きましたが、ついにその日がやってきました。

 

今年1月1日からドイツでは、鶏のケージ飼いが禁止になったのです!ドイツの経済省次官は「鶏に関わる動物愛護の、大きな前進である」と発表しました。

 

酉年にちなんで新年は鳥の話題にしました。え?今年は酉年ではなく寅年ですって?
トリとトラ……、まあ一字違いだから大目に見てくださいませ。

 

2010年が動物にもいい年になりますように。
ドイツやスイスのように、日本でも「犬猫の殺処分は禁止」という法律ができますように。

 




「外猫様専用レストランは木の上」2009年12月15日

 

 

一見、何の変哲もない箱が電柱の上に……。実はこれ、地域猫さんたちの「食堂」なんです。

 

場所は台湾。台北市の近郊、新店市の駅から車で山のほうへ十分ほど行った山上にある「花園新城」と呼ばれる地区コミュニティーには、地域猫のための餌専用箱がいくつも設置されています。

 

日 本の「地域猫」は、台湾では「街猫」(<ジエ・マオ>と発音)と呼ばれます。飼い主のない猫たちを捕まえて、去勢避妊した後、元いた場所に放すのです。台 北市のいくつかのコミュニティーでは野良猫を「街猫」にしようという運動がありますが、まだ始まったばかりです。その試みがかなり成功している場所が、こ の「花園新城」です。

 

晴れて「街猫」の資格を得た猫さんたちも、住民の同意とケアなしでは生きられません。飲み水も餌も必要です。餌は地面に置くと散らかりがちですし、犬たちに猫用の食べ物を食べられてしまうことがあるので、「それでは上のほうに」と、なったのだそうです。
設 置された当時は、箱に絵が描いてあって、「ロイヤル飯店」、「東洋飯店」など、それぞれの「レストラン」に格式高そうな(?)名称の看板があったそうです が、だんだんと実用重視のほうになって、今では簡易食堂ふうになっています。とはいっても、メニューは以前と変わりません。
私が背伸びしてのぞいたら、新鮮な水の入った皿と餌箱があって、きれいに掃除されてピカピカでした。

案内してくれたドイツ人動物保護家のパトリシアは、「猫がよく中で寝ているのよ」と言っていました。食事付き無料宿泊所……ですね。

          

 

 

 

 

 

 

 

 

 「またもやすごい光景を見てしまった…     2009121

 

日本に10日間帰っていました。で、今日は途中に寄った台湾の犬レポートです!

          

 

 

ドイツと日本を往復するたびに立ち寄る台湾。今回の目的は台湾で活躍している動物愛護グループの人たちと知り合いになること(大成功!)。それについては以後、少しずつご報告することにして…。

 

今回はたっぷり時間をとったので、犬猫ウオッチングもいっぱいできました。そして、またまた見てしまったのですよ、「エーッ、ありえん!的光景」を。

 

スーパーで、「珍しい野菜はないかな?」と野菜売り場を眺める私の横を誰かが通り過ぎました。スーパーのカゴを提げた20代の台湾人女性です。でも何かが違う…、何だろう…何だろう?
「あっ、カゴに犬が入っているっ!」
そ う。ここは「何でもあり」の台湾なんです。トラレンス(許容度)が時として異常に高い、とでも言ったらいいのでしょうか。だから私は台湾が大好き。犬嫌い な人が見たら卒倒するかもしれない光景だろうけど、レストランで犬をテーブルに乗せて食事をする人たちを何度も目撃した後は、スーパー備え付けのカゴに犬 を入れてショッピング、なんてかわいい部類かも、です。そして、私はその若い女性についジョークを言ってしまうほどの余裕ぶりを発揮してしまいました。 え?何て言ったかって?
「あ、そのワンコちゃん、どの売り場に売ってるんですか?」
はじめキョトンとした女性は、すぐ私のジョークが理解できて、にっこりしましたけど。
数分後に2階へ行ったら、また出会ったので、今度はこっそり写真を撮らせていただきました。
ワンコちゃんはもうカゴの中じゃなくて、お散歩中でした!

スーパーお散歩中ワンコ。「外は暑いけど、店内は涼しいんだもん(!?)」

台北は亜熱帯です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ティミーくんとペットショップに行こう  2009111

 

ティミーくんは、雑種で14歳。 スペインの「動物ホーム」出身です。趣味はウサギとモルモット・ウォッチングで、市内の大きなペットショップが見えてくると車の中で「わーい、わーい、うれしいなあ、バウバウ」と吠えまくります。

 

ペッ トショップに到着すると、ティミーくんはぐいぐいとリードを引っ張って小動物売り場へ直行です。人間様が買い物を したくても、とにかくまず小動物売り場に行くことになってしまいます。 そして、ティミーくんはガラスに頭をぴったりくっつけて、最低15分はそこから離 れません。ウサギ・ウォッチングに付き合う時間も見込んでおかないとならないので、ペットショップで買い物には結構時間がかかります。

 

ド イツのペットショップでは、犬猫の「生体販売」をしません。生きている犬、生きている猫を販売しないということで す。ドイツだけでなく、スイスやオーストリアなども同じです。噂では、イタリアでも「犬を店で売るのは止めよう」傾向が出てきたそうです。事実なら嬉しい のですが。
私 の住む町にも、「共倒れしないのかな?」と思うほどたくさんペットショップがありますが、駐車場に空きがないこともあるほど繁盛しています。商品はペット フードのほか、ペット用の小物です。リードや首輪は、いかにも「質実剛健ドイツ人が作った」的な品があって目の保養になります。ワンコ用お洋服とかもある にはあるのですが、「ワンコにドレスを」というのはドイツ人のメンタリティーではなさそうで、ドレスアップしたワンコはほとんど見かけません。レインコー トは例外ですが。

 

店 で売られている動物は小動物だけで、店でストレスを感じない動物(ストレスを感じているかもしれないですが)に限られています。つまり、ウサギ、モルモッ ト、ハムスター、はつかねずみ、ネズミ、チンチラ、小鳥、熱帯魚、鯉、爬虫類数匹、といったところでしょうか。これは、市内で一番大きなペットショップの 例で、他のショップにはこんなに多くの種類はいません。もっとも、「動物が何であれ、店で売るなんて、けしからん!動物にはストレスだ」と怒るドイツ人も います。
で も私が見るかぎり、ドイツのペットショップのウサギさんやハムスターさんたちは、ストレスのない、すごくいい環境にいると思います。私がウサギだったら、 ドイツのペットショップで売られても文句ないです。いつも清潔なわらがたっぷり敷き詰められているし、新しい水が絶えず補給され、檻は広々としていて運動 不足の心配もなく、仲間がちょうどいい数いるのですから。

 

 

 

 

 

「ティミーくんはケーキ・ウォッチングもする・・・・・・」




 スーパーのタマゴ売り場で       20091016

 

今日はドイツのわんわん情報ではなく、キケリキ情報です。
(ドイツの鶏はコケコッコーではなくて、kikerikiと鳴く!)

 

今朝オムレツを作ろうとしたら、タマゴが切れていました。買い物カゴを片手に近所のスーパーに走った私。これまでタマゴは行きつけの有機農場(鶏は放し飼い)でしか買ったことがなかったので、スーパーのタマゴ売り場をじっと見るのは実は初めてでした。

 

タマゴの入った紙パッケージには2種類ありました。さて、ここで質問です。その2種類とは?

 

 

丸いタマゴと四角いタマゴ?

 

新タマゴと賞味期限切れタマゴ?

 

いやいや、冗談は止めておきましょう。

 

 

放 し飼いの鶏のタマゴと、ケージで飼われている鶏のタマゴ、です。パッケージの表に大きく記 されているので、買うときはどちらを選択するのかしっかり自覚させられてしまう。「あなたは放し飼いの鶏が産んだタマゴがいいのか? それともケージ飼い の鶏が産んだタマゴがいいのか?」う~む、ドイツらしい…と唸ってしまいました。
ちなみに値段は、「放し飼い」が10個で邦貨250円ほど。「ケージ飼い」のほうは180円ほどです。
実 は、ドイツではケージ飼いが禁止になる方向に動いており、それも時間の問題のようです。早 くそうなってほしいな。鶏さんたちもこの世に生を受けたからには、身動きのとれない狭いケージ暮らしではなく、自由に動けて砂浴びだってできる本来の鶏さ んらしい人生、じゃなかった、鶏生(新語!)を送ってしてほしいと思います。

 

 



犬と一緒に空の旅          2009106

 

スペイン本土よりもアフリカ西海岸のほうが近い常春の島、カナリア諸島。ドイツからだと飛行機で4時間です。(東京から沖縄に行く感覚。)
はたしてコロはキャリーバッグの中でおとなしくしていることができるでしょうか? まさか…。

 

機内では犬をバッグから出していけないことになっているのですが、「出してあげないと、かわいそう!」という周囲のドイツ人たちの合唱にしたがうのも悪くありません。
バッグの中身が犬であることに周囲が気づいていないときは、そっと頭だけ出してみて、周囲の反応をみる……。つまりですね。 いきなり犬全体を出さずに、頭、胴体、尻尾というふうに少しずつ出していって、さいごに全体が「いつのまにか」バッグから出ているって感じです。
「いつのまにか出現した物体、本当は犬だったのだが、気づかなかった」という、この微妙さ加減と、「本当は出してはいけないことわかっております。はい」という謙虚さを表現することがコツです。
何と言ったって、本来は規則違反なんですから。
コ ロは、「こんなに狭くて暑苦しいバッグの中で寝てられるわけないだろ?」とばかりに背伸び しながらバッグから出て来るのでした。 ほとんどの場合、客室乗務員のおねえさんたちも無視してくれます。「だっこさせて!」と言われたり、横を通るたび に頭を撫でて行ったり、飲み水を持ってきてくれたこともあります。 犬に対してトレランス度の高い国の航空会社がお薦めです。

 

 

 

 

南の国ではフィラリア感染に注意!

 

蚊が部屋に入って来ないよう、窓用ネットを持参しました。

 

 

 

 


犬と一緒に外国旅行 パリ編      2009年9月16

 

 

今は天国で私の両親と暮らしている愛犬ワンコ。名前はコロ。

 

私はコロと二度、パリに行ったんです。楽しかったなあ。

 

 


スペイン人親子と私とコロの、3人と1匹で電車に乗ること5時間。ドイツから国境を越えてフランスへ。外国旅行のときは犬もパスポートがいります。 犬のパスポートは狂犬病接種済みの証明書のこと。

 

犬 の都パリでは、メトロ(地下鉄)を利用して、いろんな場所に行きました。ドイツと同じく、 フランスもほとんどの店で犬OK、ホテルOK、レストランも問題なし。それに、犬連れだとフランス人が、「ナントカ、カントカ?」と頻繁に話しかけてくる のですが、当時はさっぱりわからず、悔しい思いをしました。そこで、犬会話の基本ぐらい話せたらいいな、と私はフランス語を勉強し始めたというわけ。今思 うと、聞かれた内容は、「犬の種類は? 名前は? 何歳なの?」の質問だったのでしょう。ドイツでも、犬を連れていて道行く人に聞かれるのはこの3つだけ ですから。

 

 

びっくりしたのは、コロの真っ白い毛が2日で灰色になったことです。

 

パリの空気の汚染度は、白い犬で測ります(?)。

 

白い犬が1日で灰色になったら、汚染度ワン……

 

 

「パリコロ」 新しいカラーはグレイ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「フランスの犬は公衆トイレを使う!?」2009年8月27日

 


フ ランスのリモージュという町に用事があって、しばらく滞在していました。フランスのちょうど真ん中にある町で、交通の便があまりよくないせい か、観光客はあまり行かないところみたいです。でも観光地でもない普通の場所で、素顔の犬たちを観察するのは楽しいです。(もっとも、どこでも犬は素顔、 かな?)

 

8 月といえば、フランスはバカンスの真っ只中。まず、ドイツから飛行機で南フランスに行って、レンタカーでリモージュ目指して北上 したのですが、どのサービスエリアでも犬を車から出して散歩させる姿を目にしました。フランス人のバカンスとなると、一家総出で2、3週間かそれ以上、山 や海や田舎ですごし、犬連れも多いのです。(ただ、困ったことに、毎年バカンスの季節になると、パリで置き去りになる犬たちも多いそうです。)

 


ま た、EU(欧州連合)前は、国境で検疫に見せなければならない狂犬病予防注射の証明書を用意していなかった人が、旅を続けるために犬を捨てていくケース が後を絶たず、当時、国境地帯で保護された犬がドイツに連れて来られていました。ドイツの私の住む町にも、フランスとドイツの国境付近で見つけた野良犬を ドイツに連れて来て飼っている人が何人もいました。
犬 たちは御主人様の言語がフランス語からドイツ語になって、ちょっと戸惑ったかもしれませんね。(国境がなくなり、検査もなくなった現在も狂犬病予防注射 接種とマイクロチップの証明書は国外旅行をする際、必ず持っていなければなりません。ちなみに、マイクロチップは義務となっています。)

 

リモージュの街でちょっと意外だったのは、スイスと同じく、どこに行っても犬のトイレ用ビニール袋ポストが設置されていたこと。道は清潔でした。
公 園の隅や、川岸の遊歩道の近くには犬用の トイレまであって、(犬の)男の子のオシッコ用の丸太が立ててあるし、水洗トイレではなくて砂が敷いてある「砂洗トイレ」だったけれど、フランスのワン ちゃんたちに、「ここでトイレをすませましょうね」と言って聞かせて、はたして、ちゃんとわかってくれるのでしょうかねえ???

 

 

高速道路の休憩所では、犬を運動させる人を何度も見ました。

 

フランス人も、どこへ行くのも犬と一緒です。

 

 

これが問題の砂洗トイレです。木は男の子用。

 

こういう犬用トイレが街の中にもありました。 

 

 






「スイスのワン情報」2009年6月15日

 

スイスのチューリッヒに行ってきました。ドイツのフランクフルトからチューリッヒまでの飛行時間はたった35分。熊本大阪の距離ですね。コーヒー、まだ飲み終わってないのにもうアルプスが見えてきて着いちゃった。(もっとゆっくりコーヒー飲みたかった…)。

ス イス旅行にいらっしゃるときは、自由時間 を買い物だけに費やすのはもったいないです。物価の高さときたら、「この値段、何かの間違いじゃないの?」的値段ですから、時差でボーッとしたままショッ ピングに行くのは危険です。まず、湖のほとりでアルプスの山々を遠くに見ながら頭を冷やしましょう。

 

チューリッヒでのおすすめは、湖沿いにある広い公園での犬ウォッチング。
芝生で日光浴する犬と人、ボール遊びで駆け回る犬と人、湖で泳ぐ犬と人(おお、水はキリキリと冷たいのに!ブルッ)、白鳥にちょっかいを出して(白鳥から)怒られる犬…。人と犬が自然体で、のびのびと暮らしています。

 

公園の至るところに、ウンチ袋と専用のゴミ箱が設置されています。この、緑色のゴミ箱に描かれたチワワのウンチング・スタイルの絵、超かわいいんだから! スイスに行ったらお見逃しなく。
 

森の中にも、こんな田舎道にも犬のフン入れビニール袋と専用ゴミ箱がありました!

さすがスイス!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「注意:この日本人女性、かみつきます」     2009525

 

「私も朴先生の公民犬運動に参加します。
すべての犬猫に選挙権を! すべての犬猫に生きる権利を!!」

 

 

            

 

 

興奮したついでに、先週の続きです。
散歩中の犬のウンチ後始末に、ドイツ人の外国人差別が微妙に関係しているのじゃないか、と日ごろから感じている私。
かどの家の婆さまは、私が犬を歩かせていると外に出てきて、両手を幅広の腰にどっかと置いた格好でふんばって、私が見えなくなるまで睨みつけていて下さいます。
うーん、背中に視線を感じる、感じる。私には頭の後ろにも目があるのでわかるんです(何か恐い)。一度、「ほれっ」と、中身の入ったウンチ袋を見せたけれど、この婆さまには通じなかったんだな。「壁におしっこをさせるな」と言われちまいました。
「あ らぁ、あなたの家の壁にしたら、うちの女中(死語)をよこして洗わせますから安心なさいまし」と、ホホホと笑ってみせましたが、やっぱり通じませんで した。婆さまは他人の家の塀(壁)のためにも見張りたいらしいのです。もしくは、うちに女中がいないことを知っているのかもしれません。けれど、私以外の 人には何も言わないようだから、彼女としては外国人の存在そのものが気に食わないのだろうなあ、おそらく。でも無理ないかも、ナチ世代のドイツ人だと。

 

「そ こにフンをさせないで!」と言われるのは非常に腹がたつものです。あちらさんとしては私がいつもきちんとティミーくん(犬)の後始末をしている事実を 知らないのだから、そう言うのも仕方ないだろうと解釈すればいいのですが、私はまだ悟りを開いていないので、つい言い返してしまうのですよ。だって、この 村で唯一の犬連れアジア人は100%きちんと実行しているのに、ドイツ人で後始末する人は2、3割かな。文句言うのだったらドイツ人に言ってよ、と思って しまいます。
「この私に?私にむかって言っているのですか、この私に?」と、まず前置きを時間かけて言った後、鳴り響くファンファーレの中でゆっくりと証拠品を差し出すときの勝利感にやみつきになっちゃって…。

 

前 回書いたように、相手の顔はその瞬間から笑顔に変わりはするものの、私の不快感はそう簡単におさまりません。「私はアジア人だから、文句を言いやすいと 思っているにちがいない」とドイツ人に言ったら、犬連れドイツ人も「そこにさせないで」としょっちゅう文句を言われるそうだから、私の考えすぎかもしれま せん。それでも、私に文句を言うときのドイツ人の心の片隅には、やっぱり「外国人には文句を言いやすい」という人種差別の心理が全くないとは言えないと思 うなあ。
もっとも、日常の散歩コースで(かどの婆さま以外)睨まれることはなくなりましたけど。

 

「犬用ビニール袋がもらえるポストができた。市内至るところにある。でも空っ

ぽのことが多いので、私はいつも自分で用意して持ち歩いているけれど」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ドイツの道にご注意」2009年4月25日

 

 

 

 

   ティミー(犬)と住宅地を散歩していたら、後ろから男性の怒鳴り声がしました。見ると、トルコ人のおじさんの駐車場に犬のフンが。たった今すれ違ったゴールデンレトリバー「シンディ」の飼い主に怒鳴っているのです。

 

  シンディのママはフンを放置する人ではありません。

 

 「いつもここでフンをさせるんだ、あいつは!」 あれあれ、シンディのママに向かって何ということを。

 

証拠もないのに。

 

 大声で罵り始めたおじさんに、私は「そのウンチは他の犬のですよ」と言ってみたけど、噴火している頭には伝わりません。

 

シンディのママはなぜ怒鳴られているか分からなかったようです。やっと気づいて、

 

 「私の犬のじゃありません!1度だってここでさせたことないし、いつもビニール袋を持ち歩いています!」と言っても、相手は噴火中です。

 

 「いや、あんたの犬だ。あんたが通った後は必ずここにフンが落ちている」

 

 「違います!」

 

ふたりの声は次第に大きくなり、証人の私が何と言ってもかき消されてしまうのです。そのうち、罵倒用単語が次第に悪化していき、「このアホ女」、「大馬鹿じじぃ」(ドイツ語では、もっとひどい言葉ですが、ここではかなり上品に意訳)と、下降線をたどる一方です。

 

さらに悪いことに、騒ぎを聞きつけた家族が家からゾロゾロ出てきて、「あんた、うちのパパを大馬鹿って呼んだね」シンディのママに向かって抗議が始まりました。(本来の問題はそんなんじゃないだろっつうのにね)。

 

 

 

  ドイツとトルコのフン争の仲裁役、日本…と思ったけれど、ドイツ語が機関銃のように発射されると、悲しいかな、日本語的ドイツ語の出番はなし。(不定冠詞や動詞の変化を考えながら話すので速度が遅い)。

 

 つ いに、プロを求めて家に駆け戻る私。心理療法セラピストの夫と、元ドイツ連邦犯罪捜査官の隣人を連れて現場に戻ったのですが、トルコ人一家の「一斉射 撃」には、プロ二人もため息をつくばかりです。 とうとう、「これじゃあ、退散するほかないようだ」と、シンディのママをなだめて、その場を離れたのでした。

 

  「あたし、何か悪いことした?」と言っているような目で見上げていたシンディがかわいそうでした。

 

 

 

ドイツではフンの後始末をしない飼い主がまだたくさんいて、私も濡れ衣を着せられたことが何度もあります。 そういうときは、けんかをするか(勝つとわかっているけんかだから大好き)、ビニール袋に入れた「証拠品」を見せると、ドイツ人の怒り顔が瞬時に笑顔に 変わります。

 

 だから、「証拠品」は、道にあるゴミ箱には入れないで、家まで持って帰って、自宅のゴミ箱に捨てます。

 

 何年もそれを続けていたら、さすがにもう誰も何も(私には)言わなくなりました。「あのアジア人女性は後始末をしている」と、やっと信じてもらえたのかな。夫は、「『あのアジア人には近寄るな。獰猛だから』って思っているんだよ」と言うのですが…。

 

 

 

「ドイツの町はどこに行っても清潔で、道には犬のフンなど落ちているはずがない」と思ったら、それは間違いです。 ドイツの道を歩くときはご注意ください。      

 

 

   

 

 

 

 「天使猫 パンダ」2009年3月26日

 

 

 

母の愛した猫「パンダ」が昨日、亡くなりました。

 

それも、信じられないような経過をたどって。

 

 

 

母 の四十九日目、自宅の仏壇に置いてあった母の遺骨が納骨されました。同日の夕方、友人の一人が後片付けのために家に入って、パンダの変化に気づいたので す。母の亡き後、パンダはひとりで家を守っていましたが、4人の友人たちが交代でパンダの世話をしに家を訪れてくれていました。その日、「パンダの様子が 変だ」とドイツにいる私に知らせがありました。

 

 

 

半 年ほど前からパンダは痩せ始めていたのですが、高齢なので、覚悟はしていました。家の中で飼い始めたのは6年前からですが、野良猫として家に来るように なり、母がパンダと名付けて10年以上たっています。そして、朴先生からは「歯の状態から見ると、少なくとも14、5歳ですね」と言われたばかりでした。 しかも猫エイズのキャリアーでした。家の中で飼う前はオス同士のけんかで、よくけがをしていたので、そのとき感染したのではないかと思います。

 

 

 

翌 日から、3人の友人たちと従姉が交代でパンダを看病しに来てくれるようになりました。トイレにはよろよろして行くことができたけれど、餌を全く食べず、水 は手から少しだけ。日に日に弱っていき、母の四十九日から七日目(22日)には、立ち上がることもできなくなっていましたが、呼びかけには「ニャー」と返 事をするか、尻尾を振って応えてくれたそうです。私が電話口で、「パンダ!」と呼びかけると、頭を動かしたそうです。私は母に「パンダが苦しまないよう、 早く迎えに来てください」と祈っていましたが、パンダは23日に逝くはずだという確信がありました。なぜならその日は母の誕生日だからです。

 

 

 

3 月22日、友人が夜中までパンダを撫でていてくれました。ついに23日の午前1時半になってしまいました。パンダはもう返事もせず、眠ったままでした。 お迎えはそこまで来ているはずなのに、パンダはまだ息をしていました。友人は、「もしかしたら私がいるせいで、お母さんがなかなかパンダを迎えに来ること ができないのでは」と思って、パンダをひとりにすることにしました。実際、その直後に母が迎えに来たものと思われます。

 

 

 

3月23日、母の誕生日。パンダは見事に自分の役割を終え、母は自分の誕生日にパンダを迎えたのでした。

 

 

 

庭は木蓮、椿、桜が満開でした。パンダの遺体は庭に咲いていた花で飾られ、火葬されました。お坊さんがパンダの話を聞いて、感心していたそうです。そして、心を込めてお経をあげてくださり、参列した友人たちと従姉はあらためてパンダのすばらしさに感動したそうです。

 

 

 

四十九日の納骨が終わった日から餌を食べなくなったこと。

 

母の誕生日に逝ったこと。

 

こ れを単なる偶然と見なすこともできます。しかし、母とパンダに関わった人たちはこれを偶然とは思えないと言います。もちろん私も、偶然だと思っていませ ん。そもそもこの世には偶然などない、と信じています。一匹の猫がこうして私たちに愛の力のなせる業を見せてくれたのです。

 

 

 

                                                                        2009年1月13日

 

 

 

大好きなパウロ・コエーリョの本を読んでいたら、次のようなすばらしい話に出くわしました。

 

 

 

 

 

ひ とりの男とその馬と犬とが街道を歩いていたんだ。ものすごく大きな木の近くを通りがかったところ、雷が落ちてみんな焼け死んでしまった。でも男は自分が この世をすでにあとにしたことに気づかず、動物を連れたまま歩き続けた。場合によって、死人は自分の新しい立場に気がつくまで時間がかかることがあるんだ よ……。(中略)

 

道 のりはとても長くて、坂道で日差しは強くて、彼らは汗を流して喉がすごく渇いていた。道が曲がっているところで、全部が大理石でできた見事な大扉が見え た。それは黄金の塊が敷きつめられた広場に向けて開かれていて、その中央には水晶のように澄みきった水が流れる泉があった。歩いてきた男は入り口を守って いる男に向けて言った―――

 

           『おはよう』

 

           『おはよう』と門番も答えた。

 

           『ここは何というところですか、すごくきれいだけど』

 

           『ここは天国だ』

 

           『天国に着いたとは、これはよかった。わたしたちはすごく喉が渇いているんです』

 

           『入って好きなだけ飲むがよい』と言って門番は泉を指差した。

 

 『私の馬と犬も喉が渇いているんですが』

 

『たいへん残念だが』と門番は言った。『動物の入場は認められていない』

 

  喉 の渇きがひどかったので男はひどくがっかりしたが、彼ひとりで水を 飲むわけにはいかなかった。門番に礼を言い、先へと歩を進めた。上り坂をさらに延々と歩いてくたびれ果てたころ、彼らはまた別の場所に着いた。その入り口 は古い格子戸になっており、そこからは両側に木が並んだ土の小径が続いていた。その木の一本の木陰には男がひとり横たわっていた。頭は帽子で隠しており、 眠っているのかもしれなかった。

 

      『おはよう』と旅の男は言った。

 

         相手の男はうなずいた。

 

      『すごく喉が渇いているんです、私と私の馬と犬は』

 

      『あそこの岩場に泉があるぞ』と男はその場所を指し示しながら言った。

 

      『好きなだけ飲むといい』

 

  男と馬と犬は泉のところまで行って渇きをいやした。

 

旅の男はお礼を言うためにもどった。

 

      『いつでも好きなときにもどっておいで』と相手の男は答えた。

 

      『ちなみに、ここは何という場所ですか?』

 

      『天国だ』

 

      『天国? 大理石の大扉のところの門番はあそこが天国だって言っていましたよ!』

 

      『あれは天国じゃない、あれは地獄だ』

 

旅の男は困ってしまった。

 

     『あそこであなたがたの名前を使うのをやめさせるべきですよ! そういう偽の情報は人を混乱させるじゃないですか!』

 

    『そんなことはない。実際のところ、あそこのおかげでこっちは大いに助かっているんだ。というのも、自分の最良の友を見捨てることのできる連中はみなあそこに留まることになるんだから……』

 

 

 

パウロ・コエーリョ著「悪魔とプリン嬢」より抜粋(角川書店 旦敬介訳)

 

 

 

「いまのワン事情、もう一歩進んで考えてみようよ」                                                                              2009113

 

 

 

K市の街を歩いていて、「うっ・・・」。見てはイケナイもの(私にとって、と いう意味ですが)

 

を見てしまいました。すぐに頭を反対側に向けて足早に通り過 ぎた私。

 

 

 

犬の赤ちゃんたちが一頭ずつガラスケースに入れられて売られている光景のことです。

 

 

 

「わあ、かっわいい!!!」と、大半の若い女性は言いながら、「いつかお金を貯めて買おう」と思っているのかなあ。

 

犬猫を店頭で売ることを禁止している動物愛護先進国がいくつもあることを知っ

 

ていますか?

 

なぜ、禁止されていると思いますか?・・・・・・・・

 

 

 

確かに、よちよち歩きのムクムク子犬はかわいい。私なんか、見たら全部ほしくなる。

 

一頭だけ選べ、なんて不可能に思えます。

 

 

 

でも・・・。

 

 

 

日本では、保健所に、よちよち歩きのムクムク子犬がたくさん、たくさん持ち込まれます。

 

そして、ガス室で殺されます。

 

 

 

このことを、みんなで考えようね。

 

 

 

 

あけましておめでとニャン!

 

ボクはもと捨てネコ、今、幸せ飼いネコ

 

 

 

ドイツの子供のペット入門          20081225

 

 

 

「犬がほしいんだけど、ぼくがもっと大きくなってからだって」

 

「12歳の誕生日に犬をプレゼントしてもらう約束なのよ!」

 

これはドイツでよく聞くせりふです。子供が小学校高学年になるのを待って、晴

 

れて犬や猫を家族の一員に迎えるファミリーが多いのです。

 

 

 

いろいろなテレビ局が放映している「飼い主募集」の番組でも、「犬猫を小さな

 

子供のおもちゃにしてはいけない」と強調しています。そして、飼い主募集中の

 

犬を紹介するときは、「この犬は高校生以上の子供でないと無理」とか、「この

 

犬は小さな子供にかみつく恐れがあります」などと説明があります。反対に、

 

「幼い子供でもだいじょうぶ」といった犬もいるのですが。

 

 

 

ドイツの子供はふつう、モルモットやハムスターやウサギから入ります。日本で

 

はたぶんあまりお呼びでないネズミも人気があります。それもハツカネズミのよ

 

うな小さなネズミではなく、ラットといわれるモルモット大のネズミです。もち

 

ろん、動物はおもちゃではないことが認識できる年齢になってからのことです

 

が。子供たちは自分の初めてのペットに名前をつけて、十分な広さのあるケージ

 

に入れ、世話のしかたを習います。私の友人は6歳と7歳の息子にそれぞれハム

 

スターを一匹ずつ飼育させていましたが、抱き方や、つかみ方、餌について大人

 

がいつも口うるさく詳しく説明していました。

 

 

 

そして、複数で飼うときは、避妊手術を忘れるわけにはいきません。テレビの

 

「飼い主募集」で紹介されるウサギやモルモットなども普通、避妊去勢済みで

 

す。また、ケージの大きさについても神経質なドイツ人です。ドイツのペット

 

ショップには犬猫は売っていませんが、ウサギやハムスターは売っています。た

 

だし、動物を入れるガラス張りの「ショーケース」はかなりのスペースが確保し

 

てあって、動物が心地よく過ごせるよう「寝室」付きの工夫された作りです。た

 

だ、夜行性の場合はなかなか「寝室」から出てこなくて、何がいるのかわかりま

 

せんけれど。

 

 

 

そのような飼い方を見て育つ子供は、大人になってから、動物ができるだけ快適

 

に暮らせるような環境を動物に提供するのは人間の義務だということを学ぶで

 

しょう。また、ペットをむやみに増やさないことの意味もドイツでは子供のとき

 

に学ぶのです。ペットの避妊去勢は常識、捨てられた犬や猫の「殺処分」など考

 

えられないというドイツの考え方はこうして子供時代に育まれるのです。

 

 

雪のドイツから・・・・

 

よい新年をお迎え下さい!

 

 

 

 

 

 

 

     ドイツの「動物ホーム」はインターナショナル       20081124

 

ロ ンちゃん、名門パークマイヤー・スクールへの「入学」おめでとう! 英語もお勉強するのですね。あと韓国語とドイツ語もついでにいかが。たとえば、韓国語 で吠えてみるとか。(「モンモン!」でしたね。)お次はドイツ語で。(「WAU WAU!」覚えていますか?)はい、これでロンちゃんも国際犬。

 

 

 

ところで、ドイツの犬も非常に国際的です。なにしろ、ドイツに800以上もある「動物ホーム」には、スペイン、イタリア、ギリシャ、ポルトガル、それに東欧の国々から来た犬たちがいるのですから。

 

WHY?

 

ドイツって、それほど犬不足なのかって?いえいえ、そうではありません。実は、殺処分をする国々から、殺処分しないドイツの「動物ホーム」に犬たちが送られてくるからなのです。

 

 

 

休 暇で行った近隣の外国で犬たちが殺処分されていることを知り、住み着いて、犬猫を救う活動を始めたドイツ人がたくさんいます。私たちは時々、休暇でスペイ ンやポルトガルの島に行くのですが、必ずそういうドイツ人を訪ねることにしています。彼らは、本国ドイツから寄付を募り、地元の愛護家たちと助け合って、 殺処分される予定の犬を引き取るほか、野良犬を保護します。病気の検査、寄生虫の駆除、予防注射を済ませたら、健康証明の書類「犬のパスポート」を準備し ます。

 

 犬をドイツに送る方法もいろいろ。ドイツの「動物ホーム」と連絡を取りながら、収容スペースに空きが出たら陸路で、という方法。旅のついでに直接訪ねて、引き取った犬を国に連れていくドイツ人旅行者もいます。

 

地 中海や、大西洋の島からは空路しか手段がありませんから、乗客がボランティアで犬をチェックインします。犬の航空運賃はこの場合、無料です。ドイツの空港 に到着して、犬をチェックアウトしたら、「動物ホーム」の人に渡すというシステムです。この次、スペインかイタリアの島に行くときは必ず申し込もうと思っ ています。どんな犬をドイツに連れてくることになるのか楽しみ!

 

 

ぼくはスペイン生まれ、ドイツ育ちだから、スペイン語もドイツ語もわかるよ。

 

今は、「お腹すいた」「散歩に行く」っていう日本語もわかるマルチ・リンガル

 

犬なんだ。

 

緑の耳の野良猫ちゃんたち    2008年11月6日

 

ドイツには「殺処分」が存在しません。飼い主に捨てられた犬や猫を殺すなんて、ドイツ人には考えられないことなんです。

 

も しベルリンに行くことおありでしたら、「動物ホーム」を見学してくださいね。TIERHEIM (ティア・ハイム)っていいます。「むむ、まちがえて近代 美術館に連れてこられた」とタクシーの運転手さんに文句を言わないでくださいよ。そこなんですよ、ベルリンの動物ホームは。ここが特にお薦めなのは、単 に、すばらしいから!(あ、ベルリンに行けなくてもだいじょうぶ。動物ホームはドイツ中800ヶ所もありますから。)

 

ドイツの動物ホームについて話し始めたら止まらない私ですから、少しずつお話しましょう。

 

今日は、野良猫ちゃんたちはどうやって生きているのかってこと。

 

 

 

野 良猫というのはドイ ツでは、「生まれたときから外で暮らしていて、人間になついていない猫」ってことです。「MIAO(ドイツの猫はミャオと鳴きます)!」と人間に擦り寄っ ていくような猫ちゃんたちは飼い主募集の対象で、飼い主がいないことが確認されたら、ホームに送られます。

 

 

 

外でワイルドに生きるほうがハッピーだろうと見なされた猫ちゃんたちは動物ホームの人が捕獲器で捕らえ、去勢避妊手術の後、元の場所に放します。餌もちゃんともらえるので心配御無用。

 

 

 

先 週テレビで放映していました。空き家になった農家の家畜小屋に住み着いて20匹以上に増えてしまった野良 猫ちゃんたちのことが。つかまえては避妊去勢手術して、ついに残るは最後の一匹。捕獲器に入った猫を見て、「あ、違う、この子じゃないっ」と放していまし た。どうして見分けるかって?

 

 

 

避妊去勢済みの猫には耳に緑のペンキを塗るのですよ。もちろん、無害のペンキで、落ちない種類の。

 

このことを熊本のある猫友達に話したら、「おお、目からウロコ! その緑色のペンキ、何という種類か聞いてみて!って。後で動物ホームに電話しないと。」

 

 

Miau, I am not a cat, I am a panda!

 

 

 

 

 

 

 

犬恐怖症の人はドイツの森を歩かないほうがいいでしょう 20081021

 

 

 

ドイツで森を歩くと、犬をリードなしで散歩させる人が多いことに気づきます。前にも書いたように、飼い主の命令によく従う犬であることが条件ですが。

 

森には鹿や猪がたくさん住んでいるので、野生動物を襲う恐れがあるならばリードにつないで歩かなければなりません。

 

 

 

土曜日の「しつけ教室」を見に行ったときのこと。その日の課題は;「森の歩きかた」。

 

厳密には、「森の走りかた」ですね。なにしろ、人間は歩くけど、犬たちときたら、とにかく走る! 20頭ほどが(しかも九割が中・大型犬)競い合って「ダダーッ」と走る姿は壮観です。私は心の中で思いました。 

 

「うーん、これを日本でやったらどうなるだろう。」

 

 

 

帰 国していたときに、友人とのハイキングで出会った犬恐怖症オッサンのことを思い出したのです。そのオッサンは友人の小犬がリードなしだと気づいて、恐怖の あまり木によじ登り、ミンミンゼミの格好で幹に抱きついたまま、「すぐ犬をつなげ。危ないじゃないかーっ」と、全身を震わせながら怒鳴り続けたのでした。 5キロもないような小犬にそれほどの恐怖心を抱くなんて、よほどのトラウマがあるのでしょうけど。そのようなかたには、まちがっても<ドイツの野山をハイ キングする10日間の旅>とかに参加しないことをアドバイスいたします。猪顔負けの超特急で走る犬の一群にあのオッサンが出会ったら…。

 

それに、犬ならまだしも、地響きさせて横切るホンモノの猪に出会うことだってありますからね、ドイツの森では。

 

 

 

人 間たちは犬の一群の後から、おしゃべりしながら歩きます。途中、乗馬をしている人たちや、マウンテンバイクのグループ、それから犬連れで乳母車を押して散 歩させている人たちに出会いました。「しつけ教室」の訓練士は飼い主たちに犬を集めさせ、馬や自転車が通り過ぎるのを待ちます。

 

森の奥にある沼にたどりつくと、犬たちはいっせいに水遊びを始めました。草地で転がりまわって体を乾かしたり、かえって泥んこになったりして、その日の授業は無事、終了となりました。

 

 

樹木の写真:ドイツの森は今、黄金色です!

 

 

犬たちの写真:秋晴れの昨日サイクリングしていたら、野道で犬たちに出会いました。

 

 

 

 

 

路上もリードなしでだいじょうぶ?! 2008年10月12日

 

 

 

「モンモン!」

 

韓国の犬は「モンモン」と吠えるそうですね。世界中の犬語を研究したら絶対おもしろいと思います。それにしても、響きがかわいいな。次に犬を飼うときは、「モンモン」と名づけようかな。

 

さて、今回もお散歩の話題です。

 

野山だけでなく住宅地もリードなしで歩く人が多いドイツです。つないで歩く場合は何かの理由があって、と考えたほうがよさそうです。つまり、リスや猫を追いかける犬だと交通事故が恐いから。他の犬と仲良くできなくてけんかをするから、など。

 

で も、こんなシチュエーションもあります。たとえば、チワワを散歩させているところに、リードなしのドーベルマンピンシャーが近寄ってくる…。犬同士が友だ ちなら問題ないのですが、小さい犬が「WOOF!(ウーッ)」と威嚇して大きな犬を興奮させ、「ガブリ」とやられることだってあります。

 

 

 

私 が毎日散歩させる犬のティミーは10キロほどの小型犬ですが、自分はロットワイラーである、と思っているようです。相手が元警察犬のジャーマン・シェパー ドであろうと、子牛ほどもあるグレートデンであろうと(いるんですよ、近所に。信じられないほどでかいのが!)、彼は黒っぽい大型犬を見ると、「モンモ ン!」と激しく吠えて、けんかを売ろうとする「困ったワン」なのです。ティミーは昔、スペインで野良だった時代がありますが、そのころ黒い大型犬にいじめ られたことがあるのかも。

 

そ こで、道の向こうに大きい黒犬が見えたら、私は飼い主がリードにつないでくれるまで待つのです。なかなかつなごうとしないときは、「つないでくださー い!」と大声で言うのですが、すれ違いざまにこんな皮肉を言われたこともあります。「私の犬はかみつきませんよ。あなたの犬には教育が必要みたいね」。 <むかっ>

 

 

 

と は言っても、ここは路上にどんぐりも馬糞も落ちている田舎町。どの犬とどの犬が、仲が悪い、仲がよい、かみついた、かみつかれたことがある、といった犬同 士の交友関係は飼い主たちが把握済みですから、人間も犬たちも何となくリードなしで、或いはリードありで紅葉した樹木の下を歩いています。

 

 

風景の写真  「ドイツは秋です。森では栗拾いもできます」

 

 

黒い犬の写真 「森では必ず犬と出会います」

 

 

 

リードなしでお散歩2008年10月3日

 

日本の犬はWAN WAN(ワンワン)。

 

ドイツの犬はドイツ語で吠えます。WAU WAU(ヴァオヴァオ)!

 

ドイツ人のちっちゃな子供は犬のことをヴァオヴァオと呼びます。韓国の犬はどんなふうに吠えるんですか、朴先生!

 

そ のヴァオヴァオの国に二十年以上も住んでいる私は、パークマイヤーさんの(厳密に言えばパークさんとニーマイ ヤーさんの)大ファンで、今度ドイツの犬情 報をお伝えするチャンスがいただけたことに「ウァオ、ワンワン!」と喜んでいる日本人女性です。フレッシュなドイツ・WAU WAU情報をお届けします。 どうぞよろしく。

 

さて、まず私の住む町から紹介しましょう。

 

 

 

ここは都会フランクフルト市からアウトバーンを時速180キロでぶっとばして40分の距離。(あ、私はそんなに出せません。せいぜい150キロです。)

 

町というより村と言ったほうが正しいかな。周囲は畑と野原と森です。十月になって、森は少しずつ黄金色の光に包まれ始めました。りんごの木は赤い実を、「枝さん、だいじょうぶですかぁ」と心配になるくらい鈴なりにつけて重たそうです。

 

り ん ごの木々や、紅葉し始めた楓や白樺の間を犬たちが矢のように走り抜けていきます。そうなんです。ドイツは犬天国。自然の中では犬をリードから解放して散歩 させるのが一般的で、私が犬をリードにつないで散歩させているとよく、「なぜ自由に走らせないの?」と聞かれます。私が昼間預かっているミックス犬のティ ミーは猟犬の血が少し入っているらしく、森の動物(鹿やキツネ)を見ると追いかける恐れがありますからリードなしでは歩けません。

 

 

 

こ な いだ日本に帰っていた私は、友人と彼女の愛犬を連れて(リードなしで)山を歩いたのだけど、山道で会う人ごとに彼女が「すみません、すみません。この犬、 どうもしませんから」って謝っている。どうもしませんって、彼女の愛犬、子キツネこんちゃんのような愛くるしい小犬で、この見るからに無邪気で幼いニコニ コわんちゃんのどこがいけないっていうの? 逆立ちしたって、危険な犬には見えないのだけど…。そこで飼い主の彼女に、「なんで謝るの?」と聞いた私。知 らなかったのです。日本では犬は散歩のときもつないでおかなくてはならないのだってことを。

 

 

 

ド イ ツにいらっしゃったら、郊外に行ってドッグウォッチングをしてみてください。国全体が田舎のドイツでは、都会も田舎と隣り合わせです。空が一杯に広がる野 原や刈り入れの終わった畑とかで、矢のように走る犬たちを見るのは本当に気持ちがいいです。(ただし、肥やしを撒いた直後は―――臭いです、かなり。)

 

 

 

で も、犬たちはご主人様から「フース」と呼ばれたら、たとえ前方に魅力的な野ウサギがいても、野ネズミが目の前で穴に消えて掘り起こしたい衝動に駆られて も、急ブレーキをかけて方向転換しないとなりません。フースとは、「(足元に)付け」という意味です。森や野の生態系を犬がこわしてはならない。

 

それがリードなしで走り回る犬たちの約束事です。

 

 

ミックス犬ティミーは、スペインの動物ホームからドイツにやっ

 

てきました。

 

 

コリーの写真:船着場で船を待つ犬(と人)。電車やバスも犬OK。ドイツではレ

 

ストランにも入れます。

 

 

   

 

 

 

もうミシェルではありません。宏くんという幸せ一杯の美猫です。

 

 

 

       

 

動物愛護はペットだけが対象ではありません。2012年10月10日

 

 

 

 

   広々とした牧場の牛たち

 

 

 

 

                    近所の自然農場。オーガニックの野菜、果物、玉子、肉が買えます。

 

         お花がいっぱい!

 

 

 

ドイツには700以上の動物愛護団体があります。そして、対象はペット動物だけでなく家畜にも及びます。

 

 

 

最 近、テレビや雑誌でよく報道されるのは鶏や豚です。養鶏場の内部を隠し撮りしたものや、安 価で売られている鶏が実はどのように養われ、加工工場に送られるのかのドキュメンタリーが最近よく報道されたりするようになりました。それは、グロテス ク、残虐という言葉がぴったりの恐ろしい光景です。

 

 

 

ド イツのある養鶏場では、「放し飼い」と玉子のパッケージには書いてあるものの、暗い小屋の 中に鶏がぎっしりと詰め込まれ、歩き回ることなどできない満員電車の状態であることがあばかれ、スキャンダルになりました。ドイツでは鶏を狭いケージに入 れて飼うことが禁止されました。この養鶏場でも確かに狭い檻に入れられているのではないので「放し飼い」には変わらないのですが、これではお話になりませ ん。つまり、どのような「放し飼い」かが問題だということです。陽の当たらない小屋の中だけで、あたり一面鶏だらけという状態で育った鶏が精神面、肉体面 で健康であるはずがなく、突っつかれて毛の抜けてしまった鶏や、立てなくなった鶏、そして死んだ鶏もいました。

 

 

 

スー パーマーケットの玉子は消費者が自らチェックする必要があります。ドイツの玉子には0、 1、2、3・・・とグレード別にスタンプが押されていて、どのように育った鶏の玉子なのかわかるようになっています。0を買えばまず問題ないでしょう。グ レード0は「本当の」放し飼いで、自然の飼料で養われた鶏の卵です。

 

私が毎週野菜や玉子を買う自然農場では、鶏は広い敷地で放し飼いされています。牛も寒くない時期は広々とした牧場に放されているし、豚も広い小屋を走り回ることができます。(客は自由に家畜を見て回ることができます。)

 

 

 

そ れからよく話題になるのが、子豚の去勢の問題です。ドイツでは年間2千万頭もの子豚が麻酔 なしに睾丸を切除されるそうで、その残酷な行為を許しているドイツの法律を変えようと動物愛護団体が呼びかけています。(もちろん、きちんと麻酔をして人 道的に去勢するところもあります。)

 

い ずれは屠殺される家畜動物も苦痛なく生きるという権利がある。それがアニマル・ライト Animal Right、つまり動物たちの<苦痛なく生きる>権利です。多くの消費者が、残酷に育てられた家畜動物の肉や玉子は買わないという意識を持つようになれ ば、世の中の家畜動物たちの苦痛を減少させることができるのですが。

 

   

 

Zippeiくんたちの悲劇を繰り返さないために   201295

 

 

 

 

北国ドイツでさえ、「真夏だと、車の窓を7センチぐらい開けておいたぐらいで

 

             熱中症のリスクが減少するわけではない」と飼い主に忠告しています。

 

(写真はサンフランシスコにて撮影。3月の寒い日でした!)

 

 

 

インターネットのニュースで、タレント犬兄弟と他の犬たち全部で7頭が熱中症で死んだことを知って以来、怒りはまだおさまりません。灼熱地獄の中でどんなに苦しかったことでしょう。

 

 

 

結局、飼い主には何のおとがめもありませんでした。

 

こ れがドイツだったら「かわいそうに」だけではすみません。「動物虐待」という罪に問われる のです。ドイツでは飼い主がこのように犬を車内に放置して熱中症で死んだ場合(運よく死ななかったとしても)、20万円から40万円の罰金を支払うことに なり、飼い主には痛い教訓になることは確かです。

 

 

 

夏 の暑い日だけでなく、春の暖かい日でも、車内の温度はどんどん上昇して、真夏の太陽が照り つける場所では窓を少々開けていても役に立たないそうです。ドイツでは気温が20度しかなかった4月に、車内の犬が熱中症であえいでいるところを発見され た例があります。もちろん飼い主は告発され、罰金を支払わされました。

 

 

 

ドイツでは誰がどのようにして犬を救助するのでしょうか?

 

 

 

警察です。

 

 

 

通報を受けた警察は窓ガラスを破って犬を助けます。その時間さえないと思えるほど犬が弱っていると判断したら、発見者が窓を破っても罪に問われません。

 

 

 

ネットでも「もうあんな番組はいらない」の声が多数ありましたが、その声が日本のテレビ番組制作者に届くことを祈っています。

 

    

 

フランスにあってドイツにない物は?  2012831

 

 

 

答:犬用のトイレ!

 

 

                  ここに自転車をつなぐのか? 子供の砂遊び場か? Non, non! 犬のトイレです。

 

 

 

 

あ、もしかしてSHIBA・イヌくんですか?日本語で吠えますか?

 

 

 

 

このラブラドル・レトリバーはドイツから来たツーリスト犬でした。

 

 

 

フ ランスでは、高速道路のサービスエリアにも町にも犬のトイレがあります。不思議な物を発見 するのが趣味の私。犬のトイレを写真に撮っていると、「変な東洋人だなあ」とばかりにフランス人がチラッとこっちを見ます。「でも、使った形跡はないわ ね」とドイツ人の友人がコメントしました。

 

 

 

実 は先週、友人とバスでフランス一日旅行をしたのです。フランスとは言っても、国境を越えて すぐのところにあるストラスブールで、所要時間はドイツの私の住む町からたったの2時間。島国日本の私には陸続きで国境を越えることに毎回心が躍ります。 国境を越えた途端に、家も樹木も異なって見え、空気までもがフランスっぽく柔らかで、フランス語の看板や道路標識が目に新鮮です。

 

 

 

犬 さえも違って見えます。フランスの犬だもの、おしゃれなはずです。サマーカットのビション フリゼーやマルチーズは相変わらずフランス人に人気のようでした。そして、最初に述べた犬トイレ。そのへんにピピピと立ちションですませるドイツ犬と差を つけて、フランスではトイレに立ててある柱を目指すのでしょうか。

 

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